他社借入があっても消費者金融は審査に通るの?

他社の借り入れをしている場合、現在利用しているキャッシング会社ではなく、他のキャッシングに申し込みをするというのは気が重たくなる人も多いです。

特に日本人には生真面目な人が多く、借金をしていることを良としない人が多いために、2社も3社もキャッシングを利用するのは恥だと考える人が多いでしょう。

そのため、他社の借り入れがある場合に、新規のキャッシングを利用する際には他社借入件数を誤魔化して記入するという人が多くなっていますが、あの記入欄は「申し込み者が正直者なのかどうかを判断する」というための項目となっていますので、嘘をついている時点で審査に通過することが出来ないということを知っておいて下さい。

そこで気になるのは他社借り入れがある状態で、新規にキャッシング会社の審査を受けた時に審査に通過することが出来るのかというポイントだと思われますが、今回は、その辺りの審査に関する内容について詳しく紹介していきます。

『他社借入があっても、消費者金融の審査に通過することは出来る』

結論から言っておくと、他社借り入れがある状態で新規にキャッシング会社の審査に申し込みをした場合でも、審査に通過することは可能です。

しかし、ここで重要なのは現在利用しているカードローンで「誠実な利用をしてきたのか?」という実績と「返済能力があることを証明する」という2点となっていますので、この2点を証明することが出来なければ審査に通過することは難しいということになります。

それでは、誠実な利用を証明するためには、どうすれば良いのかというと

「キチンと返済日を守って返済を続けてきた」という実績です。

カードローンを利用している場合に、返済が遅れてしまうと信用情報機関に「この人は返済が何日遅れました」という情報が記録されることになります。

返済日をオーバーする日数についてはキャッシング会社によって大きく異なりますので、1日遅れただけで記録されるようなキャッシング会社もあり、1週間ぐらいの遅滞なら何の問題もないというケースもあります。

これは、会社内の基準で判断されていることになりますので、利用者の視点から見ても判別することは出来ませんが、基本としては返済日に遅れずに返済を続けることによって、「誠実な利用者だ」という実績を作ることが出来ます。

次に、返済能力の有無を判断する基準についてですが、こちらは判断するポイントが多岐にわたるために非常に難しく、単純なポイントとしては、年収の金額によって判断されることも多いです。

分かりやすいポイントとしては、年収が300万円の人と1,000万円の人が居たとして、借入金額の100万円を返済するのなら、どちらの人のほうがキチンと完済してくれるのかという問題になります。

この基準を分かりやすい目安としているのが総量規制となっていて、2010年以降キャッシング会社は、年収の3分の1を超えて貸し付けをしてはいけないというように法律で定められるようになりました。

そのため、年収が300万円の人は借りられる上限の金額が100万円までとなるのですが、これは消費者金融系のカードローンに限られていますので、銀行系のカードローンを利用する場合には適用されない規制になっています。

その他にも、結婚の有無や子どもの有無、持ち家なのか賃貸なのか、固定電話の有無など、基本的に返済能力を図るポイントというのは「社会的信用があるのかないのか」ということをポイントにしているために、判断基準が非常に多いことが特徴的です。

これらを判断するのが審査を行う保証会社の仕事となっていますが、大切なのは目に見える数値として返済能力があるということを証明するのが重要となっていますので、言葉や気持ちなどで証明をしてもあまり意味がないということを知っておいて下さい。

『消費者金融系の他社借り入れは一般的に3社までならOKとなっていることが多い』

他社の借入件数が多すぎると、返済能力がないとみなされてしまうために新規のキャッシング会社の審査に通過することが難しくなってしまいますが、一般的には3社までの他社借入件数だったら問題なく審査に通過することが出来るとされています。

ボーダーラインが3社と4社の間にあるとされていますので、現在他社の借入件数が3社となっていて4社目を借りることが出来ないという人の場合は、大手の消費者金融だけではなく、中小のキャッシング会社に申し込みをしてみても良いかもしれません。

中小のキャッシング会社というのは、大手の消費者金融を利用することができなかった人が利用するというケースが多くなっているために、大手の消費者金融よりも審査の難易度が易しくなっているケースが多いです。

ただし、大手の消費者金融のように、どこのコンビニでも返済や借り入れができて、即日に利用することが出来るというようなカードローンになっていないケースもありますので、「お金を借りる」ということについての難易度は下がっていますが、「頻繁に利用する」とう点については難しいということが挙げられますので注意して下さい。