阿部寛さんと言えば今や日本ドラマ界や日本映画界に欠かせない存在です。
俗に言う「数字を持つ俳優」の第一人者とも言え、阿部さんの出演作は常に安定してヒットします。
世間の多くの人は売れている阿部さんしか知らないでしょうが、決して最初から売れていた訳ではありません。
今回は俳優・阿部寛の若手時代の意外な借金と職業!ストイックな人生観が凄い!などに注目しましょう。
俳優・阿部寛の若手時代の意外な借金と職業!
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今や「阿部ちゃん」と言う愛称でも親しまれている、俳優の阿部寛さん。
ありとあらゆるドラマや映画に出演し、様々な役柄を見事に演じ分けています。
トレードマークの190cmと言う高身長や濃い顔も今では優位に働いています。
そんな阿部さんですから、順風満帆な芸能人生を歩んでいると考えている人は少なくないでしょう。
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現在の阿部さんしか知らない人には、あまりにも想像し難いのですが、その高身長と濃い顔が、若手時代の不遇を招いていたのです。
阿部さん自身、元々芸能界志向があった訳ではありません。
ですが、中央大学理工学部電気工学科在学中に優勝商品の自動車欲しさに「NON-NOボーイフレンド大賞」のオーディションに出たことで人生が変わります。
阿部さんは見事にオーディションに合格し、目的の自動車を手に入れます。
しかし、これだけの逸材を芸能界が放っておく訳がありません。
当然、モデルとして芸能界のキャリアをスタートせざるを得なくなります。
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当時は雑誌「NON-NO」も時代の中心でかなりの発行部数を誇っていました。
そこへ彗星のごとく現れた高身長のイケメン、人気が出ない訳がありません。
阿部さんはモデルとして人気を極め、モデルの仕事が次々舞い込んできます。
当然、かなりの大金も手にすることが出来ました。
しかし、それほど物欲がなく、最も欲しかった自動車は既に手に入っており、阿部さんは手元の大金を前に途方に暮れます。
しかしながら当時は丁度バブル絶頂期。
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この時代は、とりあえず手元にお金がある人は、土地に投資しておけば何もせずに黙っていてもお金は増え続けると信じられていました。
確かに投資の引き上げのタイミングが良かった人は、大金を苦労なくせしめてバブルがはじけるのを見ていられたでしょう。
しかし、多くの人は投資の知識もなく無為に「土地を転がして」いただけで引き上げ時を間違えてしまった人ばかりなのです。
阿部さんも知人の勧めで不動産投資を始め、利益を上げていましたが当然投資の素人ですから、更なる儲けのために借金をしてまで投資をしてしまいました。
そして、多くの人と同じく悪いタイミングでバブルが弾けて数億円の借金だけを残して全てを失うことになります。
更に悪いことには、バブル崩壊と同時に「醤油顔」ブームが起きます。
つまり日本的でのっぺりした顔つきです。
当時の「醤油顔」代表の芸能人と言えば、ジャニーズの東山紀之さんです。
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正に阿部さんにとっては逆風ばかりの時代に入っていくのです。
モデルとしても需要がなくなった為に、俳優に転向しようとするものの、高身長と時代に逆らう濃い顔がネックになりオファーがありませんでした。
そうして阿部さんは芸能界から遠ざかっていきます。
この時、阿部さんはパチプロまがいの生活を送り、日々パチンコで稼いだお金で生活していました。
運が良かったのは、勝率が良かったと言う事でしょう。
そんなある時、いわゆる「あの人は今」的な番組のオファーが阿部さんの下へ舞い込んできました。
しかし、阿部さんは小銭を稼ぐために番組出演するのではなく、過去の人扱いをされることに深い自省の念を抱き、一念発起するのです。
再び、俳優の道を目指し、エキストラ的なものでも台詞があってもなくても、どんな役でも来たものを全て受けると言うスタンスで復活したのです。
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役を選ばない、文句を言わない、そんなスタンスの俳優は現場も使い易いものです。
更にその演技力や表現力、華のある外見が今度こそ活かされてどんどんオファーが舞い込むようになりブレイクを果たしたのです。
もちろん現在は一説には3億円とも4億円とも言われた借金は完済しています。
阿部寛のストイックな人生観が凄い!
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阿部寛さんが借金生活から復活出来た一因には、そのストイックな人生観も大きく影響しているでしょう。
役者としてのポリシーは「役者として認められた時が怖い。それで守りに入ってしまって仕事を選ぶようになると、面白くも何ともない」と語っています。
仕事は「脚本を読んでから決める」と言う役者が多い中で、ストイックなチャレンジ精神は、むしろ真の実力の裏付けからくるのでしょう。
また「人から見て見た目も生き方も格好良いと言われる人は、決して格好良くないと思う。自分はそういう罠にはまらないようにしたい」と話しています。
これは、表面上で評価される人は、表面を飾っているからで、表向きにそれらが見えてしまっている人には中身がないと言うことでしょう。
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若い人に向けては「20代は我慢を学ぶ時。年齢を重ねると倍速で早くなっていくため、30代から華が開くので色々チャレンジして欲しい」と自身の体験からの教訓を語りました。
どんな仕事でもやったことに関しては生活の為ではなく、どんな仕事でも肥やしになる土産を絶対に持ち帰って身にしてやろうと思っていたそうです。
ストイックでありながら、キチンとした人生観を持っている阿部寛さんの言葉には重みがあります。
失敗を糧に生きてきたことが、今の阿部寛さんを象っているのでしょう。
まとめ
今回は俳優・阿部寛の若手時代の意外な借金と職業!ストイックな人生観が凄い!などに注目しました。
今や押しも押されぬ人気俳優の阿部寛さんに、苦労した時代や借金があったとはにわかに信じられない話です。
ですが、バブル時代の名残の借金ですから実際には生半可な額ではない借金を抱えてきたことになります。
今は大成功している阿部さんにもそんな時代があったことや、失敗もあったと聞くと先の光が見えてきますね。