モデルで歌手の土屋アンナさんが2013年上演予定だった主演舞台「誓い~奇跡のシンガー」をドタキャンしたとして裁判になっていました。
この問題では後報道が続いており、双方の舌戦が繰り広げられていました。
特に訴えを起こした舞台プロデューサーの甲斐智陽氏は何度もメディアに登場し、荒唐無稽な主張をしていたのです。
今回は土屋アンナ泥沼裁判に勝訴で決着!解決金はいくら?何故争うことになったのか?などに注目します。
土屋アンナ泥沼裁判に勝訴で決着!解決金はいくら?

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土屋アンナさんは、歌手、女優、モデルとして活躍しています。
現在は音楽活動が中心で、時折一風変わったママタレとしての活動もすると言ったぐあいです。
そんな土屋さんですが、2013年8月に上演予定の主演舞台「誓い~奇跡のシンガー」の稽古などに参加せず、一方的に降板を申し入れたとし主催者側と揉めていました。
この舞台のプロデューサーである甲斐智陽氏が土屋さんを相手取り、約3000万円の損害賠償を求めて訴訟を起こしました。

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土屋さんを訴えた損害賠償訴訟は、2013年10月に第1回の口頭弁論が行われました。
第2回は12月、第3回は2014年3月、更にその後10月までに5回の協議をはさんで、12月に第4回口頭弁論が行われます。
この際に、甲斐氏の言い分が通らないとして、土屋さん側に200万円の解決金を支払って示談と言う提示があったのですが、甲斐氏サイドは拒否。
ですが結局、昨年2016年に東京地裁は「舞台は準備不足で、土屋さんが稽古に参加していたとしても公演の開催は不可能。土屋さんサイドに非はない」と言う見解を出し、甲斐氏の請求を棄却しました。

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この判決に甲斐氏は当然不服とし「何をもって準備不足と言っているのか。納得できず控訴する」とコメント。
東京地裁での控訴審は今年2017年2月22日に行われましたが、東京地裁は1審の判決を支持、甲斐氏の控訴は棄却されました。
更に「裁判費用も甲斐氏の負担とする」としました。
これに対し甲斐氏は「何で俺が負けるのか知りたい。何とかって女の子も出家して賠償金とか皆言ってるでしょ?当たり前。ドタキャンは勝手だけど人に損害を与えるのはマズい」と怒り心頭です。
「上告できるならやりますよ、金の問題じゃない」と上告する意思があることを示しました。

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甲斐氏の怒りの矛先は、土屋さんから今度は裁判所へと移っていったようです。
「土屋アンナより裁判所だよね。ちゃんと調書を読めよ」と声を荒げました。
また、この訴えとは別に騒動の渦中において、甲斐氏が作詞作曲した「ANNA」と言う土屋さんを誹謗中傷する楽曲を動画サイトに投稿したとして、土屋さん側が名誉棄損で逆に甲斐氏を訴えていた件は、甲斐氏に33万円の支払い命令の判決が出ました。
結局、四面楚歌の中、甲斐氏と代理人は判決文を精査し、これ以上は判決が覆らないと上告を諦めました。
これをもって、長きにわたった裁判は土屋さんの完全勝利で幕を迎えたのです。
示談金は、当初土屋さん側が設定した200万円で落ち着くのではないでしょうか。
こうした一連の動きにネットなどでは色々な声が上がっています。
*監督の異常さだけは伝わった。
*妥当な結果。監督は上告すると息巻いていたけどしなかったのね。
*しかし、あのオッサンはしつこかったな。
*逆にアンナさんが、訴えても良いと思うんですよね。
*これで監督が勝訴なら世も末だろ。
*勝訴かもしれないけど被害者ですね、、
*逆に土屋さん側が精神的苦痛や仕事への影響で訴えてもいいくらいのレベル。
*この監督はもう仕事なくなるだろうね。お疲れ!

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ネットでは当然の判決と一様に言われていますね。
ですが、長引いた裁判に心的被害は大きなものがあるでしょう。
土屋アンナ、何故争うことになったのか?

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今回、土屋アンナさんが完全勝利を収めた裁判の根本的な問題は何だったのでしょうか。
そもそも、訴えを起こした甲斐氏はそれほど能力の高い人物ではありません。
にも関わらず、土屋さんが出演を決めた裏には、原作への思い入れがあったからです。
原作は障害があり、車椅子で路上ライブを続けながら、いずれは紅白出場を目指している濱田朝美さんの自伝「日本一ヘタな歌手」です。

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そうした原作者の思いに共感したからこそ、出演を決めた土屋アンナさんでしたが、脚本を読んで愕然。
内容が全く変わっていたのです。
原作者もこれを読み、舞台化をして欲しくないと申し入れたらしいのですが、甲斐さんは契約したの一点張り。
土屋さんも甲斐氏にこの変更について原作者の濱田さんに許可はとってあるのかと訊ねると、甲斐氏はハッキリととってあると言ったそうです。
ですが、後日原作者の濱田さんから土屋さんに手紙で思いを伝えており、土屋さんはこれに同調して原作者がOKしていないものには出演出来ないと降板したのです。

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甲斐氏はこの時点で、真摯な態度で原作者の濱田さんの元へ行き、キチンと話し合いを持ち、キチンと書類での契約を交わすべきでしたね。
土屋さんや、原作者の濱田さんを罵ったり、裁判沙汰にする前に穏便に済ます方法などいくらでもあったはずの事件でした。
まとめ
今回は土屋アンナ泥沼裁判に勝訴で決着!解決金はいくら?何故争うことになったのか?などに注目しました。
舞台降板で訴訟沙汰になっていた土屋アンナさんでしたが、3年半に及ぶ泥沼裁判は土屋さんの完全勝利で終了しました。
そもそも、甲斐氏の3000万円の損害賠償と言うのは何も始まっていない時点でのものですから高額過ぎます。
土屋さん側が提示した解決金にしても、イメージを損ない、この間の仕事も滞ったのですから200万円程度では少ないでしょう。