紹介屋とは?存在自体に違法性のある紹介屋には注意しましょう!

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紹介屋とは?

キャッシング業者は基本的に借り入れしようとする人の情報を集約している信用情報機関から情報提供を受けています。債務返済が滞ったり、最悪の場合自己破産などの金融事故を起こしたりしてしまった場合には信用情報機関にその情報が入りますので、一般的なキャッシング業者からは融資を断られることになってしまいます。この状態を「ブラック」といいます。

こうした「ブラック」な人に対して、融資を行うとうたいながら実際には別のキャッシング業者を紹介するという業務を行っているのが「紹介屋」です。「債務長期一本化」などをうたい文句にして街中のビラやネットを使って広告を打ちます。

実際にそこに電話をすると、「審査の結果、ウチでは融資は難しいのですが、実際に融資をしてくれる業者を紹介いたします」と言って、実際に融資を受けた際には手数料を取るのが特徴です。実際に取る金額は融資額20~30%、多い場合は50%になるケースもあります。実際には紹介屋とキャッシング業者には関係がないため、こうした手数料名目の金銭支払いは払い損になってしまい、自分の意思で支払いした以上は戻ってくる可能性も低いのです。紹介屋は、こういう詐欺まがいの方法で儲けているのです。

一番問題なのは、紹介屋が勧める業者が違法営業をしている「ヤミ金」だったケースです。ヤミ金は貸金業登録をしていませんので、法で定められた以上の利息を請求してきますし、厳しい取り立てが法律上できなくなっている貸金業者と違い、取り立ても苛烈を極めます。知らないうちにヤミ金に手を出してしまい、どうにもならなくなってしまったというケースも報告されています。

紹介屋に引っかからないためにまず知っておいてほしいのは、紹介屋の業務そのものが違法の可能性があるということです。具体的には高額の手数料を取ることは貸借額の5%を超える手数料をもらってはならないことを定めた出資法第4条1項、自らは融資を行わず別の業者を紹介するだけを紹介する業務形態は貸付利率や条件を偽ることを禁止した貸金業法第16条に違反している可能性があるのです。

そして、紹介屋に引っかからないようにするためには、そもそも他のキャッシング業者を紹介してきた時点で怪しいと考えて利用しないことです。万が一利用してしまった場合でも、決して手数料は払わないことです。上記のように手数料そのものが違法の可能性がありますので、弁護士などに相談すればしつこく請求される可能性は低いです。いずれにしても紹介屋には絶対に頼ることなく、キャッシングの申し込みは必ず自分で行うようにしましょう。