信用情報機関について
株式会社シー・アイ・シー(CIC) 株式会社シーシービー(CCB)
日本情報センターはJICとも呼ばれる機関です。
日本情報センターは共同出資によって設立された機関で情報交換を主に行うことを目的としています。
日本情報センターは信販業界とクレジット業界、銀行などの金融業界の間で情報交換を行うために設立されたものでJICの略称で活動しています。
活動の主な内容ですが、JICでは全国信用情報センター連合会加盟の情報センターであるテラネットが保有する個人情報データベースの管理、運用から保守までを行なっています。
JICでは個人信用情報システムの運用環境を維持しつつコンピュータシステムのセキュリティ対策にも万全を期しています、さらに情報システムの開発、保守、運用に関しては情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度の認証も取得しています。
個人がローンを申し込む時など審査が必用になりますが、そういった時に個人情報を取得する際に使われるわけですが、もしローンの申し込みで審査に落ちる、理由がわからないといった場合に自分の個人情報を開示してもらいたい時などにも利用することができます。
ローンの申し込みなどを行なわない限りほとんど存在すら知らないという方もいらっしゃる特殊な会社であると言えます。
日本信用情報センターに加盟している企業は主にクレジット事業、リース事業、保証事業、そして貸金業といった与信事業を行う企業が主です。
有料ですが、自分の個人情報を開示請求することができますので、もし自分の信用情報を確認したいといった時は請求してみるといいでしょう。
JICが保有している情報がどういった内容かというと、個人の基本情報と個人の信用情報の2点から成り立っています。
個人の情報だけでなく法人の情報も持っていますので、会社の情報なども入手されているというわけです。
基本情報とは氏名、生年月日、性別、住所、電話番号といった基本的な情報で、その他にも個人としてのローンに関する借入日、借入金額、返済日、返済金額、残高、入金予定日、完済日といった取り引きに関する基本情報も持っています。
そして、そういった基本情報以外にも個人としての取り引きの事故情報も持っています。
事故情報といっても交通事故などではなく延滞情報、債務整理、代位弁済といった借金に関するなんらかの事故情報があるかどうかがわかるものになります。
こういった事故情報があるとローンの審査は通らない確率が非常に高くなります。
もちろんこういった情報はローンなどを利用していなければ登録されていないわけですが、一度登録されたからといって永遠に残るものでもありません。
例えば個人の取り引き情報に関する基本情報は契約継続中及び完済日から5年を超えない期間のみ登録されます。
個人の事故情報は延滞情報に関しては延滞している間中、延滞解消情報は発生日から1年以内、債務整理や代位弁済情報は、発生日から5年以内となっています。
ですから信用情報がずっと残ってしまうからと不安に思うことはありません。
返済遅延や債務整理などの経験がなければ優良なお客様ということでほとんどの審査にはパスするでしょう。
逆にJICで事故情報などもないのに審査にパスしないといった場合は他に理由がある場合があります。
例えばたくさんの会社でクレジットカードやローンカードなどを作っているだけでも審査に落ちる原因となることがあるのです。
たくさん作って利用していなくてもです。
これは短期間に多くのローンカードなどを作っているだけでこれからそれらを利用する可能性があり多重債務に陥る可能性があるということが見込まれるため審査に影響すると思われます。
このような理由でもローンやクレジットカードの審査には落ちることがありますので、自分でも身に覚えがないのによく審査に落ちるような人は是非一度自分の個人情報を開示してもらうことをおすすめします。
最近のクレジットカードやローンカードなどは審査がスピーディーになってきたと思いませんか?
これも日本情報センターのような審査会社のシステムでの検索が容易になってきたことによるたまものです。
日本情報センターは実はこういった個人情報の管理だけでなくその他様々なサービスも提供しています。
たとえば官報に公告された破産勧告などの情報を登録して原文FAXなどで提供したといったサービスも提供しています。
要するに日本情報センターJICは消費者金融や信販会社、銀行などといった金融機関が共同で利用するために設立された貸し倒れを防ぐことを目的とした機関というわけです。
こういった情報機関はJICだけというわけではありません。
他にも民間の期間などもあり、それぞれの事故情報基準が違っていることもあります。
JICではOKでも他の機関ではNGになるといったことも少なくないようです。
いずれにしても一度ブラック登録されてしまうと長い間そのままとなりますので、計画的な利用で借り過ぎないようにすることが大切です。