過払い金返還に追われたあの武富士ダンスのCMが懐かしい!

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テレビCMでもおなじみの消費者金融大手の武富士なら、信頼度抜群です。

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お試し審査はないですが、審査も即日対応なので便利!

他社利用 可能
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【株式会社武富士詳細データ、貸付条件】

融資限度額 1~500万円
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返済方式 最終借入後の残高に対する元利定額リボルビング方式
返済期間 最長5年・1~60回
申し込み資格 インターネットでのお申込みは、20歳以上で初めて武富士をご利用になる方、または、過去にご利用があり既に解約されている方
担保・保証人 担保・保証人不要(要審査)
遅延損害金 20.0%
必要書類 必要書類/健康保険証・運転免許証等
※50万円超は源泉徴収票等、収入を証明するものが必要(慎重審査)

一つの動画に武富士ダンスのCMがぎゅっとまとまってます。

『大手キャッシング会社の武富士が倒産してしまった理由とは』

武富士は、東証の一部上場もしていた一流企業だとされていますが、現在は存在しないキャッシング会社となっています。

武富士の倒産については10年ほど前に世間を賑わせたということもあり、知っている人も多いかもしれませんが、倒産に至るまでには様々な問題があったとされています。

一般的にキャッシング会社が倒産するというのは、現在では少なくなっていますが、利用者が居なくて、利ザヤを稼ぐことが出来なくなったというものや、2002年に施行されたグレーゾーン金利の撤廃による過払い金返還請求で返還する資金が無かったために倒産してしまったということが多くなっていますが、それらの問題以外にも武富士は悪質な問題を抱え込んでいたために倒産してしまったということが挙げられます。

今回紹介するのは、武富士のローン商品の概要ではなく、武富士は何故倒産してしまったのかということについて詳しく紹介していきます。

『武富士は一代で消費者金融業界のトップクラスまで成り上がった企業』

武富士は創業者の武井保雄が一代で築き上げたキャッシング会社となっていて、大手のキャッシング会社の中でも珍しいタイプの消費者金融となっています。

他社のキャッシング会社を例に出すと、大手キャッシング会社で知られているアコムの場合は、元々の業種は呉服店だったとされていて、歴史も長くなっていますが、武富士の場合はわずか30年ほどで消費者金融業界のトップクラスまで成り上がった企業ということになっています。

武富士がトップクラスに成り上がった理由の一つに広告戦略というものが挙げられています。 芸能人を多用したテレビCMやル・マン24時間レースのスポンサーを務めるなど数々の注目を浴びたということもあり、従来のサラ金に対するイメージを払拭させたということが大きな後押しになっていたということになります。

『様々なケースで訴訟を行うが、ことごとく敗訴している』

武富士は広告戦略でトップ企業にのし上がったということもあり、企業のイメージを再優先する傾向にありました。

そのため、経営方針や企業体質を批判されるようなコメントや記事を出版した出版社やフリーライターに対して名誉毀損訴訟などを多く行いましたが、複数のケースで敗訴しているということが挙げられます。

名誉毀損が敗訴になる理由の一つとして、実際にはそのようなことが行われていなかったということが挙げられるのですが、実際に行われていたということと、内部からの告発があったなどという背景があるために、敗訴する事になったとされています。

この辺りから武富士のブランドが崩壊するようになったと言われています。

『過払い金返還請求を逃れるために悪質な行為を行っていた』

2002年以降はグレーゾーン金利が撤廃されたということもあり、多くのキャッシング会社が利用者からの過払い金返還請求をされることになりました。

もちろん武富士もその例に漏れないということになるのですが、武富士の場合は過払い金返還の総額が2兆4,000億円とされていたということもあり、過払い金返還請求をされることで企業が大きく傾いてしまうということが考えられていたために、利用者に対して「一切の金銭的請求をしないこと」などを条件とした和解書を送付して署名を集めていたということが判明しています。

これらの行為は当然のことながら違法行為となっていて金融庁は弁護士法やサービサー法に抵触する可能性があるとして問題視していました。

過払い金返還請求は利用者の権利となっているために、権利を放棄させるような活動を行ったとして行政から指導を受けていたということも判明しています。

『武富士の会長が盗聴事件で逮捕され有罪判決を受ける』

一般的に考えるとありえないことですが、武富士の会長は武富士を批判する記事を作成したジャーナリストの家を盗聴したということで逮捕されて、懲役3年、執行猶濫Nの有罪判決を受けたという事実も存在しています。

この事件の背景には、上記で少し紹介した他社からの名誉毀損訴訟なども問題となっているのですが、盗聴事件を起こしたということで武富士の会長が逮捕されて有罪判決を受けた後は会長職を辞任したということが挙げられます。

『2015年現在では武富士への過払い金返還請求は完了している』

2015年現在、武富士に対する過払い金返還請求は終了しています。

過払い金返還請求というのは、最後の返済があってから10年間が時効となっているために、武富士を利用していた全ての人が2015年現在では時効となっているために過払い金返還請求をすることが出来ないということになります。

大手のキャッシング会社の場合は、グレーゾーン金利が撤廃されるギリギリまで利用をしていたということもあり、現在も返済を続けている人が多いために過払い金返還請求をすることも可能になっていますが、あと数年もすれば過払い金返還請求をすることもできなくなりますので、今のうちに可能性がある方は司法書士や弁護士などに相談をすると良いでしょう。