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■アイクのスーパー300お申し込み詳細(消費者金融会社)
※アイクはディックと統合されました
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現在では既に存在していませんが、当時は画期的な大型個人ローンとして知られていたキャッシングプランに「アイクスーパー300」というものがあります。
これは、消費者金融のアイクが展開していて大型の個人ローンとなっていて、最大で300万円までの融資が可能となっているキャッシングローンです。
現在では最大300万円のカードローンといっても、何も珍しくない状況となっていますが、当時では、かなり珍しく、テレビのコマーシャルなどでも大きく宣伝されていたのが特徴的になっています。
主に「おまとめローン」などの借入金の一本化などで利用されていたキャッシングプランとなっていますが、金利に対して法改正される前のプラン内容になっているので、金利や返済期限などが現在よりも厳しくなっているのがポイントになっています。
それでは、アイクスーパー300は、どのようなキャッシングプランだったのかということについて紹介していきます。
『最大で300万円の融資が可能だが、新規の融資は200万円までだった』
アイクのスーパー300というキャッシングプランでは、最大で300万円までの融資をしてもらえるということがセールスポイントになっていたのですが、今までにアイクとの取引をしていなかった状態で、新規に取引をしたいという場合は、最大で200万円までの融資となっていました。
しかし、新規で借入をした後も、きちんと返済を続けていると、すぐに300万円までの融資に切り替えてくれたというエピソードも存在します。
当時は、貸金業法でも総量規制がされていなかったために「年収の3分の1以上の貸出をしてはいけない」という決まりがなかったために、すぐに対応してもらうことが可能でしたが、2010年に総量規制が改正されたこともあって、現在では、このようにすぐに対応してもらうことは不可能でしょう。
『現在から考えると、金利についてもかなり高金利となっていた』
現在では、貸金業法が整備されていることもあり、10万円以下の貸出の場合は最大で年利20%、10万円を超えて100万円以下の場合は年利18%、100万円を超える場合は年利15%までというように、金利の幅が定められているのが特徴的ですが、アイクスーパー300が展開していた当時は、そのような規制がなかったために、グレー金利と呼ばれていますが、貸付者と借入者が合意している場合は、貸付者が金利を自由に設定することが出来たというものがあります。
そのため、現在ではヤミ金にしか存在しないような金利が横行していたということが挙げられます。
アイクスーパー300も例に漏れず、貸付金利は12.88%~20.88%となっていて、300万円の融資を受けて、金利が15%だった場合は、年間に45万円の利息が発生し、月々の計算でも4万円近い金利ということになります。
『アイクスーパー300は、どのような人が利用できたのか』
当時のデータを見ていると、アイクスーパー300を利用した人は、基本的に「借入金の一本化」を目的として利用していた人が多くなっています。
現在では、おまとめローンとか借り換えローンと呼ばれるタイプのキャッシングプランのことになります。
借り入れの審査や申し込み方法等については、アイクで一般的だったフリーローンと変わりなく、希望限度額が低い方は、フリーローンを勧められることが多かったのが特徴的ですが、基本的には、借入を一本化するために申し込みをする人が多かったために、アイクのフリーローンを利用していた人が、そのまま一本化の手続きをしたということが多かったとされています。
『借入や返済はどのように行われていたのか?』
借り入れをするための審査や申込みについては、通常のフリーローンと変わらないということでしたが、借入や返済の方法について紹介していきます。
アイクスーパー300を利用した際の、借り入れ方法は銀行振込みや提携ATMを利用して引き出すという方法になっていて、返済についても借りた時と同じように返済をすることが可能でした。
ただし、返済については、直接振り込みまたは入金をするという方法だけではなく、銀行口座から自動で引き落としをしてくれるという方法もありましたので、わざわざ銀行やATMまで出向かなくても、銀行口座を登録しておけば、家賃やクレジットカードの引き落としと同じように、返済額を引き落としてくれる仕組みもありました。
アイクが営業をしていた当時は、まだまだインターネットバンキングというものも無かったということもあり、コンビニのATMで銀行口座から引き出しができるということも少なかったということもありますので、銀行口座から自動で引き落としをしてくれるというのは、利用者にとって嬉しいシステムだったそうです。
アイクは、後々にディックという名称に変更され、2015年現在では、ディックも貸金業界から撤退して、現在では全く異なる情報セキュリティの企業となっていることが特徴的ですが、当時に借入をしていた人は現在でも返済を続けているということになります。