筑波銀行カードローンのメリットやデメリットは？審査の流れや借入・返済方法も調査！

筑波銀行では「つくばカードローン」というカードローンを取り扱っていて、申込み資格に関して条件はありますが、その条件に該当する人はとても利用しやすいカードローンです。

また2021年7月からは新たなカードローンとして「つくばカードアスジョイ」の取り扱いも開始しています。

今回は筑波銀行カードローンのメリットやデメリット、そして申込みから借入までの流れや返済方法などをご紹介しましょう。

筑波銀行のカードローンの概要

筑波銀行は茨城県を中心に店舗展開する地方銀行であり、ローンの一つとしてカードローンも取り扱っています。

その中で筑波銀行のカードローンとして長らく提供されているのが、「つくばカードローン」であり、主な要領は以下の様になっています。

申込み資格	・筑波銀行営業区域内に居住もしくは勤務している事 ・申込時の年齢が満20歳以上満70歳以下で、電話連絡が可能な事 ・安定継続した収入がある人（パート・アルバイト・専業主婦・年金受給者も利用可能） ・筑波銀行指定の保証会社の保証が受けられる人
資金用途	自由（事業資金は除く）
金利（年）	4.8％～14.6％（固定金利）
利用限度額	10万円～500万円（10万円単位）
返済方式	約定返済（残高スライド方式）と任意返済
手数料・年会費	無料（ATM手数料は別途発生）

地方銀行のカードローンであるため、申込み資格の中の条件が少々多くなっていますが、金利は消費者金融よりも低くなる可能性があり、利用限度額も十分な範囲があります。

また、2021年7月30日から返済口座なしのカードローンとして、「つくばカードアスジョイ」も始まっています。

つくばカード　アスジョイの要領は以下の通りです。

申込み資格	・筑波銀行営業区域内に居住もしくは勤務している事 ・申込時の年齢が満20歳以上満75歳未満で、電話連絡が可能な事 ・安定継続した収入がある人（パート・アルバイト・専業主婦・年金受給者も利用可能） ・SMBCコンシューマーファイナンス(株)の保証が受けられる方
資金用途	自由（事業資金は除く）
金利（年）	1.4％～14.6％（固定金利）
利用限度額	10万円～1,000万円（10万円単位）
返済方式	約定返済（残高スライド方式）と任意返済
手数料・年会費	無料（ATM手数料は別途発生）

返済口座以外にも申込み資格や金利、利用限度額に違いがあります。

まずは、この筑波銀行の二つのカードローンと他の借入手段いついて比較してみましょう。

筑波銀行カードローンのメリットとデメリットは？

お金を借りる手段としては消費者金融や他の銀行もありますが、その中で筑波銀行のカードローンには独自のメリットが存在しています。

一方で、申込み資格や銀行からの融資という点で他の借りる手段と比べるとデメリットに感じる部分もあるので、両方を確認しておきましょう。

筑波銀行のカードローンを利用するメリット

筑波銀行のカードローンは､申込み資格に当てはまっている場合には、消費者金融や他の銀行よりもお得に利用出来る部分が多く､お金を借りる際にオススメできます。

メリットとしては全体で4つ、つくばカードアスジョイのみに限定すると1つが挙げられます。

低めの金利で利用出来る

筑波銀行カードローンの金利は「つくばカードローン」で年率4.8％～14.6％、「つくばカードアスジョイ」で年率1.4％～14.6％の固定金利となっていますが、はじめて利用する場合は両方の上限金利である14.6％が適用されます。

ほかの銀行や消費者金融も基本的に始めて利用する場合は、上限金利が適用される（最初から高額な貸付はしない）ため、その点は変わりませんが、その中で他と比較すると低めの金利で利用でできます。

以下の表は筑波銀行のカードローンと著名な消費者金融及び銀行カードローンの金利と利用限度額です。

カードローン	金利	利用限度額
つくばカードローン	4.8％～14.6％	10万円～500万円
つくばカードアスジョイ	1.4％～14.6％	10万円～1,000万円
アイフル	3.0％～18.0％	1万円～800万円
楽天銀行スーパーローン	年1.9％～14.5％	10万円～800万円
レイクALSA	4.5％～18.0％	1万円～500万円
アコム	3.0％～18.0％	1万円～800万円
プロミス	4.5％～17.8％	1万円～500万円
SMBCモビット	3.0％～18.0％	1万円～800万円
三井住友銀行カードローン	1.5％～14.5％	10万円～800万円
みずほ銀行カードローン	2.0％～14.0％	10万円～800万円
三菱UFJ銀行カードローン	1.8％～14.6％	10万円～500万円

上限金利で見ると筑波銀行の二つのカードローンは、消費者金融より低く、他の銀行カードローンと同じくらいの金利であることがわかります。

銀行は消費者金融よりも上限金利が低く設定する傾向があり、地方銀行である筑波銀行もそのメリットがあると言えますね。

一方、下限金利でみると「つくばカードアスジョイ」はかなり低いのですが、最初からこの金利が適用されることはほとんどないので、継続して利用する場合のみお得になります。

それを除いても、筑波銀行の二つのカードローンは、初めての利用から低めの金利になっているため、お得と言えるでしょう。

専業主婦や年金受給者でも利用出来る

消費者金融や銀行カードローンの申込み資格として「安定した収入がある人」という条件はほぼ確実にあるもので、筑波銀行の二つのカードローンでも条件の一つになっています。

そして、その条件について学生（20歳以上）やアルバイト・パートも含まれるのはよくありますが、筑波銀行の二つのカードローンは専業主婦と年金受給者も含まれているのが大きなメリットです。

専業主婦は配偶者の収入を参照され、消費者金融では条件外になることが多いのですが、銀行カードローンでは申し込み資格として認められる事が多くなっています。

また、年金受給者は消費者金融だけではなく、他の銀行カードローンにおいても認められない場合があるため、ここは条件を絞った地方銀行であることが融資できるメリットになっています。

ただし、「つくばカードローン」では、専業主婦を始めとする、いくつかの属性にあてはまる人は通常の利用限度額の範囲ではなく、以下の限度額が適用されます。

対象者	利用限度額
パート・アルバイト・主婦	50万円以下
年金受給者	20万円以下
学生	10万円以下

一方、「つくばカードアスジョイ」で専業主婦などの利用限度額に関する表記はありませんが、同じく通常の利用限度額になるとは限らないので、申込みの際によく確認しておきましょう。

手続きがWEB上で完結する

こちらは筑波銀行のカードローン以外でも実施されていますが、申込み手続きが全てWEB上で行える事は大きなメリットですね。

地方銀行も手続きのWEB完結化が徐々に進んでおり、必要になったタイミングでいつでも申し込み出来るのは利用しやすい環境と言えます。

また、インターネットバンキングを利用する場合は完全にWEB完結できるので、自宅や職場から簡単に利用できますよ。

ポイントによる優遇サービスが受けられる

こちらは筑波銀行のカードローンのみでは必ず利用出来るとは限りませんが、筑波銀行をメインバンクとしてかつようすることで「わくわくポイント」が貯まり、優遇サービスが受けられるようになります。

カードローンを含む取引も項目毎の「わくわくポイント」の付与は以下の通りです。

取引項目		ポイント
自動受取	給料年金の受取	20
借入	住宅ローン	10
	カードローン、その他の個人ローン	5
預入	積立型預金、貯蓄預金	5
	流動性預金100万円以上	3
	定期制預金（円預金）、公共債の合計残高30万円毎	1
自動支払い	電話、電気、ガス、水道、NHK受信料、税金	1
その他	つくばバンクカード、貸金庫、積立投資信託	5
	WEB通帳	3
	外貨預金、デビットカード付き1回以上の利用、個人インターネットバンキング	2
	投資信託残高30万円毎（ポイント算定時の残高）	1

カードローンを利用する度に5ポイントが付与されます。

そして、前々月末時点での取引状況を元にポイントを算定して以下のようにステージがきまり、そのステージ以下の特典が全て受けられます。

ステージ	ポイント	特典
ステージ1	10～19ポイント	リフォームローン、教育ローン、マイカーローンの金利割引
ステージ2	20～29ポイント	カード払込手数料割引・セブン銀行、E-net、ローソンATM、ゆうちょ銀行のATM時間無い手数料が月2回まで平日のみ無料、筑波銀行のATM時間外手数料が平日のみ無料
ステージ3	30～39ポイント	筑波銀行のATM時間街手数料が土日祝日も無料
ステージ4	40～69ポイント	期間1年以内のスーパー定期金利上乗せ
ステージ5	70～99ポイント	セブン銀行、E-net､ローソンATM、ゆうぎょ銀行のATM時間内手数料が平日のみ無料
ステージ6	100ポイント以上	セブン銀行、E-net、ローソンATM、ゆうちょ銀行のATM利用手数料無料

筑波銀行カードローンで注意すべきデメリット

たくさんのメリットがある筑波銀行カードローンですが、デメリットもありますので、ご紹介しましょう。

申込みの対象になる人が限られる

筑波銀行カードローンの申込み条件として、筑波銀行営業区域内に居住もしくは勤務している人というのがありますので、こちらは注意が必要です。

融資までに時間がかかる

筑波銀行のカードローンに限らず銀行カードローン全体にあるデメリットですが、借入を申し込んでから実際に融資されるまである程度の時間がかかります。

筑波銀行カードローンの申込みから利用開始まで

筑波銀行カードローンの申込みと利用開始に関わる項目を見ていきましょう。

筑波銀行のカードローンの申込みと審査

筑波銀行の二つのカードローンの申込みは筑波銀行窓口、電話、FAX、インターネットの4つから選択可能です。

インターネットは24時間受付であるため、特にこだわりがなければオススメですが、手続きに不安がある場合は窓口や電話で受付のサポートを受けながら進めて行くというのもありですね。

今回はインターネット申込みの手順をご紹介しましょう。

インターネット申込みの流れ

審査自体は早く終わる可能性もありますが、そこからカードが郵送されるまで時間がかかります。

また、インターネットバンキングを利用する場合は事前に口座登録が必要になるため、利用を感が得ている人は別途申込みをしておきましょう。

審査における在籍確認の有無ですが、筑波銀行のカードローンでは必要事項の入力で仕事先や勤務状況が適切に入力されている場合は、在籍確認は不要になっていますよ。

筑波銀行のカードローンのATM手数料

カードが手元にくればすぐに借入が可能になり、ATMやインターネットバンキングを介して取引ができます。

そのうちATMを選んだ時は、筑波銀行のATM以外にも提携ATM利用可能で、「つくばカードローン」の場合はそれぞれのATMでの利用手数料がかかります。

筑波銀行のATMを利用する場合でも平日の特定の時間帯と、土日祝日は手数料がかかりますので注意しましょう。

一方、「つくばカードアスジョイ」は筑波銀行、セブン銀行、E-net、ローソンATM、ゆうちょ銀行、イオン銀行についてのATM手素料がいつでも無料なのは嬉しいですね。

筑波銀行カードローンの返済方法

筑波銀行のカードローンの返済について、「つくばカードローン」と「つくばカードアスジョイ」では少しだけ仕組みが異なります。

「つくばカードローン」の返済

「つくばカードローン」の返済日は毎月3日になっており、返済方法としては約定返済と任意返済の2種類から選択可能です。

約定返済は残高スライド方式を採用しており、返済日に返済用口座から自動で引き落とされるので、口座へ忘れないようにお金を振り込んでおきましょう。

前月約定日現在残高	約定返済額
2,000円未満	利用残高
2,000円以上10万円以下	2,000円
10万円超20万円以下	4,000円
20万円超30万円以下	6,000円
30万円超40万円以下	8,000円
40万円超50万円以下	10,000円
50万円以降	借入金額が10万円増す毎に2,000円を追加（最大6万円）

「つくばカードアスジョイ」の返済

「つくばカードアスジョイ」の返済日も毎月3日になっており、返済方法も「つくばカードローン」と同じですね。

前月約定日現在残高	約定返済額
1,000円以上2,000円未満	1,000円
2,000円以上10万円以下	2,000円
10万円超30万円以下	5,000円
30万円超50万円以下	10,000円
50万円超100万円以下	20,000円
100万円以降	借入金額が100万円増す毎に10,000円を追加（最大10万円）

まとめ

往年のカードローン「つくばカードローン」と新たに取り扱いが始まった「つくばカードアスジョイ」の二つのカードローンをご紹介しました。

後発の「つくばカードアスジョイ」の方が細かな部分で優れている部分も多く、迷っているなら「つくばカードアスジョイ」をオススメします。

しかし、わくわくポイントによる特典サービスを受けたい場合は、「つくばカードローン」を選ぶのも良いですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。