ケース1 キャッシングの功罪
社会人になったばかりのころ、失恋をしました。
その傷を癒すため、茂原の田舎からちょっと離れ、お金もないのに船橋あたりで豪遊してしまいました。
クレジットカードを携えて飲み屋を梯子し、
また、現金会計のみの店にはキャッシングで引き出したお金で支払いました。
そのようなことで、複数のクレジットカードの限度額の合計150万を使い切ってしまってそれで豪遊は終わりましたが、
夢から醒めたあとは思いもしない現実が待っていました。
茂原市からちょっと都会の船橋市で働く新人サラリーマンだったので余裕もなく、月々の返済は5万円程度が限界でした。
また、リボ払いで5万円の支払いでも可能でした。
それでも2年半もあれば完済するだろうから、それまでの辛抱だなと思っていましたが、
利息払いが2万5千円ほどあって、実質の返済額は支払額の半分であったことが解って、これは借金地獄になったのだと思いました。
これでは返済が終わらないので何とか返済する方法を探して、ベターな方法を見つけました。
それは、地元茂原の銀行のカードローンで借りたお金でクレジットを返済する方法でした。
クレジットカードの金利が17%程度で、カードローンの金利が10%なので、支払額は同じですが毎月の元金の減り方が早くなり完済への光明が見えました。
それ以来コツコツ返済をして、余裕のある月は増額して何とか2年で完済をしました。
このことで、失恋の痛手はさっぱりと拭い去ることができました。
某銀行のATM機の隣に無人契約機が設置されてあり、その機械で誰とも合わずに申し込みができました。
機械には電話機が設置されてあり、それでオペレータの方ともお話しをしたのですが、
カードローンの契約にはクレジットカードの完済証明を後日提出することを条件に契約が成立して、その日にカードローンから借入することができました。
即、そのお金でクレジットの借入を全額返済しました。
無計画な借金は、借金が借金を呼ぶような事態になってしまい、結果としていつまでも完済できない借金地獄に落ちてしまいます。
それでも私は、キャッシングというサービスの必要性を認めています。
私が初めてキャッシングを利用したのは、友人の不幸があったときに、急にお金が必要になったからなのです。
この時にお金が工面できて友人との別れに立ち会えることができました。
欲望をかなえるためのキャッシングは身を滅ぼします。
それでもキャッシングは、私たちに大切な機会を与えてくれます。
私は後者を大事にしたいと思っています。
そのために、無計画な借金で身を滅ぼす人がいなくなればと思います。
収入が少ないのにキャッシング利用して苦労した
ケース2
千葉県茂原市の銀行で、銀行カードのキャッシングを利用して、お金を借りてしまったことがあります。
その時は、はずみで10万円も借りてしまいましたが、これは自分にとってはかなり大きな金額でした。
何か明確な目的があってお金を借りたわけでなく、その時はお金があった方が良い時期だったので、キャッシングを利用しました。
10万円というと、一人暮らしの身では、一ヶ月の生活費に相当するほどの金額になります。
収入が少なくて困っている貧乏生活なのに、その上お金を借りてしまうと、ほんとうに生活の上での苦労が増えました。
その銀行カードのキャッシングでは、毎月およそ1万4千円づつの返済を行うことになり、返済は8回に渡って行われました。
およそ1万4千円という金額は、普通に正社員として働いてる人なら、まったく問題なく返済できる金額です。
正社員であれば、月収は20万円以上になるのが普通だから、1人暮らしであれば大きな負担になることはまずありません。
しかし収入が少ない非正規雇用者にとっては、一ヶ月およそ1万4千円の支払いは、首を絞めるような死活問題となるのです。
まず地方都市だと家賃2万円代のアパマンは普通にあるのですが、それでも家賃2万円は低所得者にとってはばかになりません。
それに加えて食費代、電気代、ガス代、上下水道代、電話代・・・そうした金額を含めると、毎月6~7万円は支出してることになります。
さらに車など所有していたりすると、支出はさらに増えることになってきます。
低所得者がキャッシングの返済を考えていく場合には、無駄遣いは完全にシャットアウトしなければいけません。
なにか高額な商品でも買おうものなら、お金は貯まらないし、日々の生活を圧迫してしまいます。
あらゆる欲望を捨て、できるだけ質素倹約につとめる、そんな生活をすることになりました。
キャッシングを利用するときには、その時の収入がどのくらいか、返済できるかを前もって計算した上で利用しようと、神様に誓いました。