現在はプロミスの子会社となって消滅してしまったアットローンについて

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アットローンという消費者金融については知っている人も多いと思われます。

2016年現在では、大手キャッシング会社のプロミスに吸収合併されてしまっているので、「そんなキャッシング会社もあったなぁ」程度の記憶しかないかもしれませんが、アットローンの全盛期では、CMや広告などで多くの宣伝をしていたこともあり、多くの方の記憶に残っていると思われます。

2000年代の後半から2012年頃までに、中小や大手を問わずに多くのキャッシング会社が倒産または吸収合併されるようになっていますが、アットローンもその例に漏れず、同じような境遇になっているということが挙げられます。

そんなアットローンですが、過払い金の返還請求については耳にすることもないと思われます。

その理由としては様々な事が挙げられますが、アットローンはグレーゾーン金利が撤廃される以前でも健全な運営を続けていたからということが最大の理由となっています。

今回は、そんなアットローンがどのようなキャッシング会社だったのかということについて詳しく紹介していきます。

『アットローンのキャッシングプランに見る、健全性とは』

アットローンの歴史を見ると、設立したのは2000年の6月8日と、貸金業界の中ではまだまだ新しい部類になる企業の一つです。

当時から、電話やインターネット、郵送やFAXの他にも一部のコンビニエンスストアの中や、三井住友銀行の中にも自動契約機を設置していたことから、利用者が利用しやすい環境を作っていたキャッシング会社ということになっています。

そんなアットローンの健全性ということについてですが、アットローンはグレーゾーン金利が一般的だった2000年代の前半でも貸付金利が18.0%という貸金業法内で定められている金利をキチンと守っていた企業となっているために、過払い金の返還請求が起こっていないキャッシング会社の一つとなっています。

なぜ、アットローンがそんな低金利で営業をすることが出来たのかというと、これには1つのカラクリが存在しています。

アットローンは三井住友銀行が親会社のキャッシング会社となっていて、同列のキャッシング会社には、SMBCモビットやプロミスなどが挙げられます。

そして、SMBCモビットはSMBCグループで、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)はSMBCグループのキャッシング会社でありながらも、アットローンとは貸付金利が異なり、三井住友銀行系列のキャッシング会社の中だけでスライド式に金利が変動する仕組みになっていました。

しかし、審査を行う保証会社については同一の会社となっていたために、SMBCモビットやプロミス、アットローンのどこのキャッシング会社に申し込みをしても同じ審査を受けるということになっていたのですが、審査の結果、キャッシング会社にとってのリスクが低い利用者に関してはアットローンが提供している低金利のキャッシングプランを利用することが出来て、キャッシング会社にとってリスクが高い利用者の場合は、プロミスなどの金利が高く設定しているキャッシング会社に割り当てることで、サービスの差別化を図っていたとされています。

1990年代~2000年代の初頭までは同じような戦略を行っているキャッシング会社が多数存在していました。

そのため、複数のキャッシング会社に申し込みをしても親会社や保証会社が同じ場合は意味が無いということになっていましたが、グレーゾーン金利が撤廃されて、どこのキャッシング会社でも同じような貸付金利になってしまっている現在では使えない戦略となっています。

『2016年現在、貸金業界は一極集中型になろうとしている』

1980年代から2000年代にかけて多くのキャッシング会社が存在してきましたが、2016年になり、多くのキャッシング会社は倒産または吸収合併されているような環境になってきました。

そんな状況で多くのキャッシング会社を吸収してきたのが、アコム、アイフル、プロミスの3社となっていて、もはや貸金業界は三強の時代になろうとしています。

アットローンもプロミスに吸収合併されたような形になっていますが、アットローンのような大手のキャッシング会社だけではなく、地方のキャッシング会社でも保証会社については大手のキャッシング会社が運営している保証会社に委ねられているというようなケースも多く、アットローンのケースのように、三井住友銀行系列のキャッシング会社に借入の申込をしても1社で断られてしまうと、三井住友銀行系列のキャッシング会社は利用することが出来ないということになります。

また、申し込みを頻発すると申し込みブラックに記録されてしまうことも考えられるために、キャッシング会社に申し込みをする場合は、中小や大手を問わずに、どこの系列になるのかということをよく考えてから申し込みをするようにするといいでしょう。