creditは20代から30代をメインターゲットにしている新しい借入サービスになります。
モバイルクレジットと呼ばれていますが、モバイルクレジットって何?と思う人も多いかもしれませんね。
審査に通りにくい20代や30代の人も借り入れしやすいという噂もあるようです。
そんなcrezitですが、どのような特徴があるのか?
そして審査基準や借入方法、返済の仕方など、まとめてご紹介しましょう。
crezitとは?
crezit(クレジット)とは、Crezit株式会社から2020年春にリリースされた「スマホ完結型の無担保ローン」のことです。
Z世代などと呼ばれる「デジタルネイティブ」を主なターゲットにしています。
デジタルネイティブとは、現在20~30代の幼少期からインターネットが身近にある世代の事を指し、モバイルクレジットはWeb上ですべての手続きが完結するサービスになります。
2019年3月に設立されたばかりのため知名度は低いですが、Crezit株式会社は日本貸金業協会の第006111号として登録されている正規の貸付業者です。
貸金業登録番号は、東京都知事(1)第31770号になります。
貸金業法に則って健全な運営をしているのはもちろん、金融業界の常識を覆すcrezitのサービス内容によって運営開始からたったの半年で申込者数は3,500人を超えています。
無名の企業にもかかわらず利用者が増え続けるサービス内容は、以下の通りです。
審査難易度 | 低い |
金利 | 無金利 |
貸付限度額 | 最大10万円 |
連帯保証人・担保 | 不要 |
crezitの審査が通りやすいのは与信の技術習得を目的に作られたから
crezitを運営するCrezit株式会社は、独自の与信機能をつくり外部に提供することを最終目標としている会社です。
貸付による利益ではなく独自の与信機能の構築を目的に運営しているため、他社で審査落ちした信用力の低い人にも融資をおこなっています。
現在は情報を集める段階であり、信用力の低い人にも融資をおこなって幅広くデータを集める必要があるからです。
なかには、信用方法に傷がある人でも借入できた事例もあり、5chなどの口コミサイトでは、審査通過率の高さが評判になっています。
crezitは信用情報に傷がある人でも審査に通る数少ないローン
上記の様にcrezitは信用情報に傷がある人でも融資を受けられます。
ブラックリストに載っている期間中に借りられるローンは少なく、ましてや無金利で借りられるのはcrezitだけです。
どんなに低金利のカードローンでも、利息の支払いは必ず発生します。
ブラックリストに載っている人への融資 | 金利 | |
銀行カードローン | × | 2.0%~14.0% |
消費者金融カードローン | △ | 3.0%~18.0% |
クレカのキャッシング | × | 15.0%~18.0% |
一度ブラックリストに載ってしまうと、お金を借りたくても信用情報が回復するまで待たなければいけません。
金融事故の内容によって期間は異なりますが、信用情報が回復するまでには1年~10年かかります。
現在ローンが組めずに不便な思いをしている人は、crezitの利用を検討してみましょう。
特に20~30代の若年層の人は審査で優遇される傾向にあります。
デジタルネイティブ世代である20代~30代はcrezitの審査が優遇される
crezitの主な貸付対象者はデジタルネイティブ世代である20代~30代の人になっていて、他の年齢層より借りられる可能性が高い特徴があります。
他の世代の人より審査に通りやすい背景には、創業者である矢部寿明氏が掲げる経営理念があります。
”新しい世代の人々に向けて、これまでの不透明で搾取的なビジネスモデルからの大きな転換を目指した、新しいクレジット体験を提供します。”
各メディアのインタービューで矢部氏は学生時代にクレジットカードの支払いを延滞したことにより、ブラックリストに載ってしまった経験について語っています。
そしてcrezit立ち上げのキッカケとして、賃貸物件の契約ができなかったりクレジットカードが作れなかったりして貴重な学生時代に機会損失をしたことを挙げています。
自分と同じような若者を減らしたいという思いがあり、作られたサービスだからこそ、デジタルネイティブは積極的に融資を行ってもらえると言うことです。
とはいえ、最近は金融業界全体で若年層の顧客獲得を目指す動きがみられます。
例えばレイクはLINEプロモーションスタンプのスポンサードスタンプを実施し、デジタルネイティブ世代への認知度向上に取り組んでいます。
LINEで相談できるアイフルのチャットサービスも、若者が気軽に利用できるように実施している取り組みの一つでしょう。
crezit以外の選択肢を考えた祭には、借入先の候補として検討してもいいかもしれません。
収入が少ない学生でも生活費や旅費に使うお金を借りられる
crezitの審査では、学生だからといってふりになることはなく前向きに融資を検討してもらえます。
一般的なローンの場合は、ブラックリストに載っていなくても学生と言うだけで審査に通りづらい実情があります。
学生はアルバイトとしてしか働けないため収入が少なく、雇用も安定していないからですね。
実際に厚生労働省の調べでは、10代~20代の離職率は他の年代に比べて高い事が分かっています。
つまり金融会社からは社会人に比べて将来性に不安があるとみられている訳ですね。
しかしcrezitでは学生でも積極的に融資してくれます。
社会的信用を得るのが難しいフリーランスでも審査で不利にならない
時代の変化に柔軟に対応しているcrezitなら、フリーランスとして働く人でも融資を受けられます。
国内労働力人口の約6分の1がフリーランスとなっている現代に於いて、雇用形態だけで判断する従来のローン審査は正当では無いと言うのがcrezitの考えですね。
すでに終身雇用は崩壊していると言われていますが、組織に属している方が社会的信用があるという考えは未だに根強くあります。
フリーランスというだけでローン審査で不利になることに対して不満を抱いている人は、crezitでの借入を検討してください。
法人は契約者になることができないので注意!
crezitから融資を受けられるのは、あくまでも個人で借入を行う場合のみです。
法人は貸付対象外となっており、審査に申し込む事はできません。
運転資金を借りたい法人は、ビジネスローンや事業性資金としての使用が認められている他のローンを検討してください。
crezitは職業を重要視しないので在籍確認なしで借りられる
法人は借りられないものの、crezitが職業だけで信用力を判断しないことに変わりありません。
そのため在籍確認はなく、会社への電話連絡なしで融資を受けられます。
在籍確認がない利点は、以下の通りです。
- 会社に借入がバレない
- 会社の休業日でも審査が中断されない
- 金融会社とのやりとりが減るため手続きが楽
とはいえ、在籍確認をおこなわない旨をcrezitが正式に発表しているわけではありません。
最終目標としている与信審査の構築の過程で、これから在籍確認を行う可能性も考えられます。
確実に在籍確認を回避したい人は、アイフルなどの電話連絡による在籍確認なしのカードローンで借入をするとよいでしょう。
crezitの特徴は?
crezitはデジタルネイティブ向けのモバイルクレジットだと、公式サイトに記載されています。
デジタルネイティブ世代とは20代から30代を指す言葉で、学生時代からパソコンやインターネットがある生活環境で育った世代の事。
また、モバイルクレジットはインターネット上ですべての手続きがおわるサービスを指します。
crezitのサービス内容を紐解いていくと、特徴は次のとおりです!
- 低金利で融資可能
- スマホだけで利用出来るサービス
- 小額の融資に向いている
- 面倒な審査は無し
- 必要な時に必要なだけ借入できる
お金を借りる際に「お得」「便利」を求める。20~30代向けの特徴であるとわかります。
消費者金融よりも低金利で借りられる
crezitの商品詳細は以下の通りです。
利用出来る人 | 契約時に満20歳以上の人 |
利用限度額 | 0円~50万円 |
借入利率(実質年率) | 0.0%~15.0% |
担保・保証人 | 不要 |
返済方式 | 元利均等返済 |
返済期間・回数 | 最長12ヶ月・12回 |
現時点で申し込めるのはcrezitのベーシックプランのみ。
開始したばかりのサービスなので、以下のような条件がつきます。
- 与信上限は10万円まで
- 返済回数は1回から3回まで
- 借入回数は無制限
金利は0.0%~15.0%となっていますが、現在登録できるベーシックプランは金利0%で利用できます。
crezitで金利が発生するのは、加入後ベーシックプランで実績を積んでプレミアムプランに移行した時のみ。
カードレスですぐに現金を引き出せる
crezitはモバイルクレジットなので、スマホでお金を借りるサービスのひとつ。
スマホのみで手続きが完結します。
借入方法はスマホからの振込予約なので、カード不要で好きなタイミングで借入が可能。
即時振込なので、お金がいると思ったその時に手続きをすれば、すぐにお金を借りられます。
また初回の申込みは、24時間365日いつでもしており、Web完結で借入まで進むことが可能です。
金利なしの融資の上限額は最大で10万円
ベーシックプランでは与信上限10万円までを上限に、金利が0円と決められています。
そのため金利無しで融資が受けられる上限額は、最大10万円までです。
ベーシックプランの返済回数は1回から3回なので、利息0円で借入するには3ヶ月以内の返済が求められます。
10万円以上借りたい場合は、ベーシックプランで借入と返済を繰り返して利用実績を積み重ね、プレミアムプランに移行しなければいけません。
金利が発生しても他の消費者金融より低い
プレミアムプランはまだ提供予定の状態ですが、事前に用意されている商品詳細をみると、最大でも金利15.0%の予定です。
大手消費者金融でも18.0%のところが多いので、15.0%は金利が低いのが分かりますね。
10万円を1ヶ月借りた場合の利息は以下のようになります。
- 金利18.0%:約1,500円
- 金利15.0%:約1,250円
1ヶ月で250円の差がつくので、何度も借入をするとかなりの差になりますよ。
crezitだけにしかない特徴は?
crezitは貸付を目的としたサービスではないため、次のような独自の特徴があります。
- 繰り返し利用すると借りられる金額の上限があがる
- crezitの独自スコアのサービスを利用すると、他社でもお金をかりられるかが判断できる
- スコアを元にして、よりお金を借りやすくなるためのサポートが受けられる
crezitでは、自身の信用情報がスコアとして可視化されるため、他社でもお金を借りられるかどうか判断できるメリットがあります。
crezitでお金を借りる方法は?
crezitは全ての手続きがWebで完結するため、窓口の営業時間に左右されず、24時間いつでも申込みができます。
【crezitでお金を借りる流れ】
- 新規会員登録を行う
- 本人確認情報を入力して必要書類を提出する
- 審査結果に応じて与信枠が決定する
- 申請すると即時で借入金が振り込まれる
会員登録はFacebookかGoogleのアカウントを利用します。
Facebookアカウントの方が審査で有利になるようですよ。
Facebookは本名で登録する場合が多く、友人関係や過去の投稿なども紐付けられるため、より精度の高い情報として判定してもらえるからですね。
審査時間は?
審査時間は最短5分と言われていますが、実際は1週間~2週間かかるようなので、急いでいる人には向きません。
借入を急ぐなら人員が確保されていて、融資スピードが安定している大手消費者金融を選びましょう。
まとめ
crezitでは金利0円で融資を行っています。
データ収集などの目的があるため、リリース直後は利益を重視していないということですね。
ただ、2021年4月1日から新規利用を停止している状態です。
アコムと協業開始ということですが、今後どうなるのかは分かりませんね。
消費者向け金融サービスを手掛け、新しい金融インフラサービスの構築を目指していくと言うことですが、期待していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。