岩手銀行は創業90年を超える老舗の地方銀行になります。
岩手銀行では、個人向け融資で「エルパス」というカードローンを提供していますよ。
このエルパスですが、どのような特徴があるのか?
今回は審査の流れやメリット・デメリットなど詳しくご紹介しましょう。
記事の目次
岩手銀行の企業情報
岩手銀行とはどんな銀行なのかをまずは簡単にご紹介しましょう。
社名 | 株式会社岩手銀行 |
本社所在地 | 岩手県盛岡市中央通り1丁目2番3号 |
登録番号 | 東北財務局長(登金)第3号 |
お問い合わせ先 | 0120-177-164 |
岩手県最大の地方銀行で、堅実経営で知られており、バブル景気当時も積極的な貸出には慎重でした。
そのためバブル崩壊しても安定した経営を続けていますね。
企業スローガンは「信頼の、さらにその先へ。」ということですよ。
岩手銀行カードローン「エルパス」の申込み条件
岩手銀行カードローン「エルパス」の概要と、借入対応地域や岩手銀行の営業エリア、そして申し込む際の必要書類や提出方法などご紹介しましょう。
特徴的なのは、岩手銀行カードローン「エルパス」は岩手近隣の地域に目指した商品でありながら、関東(東京)にも営業所があり、岩手銀行の銀行口座を持っている条件付きですが、関東に住みながら低金利の融資を受けられると言うことですね。
下記の表に岩手銀行カードローン「エルパス」の申込み条件や特徴をまとめましたので、ご覧下さい。
申込み条件 | 20歳から74歳までの方のうち、保証会社に保証を受けられる方、かつ岩手銀行の営業区域内に居住、または勤務されている方 |
金利 | 年1.8%~14.6% |
借入限度額 | 10万円~1000万円 |
申込み方法 | WEB・FAX・郵送 |
融資までのスピード | 最短4営業日(ただし、岩手銀行口座を所有の場合のみ |
返済方法 | 毎月5日に岩手銀行口座から自動引落(口座振替) |
収入証明書の有無 | 借入額50万円超の場合のみ必要 |
取引手数料 | ATM利用手数料は一部有料(110円~220円) |
借入対応地域・営業エリア
まず、岩手銀行カードローン「エルパス」の借入できる地域、そして営業エリアについてもご紹介しましょう。
岩手銀行カードローン「エルパス」は、電話、WEB、FAX、郵送と全国どこからでも申込みができますが、対象は限られています。
その対象は、岩手銀行の営業区域内に住んでいるか、務めている方のみです。
営業区域内は以下の様になっています。
- 岩手県
- 秋田県
- 青森県
- 宮城県
- 東京都
それぞれ支店がある地域のみに限定されているので、注意してください。
必要書類と提出方法
岩手銀行カードローン「エルパス」の必要書類と提出方法は以下の通りです。
岩手銀行カードローン「エルパス」の必要書類
借入額によってことなりますが、50万円以内であれば本人確認書類(運転免許証または健康保険証のどちらか1つ)のコピーだけで申込みができます。
50万円を超える場合は、本人確認書類とは別に、収入証明書(源泉徴収票・給与明細・税額通知書などのうちどれか1つ)のコピーが申し込むためには必要です。
岩手銀行カードローン「エルパス」の申込み方法
岩手銀行カードローン「エルパス」の申込みは、電話かインターネットが便利です。
審査から契約までの流れは以下の様になっています。
【審査から契約までの流れ】
- 電話もしくはインターネットで申し込みます
- 申込み内容や借入意思の確認の為に、岩手銀行から申込み者に電話がかかってきます。
- 仮審査に通過すると、岩手銀行からメールで案内が届きます。メールに記載されているURLにアクセスし、本人確認書類をアップロードします。50万円を超える融資枠を希望する場合は、本人確認書類だけでなく、収入証明書類のアップロードも必要です。
- 本審査に通過すると、再度、メールが届きます。岩手銀行が提示する借入得条件に同意する場合は、契約手続きへと進みます。岩手銀行の口座をお持ちでないときは、このタイミングで口座開設を実施します。
- ローンカード発行前に振込融資が必要な時は、その旨を岩手銀行に申し込みます。ローンカードは契約後、数営業議以内に届きます。
岩手銀行カードローン「エルパス」の審査について
次に岩手銀行カードローン「エルパス」の審査基準や、審査にかかる時間、在籍確認の有無や、その方法とタイミング、また土日祝日の申込みの可否などをご紹介していきましょう。
審査にかかる時間(仮審査・本審査)
岩手銀行カードローン「エルパス」の審査にかかる時間についてご紹介します。
審査にかかる時間ですが、岩手銀行カードローン「エルパス」は岩手銀行の銀行口座を持っていないと、そもそも申し込めないカードローンです。
つまり、岩手銀行の口座がある人向けのカードローンといえます。
岩手銀行に口座がある人なら、審査結果ののち、平日の正午までに申し込めば、当日融資も可能です。
岩手銀行に口座がない人は、まず口座開設の手続きをしなければいけません。
在籍確認は必須!方法とタイミングは?
岩手銀行カードローン「エルパス」の在籍確認は必須です。
タイミングとしては、申込み後に保証会社にて仮審査をしますが、その際に申込みの時記入された「勤め先」に電話での連絡があります。
保証会社から勤めている会社への電話と聞いて、ドキッとする人もいるかもしれませんが、問題ありません。
保証会社の担当者個人名で電話連絡をくれますし、借入の申込みをしていることがバレる事はありません。
土日祝日に申込みはできるが審査は休日明けになる
残念ながら、岩手銀行カードローン「エルパス」は、土日祝日の申込みは、WEBでも電話でも、審査は保証会社の仮審査も岩手銀行の本審査もすべて休日明けになります。
つまり、土日祝日の申込みの場合は、すぐに融資は受けられないという事です。
早く融資して欲しい場合は、平日の正午までに申込みを済ませるようにしましょう。
審査結果の通知方法
岩手銀行カードローン「エルパス」の審査結果の通知方法はメールです。
岩手銀行からメールが届きますので、家族へバレる心配もありません。
携帯やパソコンのメールソフトを簡単に見られないようにすることだけは、注意してくださいね。
メールの内容は、契約手続きに関するページにアクセスできるURLが記載されているので、最終同意をしてください。
審査結果が来ない場合の問い合わせ先・問い合わせ方法
岩手銀行カードローン「エルパス」の審査結果は、岩手銀行から必ずメールが来ます。
審査に通過してもしなくても、審査結果は必ず来ますが万が一、なにかの手違いで審査結果のメールが届かない場合は、岩手銀行「エルパス」受付センター(フリーダイヤル:0120-177ー164)または、各支店の営業窓口へ問い合わせしてください。
- 秋田支店:018-827-3033
- 青森支店:017-722-6307
- 仙台営業部:022-222-1511
- 東京営業部:03-3270ー1631
岩手銀行カードローン「エルパス」の返済
岩手銀行カードローン「エルパス」の返済方法(返済日や返済額)、万が一返済ができない、または返済が遅れそうな時の対応方法、そして一括返済ができるかどうかなどについてご紹介します。
返済方法と返済日・返済額
岩手銀行カードローン「エルパス」の返済方法は、毎月5日に借入残高に応じた返済額が、岩手銀行の口座から自動で引き落としされます。
借入得残高に応じた返済額の一覧は、岩手銀行公式HPをご覧下さい。
例えば借入残高が10万円以下なら月々2000円から返済できます。
銀行口座からの自動引落以外にも、返済する方法があります。
それはATMからの入金です。
提携ATMはコンビニにもあり、とても便利ですよ。
また岩手銀行本店や、それから各支店の窓口からでも返済は可能です。
返済ができない・返済が遅れそうな時の対処法
岩手銀行カードローン「エルパス」では、返済ができない場合、遅延損害金が発生します。
これは岩手銀行で定められたもので、その割合は契約者に対して書面で通知されます。
ただし、遅延損害金の割合は、保証会社であるアコムが定める年率と同じですので、比較的安心できる割合と言えます。
しかし、余計な支払いになりますので、できる限り遅延のないようにしたいものですね。
一括返済の方法
岩手銀行カードローン「エルパス」は一括返済が可能です。
そのため、金利の節約がしやすいカードローンといえます。
一括返済の方法は、通常の返済方法と同様に、提携ATM、または本店それから各支店の窓口からでも返済ができます。
資金に余裕があるときには、手持ちの資金と相談しながら、返済方法も上手に併用しながら、できるだけ元本を減らして行くようにしましょう。
返済時に使える提携ATM
岩手銀行カードローン「エルパス」の返済時に使える提携ATMは下記の通りです。
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イーネットATM
- イオン銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- 秋田銀行ATM
- 青森銀行ATM
- 北海道銀行ATM
- 七十七銀行ATM
ローソン・セブンイレブンなど大手コンビニのATMで借入返済できるのは、とても便利ですね。
また各ATMでは、キャッシュカードの暗証番号が変更できるサービスもあります。
セキュリティ面を考えると、定期的に暗証番号を変えるのはとても望ましい事です。
岩手銀行カードローン「エルパス」のメリットとデメリット
岩手銀行カードローン「エルパス」はどのようなメリット、デメリットがあるのかをご紹介しましょう。
岩手銀行カードローン「エルパス」のメリット
岩手銀行カードローン「エルパス」はどのようなメリットがあるでしょうか?
早速ご紹介しましょう。
1.高齢の方でも申し込める
一般的な銀行カードローンは、申し込み出来る方の年齢条件として「満20歳から64歳」というのが多いですが、「エルパス」は74歳までの方が申込み可能です。
高齢であることを理由にカードローンに申し込めなかった方も、エルパスであれば申し込めるのは嬉しいですね。
2.年収や勤務形態についての条件がない
大抵のカードローンは申込み者本人に安定継続した仕事がある事を条件にしています。
不定期な収入を得ている人や、勤続年数が少ない人は、審査を受ける段階にすら進めない事もあります。
しかし岩手銀行カードローン「エルパス」は、収入や勤続年数、安定した仕事があるかどうかについての条件がありません。
不定期で仕事をしている人や、転職したばかりの人であっても、審査に通るかどうかは分かりませんが、申し込む事は可能です。
収入状態が原因でカードローン審査に落ちたことが人も、まずはエルパスに申し込んでみてはいかがでしょうか?
3.ATMを使わなくても借入できる
カードローンは、専用のローンカードを自社あるいは提携ATMに挿入して融資を受けるローン商品です。
岩手銀行カードローン「エルパス」も、契約すると専用のローンカードが郵送されるので、ATMで借入や返済をすることができます。
しかし、エルパスはインターネットバンキングやモバイルバンキングにも対応しているので、ATMを利用せずに借入・返済することも可能です。
例えば、クレジットカードの支払い額が不足するときや携帯電話の利用料金が不足するときに、インターネットバンキングを利用して、直接引落口座にエルパスの融資金を入金する事ができます。
ATMから融資金を引き下ろして、再度ATMから引落口座に入金するという二度手間を省けますので、手数料も時間も節約出来ますね。
4.融資上限額が高く設定されている
岩手銀行カードローン「エルパス」は1000万円まで借入できるローンになります。
これほど高額融資を受けられるのは、なかなかありません。
最初から高額融資を得られるとは思いませんが、徐々に増額していけますので、信頼をえて借入をしていきましょう。
5.ローンカード発行前に融資を受けられる
エルパスでは急ぎの融資が必要な方に、ローンカード発行の前に口座に直接融資金を振り込む「振込融資」を実施しています。
少しでも早く融資を受けたい人は、かならず申込みの際に「振込融資を利用したい」と伝えてください。
とはいえ、銀行カードローンでは即日融資を受けることはできませんので、注意してくださいね。
岩手銀行カードローン「エルパス」のデメリット
対象年齢が広く、融資上限額が大きい岩手銀行のカードローン「エルパス」ですが、デメリットもありますのでご紹介しましょう。
1.岩手銀行の営業エリア外の人は申し込めない
岩手銀行カードローン「エルパス」は、岩手銀行の営業エリアに居住している人か、勤務先が岩手銀行の営業エリア内にある人しか申し込めません。
例えば岩手銀行の口座を持っているけれども、現在は岩手銀行の営業エリア外に生活圏を移したのなら、エルパスに申し込む事はできないという事です。
2.コンビニATMは手数料がかかる
岩手銀行と青森銀行、秋田銀行、北海道銀行、仙台銀行以外のATMを利用する時には、必ず110円~220円(税込)の手数料がかかります。
しかも5行のATMを利用する場合でも、平日8時45分~18時以外の時間帯で利用すると110円の手数料がかかります。
エルパスは、コンビニATMで借入・返済できますが、かならず110円~220円の手数料がかかるため、決してお得に利用出来るとはいえませんね。
まとめ
岩手銀行カードローン「エルパス」は、銀行カードローンとしては平均的な金利となっています。
融資上限額が大きいので、多額の資金が必要な方にも適したカードローンです。
毎月の口座引落に加えて、ATMからも追加返済を行うことができます。
少しでも支払う利息を減らしたい人は、積極的に追加返済する事をオススメします。
コンビニATMを無料で使う事はできませんが、岩手銀行や仙台銀行、秋田銀行、青森銀行、北海道銀行のATMなら平日8時45分~18時に限り無料で利用出来ます。
生活圏にこれらの銀行のATMがある方は、オススメですので、借入を検討してくださいね。