NTTドコモは、2025年2月27日、29歳以下限定のゴールドカード「dカードGOLD U」の申し込み受付を開始しました。
対象年齢がありますが、かなりコスパが抜群ということで、若い人に人気のカードになりそうですね。
今回は「dカードGOLD U」のオススメの理由や、注意点などをご紹介しましょう。
既存の「dカードGOLD」のスペック紹介!
「dカードGOLD U」を紹介する前に、既存の「dカードGOLD」についてご紹介しましょう。
2015年にリリースされた「dカードGOLD」は、1,100万人の会員数を誇る人気のカードになっています。
価格.comゴールドカード人気ランキングでも上位の常連になっていますね。
年会費は11,000円(家族カードは1枚無料、2枚目以降1,100円)。
通常利用で100円で「dポイント」が1P(1円相当)貯まり、基本のポイント還元率は1%です。
対象のドコモの携帯、ドコモ光の料金に対して最大10%還元!
最大の特徴は、ドコモユーザーに対する高還元の特典です。
対象となるドコモの携帯、ドコモ光(ahamo、irumo、ahamo光は対象外)の支払い先に「dカードGOLD」を設定すると、税別1,000円毎に100Pが還元されます。(10%還元)
ドコモのサービスの利用状況によっては、11,000円の年会費相当、あるいは大部分がポイント還元される計算になり、価格.comのユーザーレビューでも、「光・スマホが両方ともどこの方ならオススメ!」などといった声が多いですね。
dポイントは「d払い」での支払いに使えるほか、ドコモ料金やdカード代金に充当可能
なお、貯まる「d払い」での支払いに使えるほか、ドコモ携帯料金やdカード代金に充当できるなど、利便性が高いポイントプログラムですね。
最高10万円の「ケータイ補償」が付帯
ドコモならではの保険も付帯。
携帯の購入から3年以内に紛失、盗難、修理不能となった場合、新たな携帯代金の購入費用として最大10万円を補償する「ケータイ補償」が付帯しています。(同一機種、同一カラーなどの条件あり)
また、年間100万円以上のカード利用があれば、1万円分のクーポンが配布されるほか、国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが利用できるなど、旅に関連した特典も充実していますよ。
「dカードGOLD U」の基本情報!
それでは「dカードGOLD U」の基本情報をご紹介します。
大前提として18歳以上(高校生を除く)、29歳以下の大学生・新社会人が申し込めるゴールドカードです。
年会費は3,300円(税込)と安く、条件を達成することで実質無料になります。
通常のdカードよりも特典やポイント還元率が高いので、「初めてゴールドカードを持ちたい!」「メインカードを作りたい!」という若い人にオススメのゴールドカードですね。
年会費 | 3,300円(条件達成により実質無料) ※1 |
家族カード(税込) | 1枚目から1,100円 |
通常ポイント | 100円(税込)につき1ポイント |
ドコモ利用料金 (回線料機、光、月額サービス) |
5%ポイント進呈※2 |
ドコモ利用料金(ドコモでんきGreen) 中部・関西・九州 |
10%ポイント進呈 |
ドコモ利用料金(ドコモでんきGreen) 北海道・東北・東京・北陸・中国・四国 |
6%ポイント進呈※3 |
ボーナスパケット(ahamo) | +5GB※4 |
eximoポイ活のポイント還元(上限5000p) | 5%ポイント進呈 |
dカード積立(マネックス証券) | -1.5%金利優遇 |
空港ラウンジ | 国内・ハワイの主要空港(約40カ所) でラウンジが利用可能 |
dカードケータイ補償 | 最大10万円分※6 |
旅行保険 国内旅行 | 最大1,000万円※7 |
旅行保険 海外旅行 | 最大2,000万円※8 |
買物あんしん保険 | 年間100万円まで |
入会特典 | 最大19000P※9 |
※1いずれかの条件達成で実質年会費無料(22歳以下/年間30万円以上SP利用/eximo,ahamo,ポイ活契約者)
※2ahamo.irumoを除くドコモケータイ料金及びahamo光を除くドコモ光利用料金を指します。
※3 3.5GBギガホ。ギガライト、ahamoなど。燃料調整費、再生可能エネルギー発電促進課金は対象外
※4 ahamo利用料金の支払い方法をdカードに設定する必要あり
※5 カードd絵通常貯まるポイントは、進呈対象外です。
※6 購入から3年以内で、偶然の事故により紛失・盗難または修理不能(水漏れ・全損など)となった場合。新たに同一機種・同一カラーの携帯電話端末をドコモショップでdカードで購入した場合。
※7 国内旅行費用をdカードで事前に支払いの場合に限り補償対象になります。
※8 海外旅行費用をGOLD Uにて支払いいただいた場合の支払い保険金額です。
※9 dカードGOLD U入会&所定の利用+対象の公共料金などすべて支払いd最大19,000ポイントプレゼント
「dカードGOLD U」のメリットは?
「dカードGOLD U」は「dカードGOLD」の特典の多くを残しつつ、条件をくりアすれば年会費が実質無料で保有できる点に大きな特徴が有ります。
それでは詳しくご紹介しましょう。
メリット1:年会費は3,300円!さらに条件クリアで実質無料に!
まず注目すべきは年会費です!
ゴールドカードの年会費は5,000円~10,000円程度が一般的ですが、「dカードGOLD U」は格安といえる3,300円になっています。(家族カードは1枚1,100円)。
さらに、下記の3つの条件のいずれかを満たせば、翌年の年会費請求時に前年分の年会費が減算され、年会費が実質的に無料になりますよ(初年度の年会費は必ず請求されます)。
【翌年の年会費が実質無料になる条件3つ】
- 満22歳以下
- 年間で30万円以上のショッピング利用
- eximo・eximoポイ活・ahamoを契約して支払い設定
※(3)は初年度のみ年会費が実質無料
上記について詳しくご紹介しましょう
「22歳以下」あるいは「年間30万円以上のショッピング利用」などをクリアすれば年会費が実質ゼロに!
注目すべきは(1)と(2)の条件です。
入会初年度の年会費を無料とするゴールドカードは珍しくありませんが、一定の年齢以下を一律で無料とするのは貴重な存在ですね。
また(2)の条件も、類似のゴールドカードと比べてハードルはさほど高くありません。
たとえば、年会費無料となる条件は以下のような物があります。
- 「三井住友カードGOLD(NL)」(年会費5,500円):年間100万円以上のカード利用
- 「エポスゴールド(年会費5,000円):年間50万円以上のカード利用
「三井住友カードGOLD(NL)」や「エポスゴールド」では、50万円、100万円以上のカード利用担っていますので、それに比べると「dカードGOLD U」のクリア条件は設定としては低めと言えるでしょう。
「dカードGOLD U」は年間30万円、月平均だと25,000円となり、日常生活で利用していけば達成はさほど難しくないと思われます。
ただし「三井住友カードGOLD(NL)」や「エポスゴールド」は1度条件をくりアすれば、翌年度以降の年会費が永年で無料になります。
しかし「dカードGOLD U」の「年間30万円の利用」では、毎年条件をくりアしなければならず、年会費分の減額が行われないので注意しましょう。
メリット2:対象のドコモ料金の5%分のポイント還元
「dカードGOLD U」は「dカードGOLD」同様、基本のポイント還元率は1%です。
ドコモ料金に対する還元の特典もあり、eximo・eximoポイ活・ドコモ光・爆アゲセレクション等の利用料金1,000円(税別)ごとに50Pが還元されます。(dカードGOLD U」を支払い先に設定する事が条件)。
10%還元の「dカードGOLD」の半分ではありますが、これらの料金として月5,000円を支払っていた場合、年間3000P(月250P)と、年会費にほぼ匹敵するポイントを獲得できるのはメリットでしょう。
ただし、この特典は「ahamo」「irumo」「ahamo光」の料金の他、端末代金や各種手数料は対象外になります。
また、ポイント還元は「税別金額」で計算される点も留意しておいた方がよいでしょう。
メリット3:「ドコモでんきGreen」の利用で6%or10%還元
対象のドコモの料金プラン(eximo・ahamo・irumoなど)契約者が、新電力サービス「ドコモでんきGreen」を利用していると、ポイント還元を受けられる特典も用意されています。
還元率は利用するエリアで異なり、以下のようになります。
- 中部・関西・九州電力エリア:10%還元
- 北海道・東北・東京・北陸・中国・四国電力エリア:6%還元
上記の様に違いがありますが、6%~10%還元されるのは嬉しいですよね。
メリット4:ケータイ補償は最高10万円
「dカードGOLD U」には、購入から3年以内の携帯が紛失、盗難、修理不能などの状態になったときに、新たに購入する機種代金を補償する「ケータイ補償」が最高10万円付帯されます。
これは「dカードGOLD」と同様の金額で、年会費3,300円、場合によっては無料で持てるカードとしてはかなり手厚いサービスと言えるでしょう。
iPhoneをはじめ、年々スマホの端末代金が高止まりしている中では、10万円の補償が付いてくるのは心強いサービスと言えそうです。
メリット5:dカード積立(NISA口座)は一律1.1%還元!
dカードでは、マネックス証券と連携し、積立投資にポイントを還元する「dカード積立」を行っています。
「dカードGOLD U」もポイント還元の対象となり、NISA口座では一律で積立額の1.1%のポイントが還元されます(課税口座の場合、積立額に応じて0.2%~1.1%で変動)。
たとえば、月3万円積み立てると、年間で獲得できるポイントは3,960P(月330P)、月5万円だと年間6,600P(月550P)、積立の上限金額である月10万円だと年間13,200P(月1,100P)が還元されます。
投資に対する20代の関心が高まっている中、こちらも魅力的な特典と言えますね。
メリット6:国内主要空港およびハワイの空港ラウンジが利用可能!
空港ラウンジについても、国内の主要34空港とハワイの空港ラウンジが利用可能です。
年会費が安い格安ゴールドの場合、使える空港ラウンジが限定されることもありますが、対象ラウンジが「dカードGOLD」と変わらないのも嬉しいですね。
「dカードGOLD U」の注意点は?
これまで「dカードGOLD U」のメリットをご紹介しましたが、注意点もありますので、そちらもご紹介しましょう。
ドコモ経済圏のユーザーでないとメリットは薄れる
これまで見てきたとおり、「dカードGOLD U」の特典はドコモユーザー、あるいはドコモ経済圏と関わりのあるユーザー向けのものが大半です。
ドコモ料金の5%還元やケータイ補償は魅力的なサービスですが、ドコモの利用が前提ですね。
本カードは「22歳以下」「年間30万円以上のショッピング利用」という条件をくりアすると年会費が実質的に無料になるので、選択肢に入れる事も可能ですが、やはりドコモ経済圏にいないユーザーが保有していても、そのメリットはあまり感じられないかも知れませんね。
旅行傷害保険はゴールドにしては幾分手薄かも?
「dカードGOLD」は年間100万円以上の利用があると、1万円分のクーポンが配布され、「dショッピング」「ソニーストア」などで使う事ができます。
しかし、「dカードGOLD U」には、この年間利用特典は付帯していません。
また、旅行傷害保険は海外2,000万円、国内1,000万円で、いずれも旅行代金の決済が必要な「利用付帯」です。
補償金額や条件などを見ても、ゴールドカードに付帯する旅行傷害保険としては、少し弱い点は注意しましょう。
満30歳以降のカード更新時に、自動で「dカードGOLD」に切替!
「dカードGOLD U」会員は、満30歳以降のカード更新時に自動で「dカードGOLD」に切り替わることになります。(その際審査あり)。
現状「dカードGOLD」は無条件で11,000円の年会費が発生するので、この点は頭に入れておいた方がいいですね。
まとめ
dカードGOLD Uについてご紹介しました。
このカードの魅力はゴールドカードでありながら、年会費3,300円、条件をくりアすると実質無料で保有できるというところですね。
それでいてドコモ料金の5%還元や最高10万円のケータイ補償など「dカードGOLD」の特典内容を概ね取り入れており、コスパ面ではかなり優秀と言えるでしょう。
ドコモユーザーで若い方は是非とも利用して欲しいカードですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。