今は、無人契約機でキャッシングの申し込みができ、誰にも会わずに借入が行えるとても便利な時代になりました。
また、少額からの借入れも可能なため、「このくらいの金額ならすぐに返せる」と、つい複数の消費者金融から借り入れてしまう人がいます。
そして、気が付いたときには、借入金の総額が膨れ上がり生活に影響を及ぼす状態になるケースが後を絶ちません。
このような場合、複数の借入を1つのローンにまとめることで、無駄な支払金を減らして返済負担を軽減させることができるケースもあります。
ローンには、趣味や旅行など自分磨きに利用できる目的フリーのローンもありますが、今ある借金を完済させることを目的としたローンもあります。
中・小規模の消費者金融にあたる「U-Finance(ユーファイナンス)」では、お客様の生活の質を高めて人間らしい暮らしができるよう、「返済目的のローン」と「有担保ローン」の2種類に限定してサービスを提供しています。
この記事では、本当に困っている方への融資サポートを行っているユーファイナンスについて詳しくご紹介していくとともに、実際にユーファイナンスの利用者の評判もご紹介いたします。
記事の目次
ユーファイナンスとはどんな消費者金融?
ユーファイナンスは「株式会社UCS」という貸金業者のことで、東京都台東区にて、大口のローンをメインにサービスを提供しています。
東京都知事より認可を受けた正規の貸金業者であり、登録番号は「東京都知事(5)第29876号」です。
平成17年(2005年)8月に設立され、ユーファイナンスはこれまで5回登録を更新しています。
登録番号は、一度取得すれば永遠に有効というものではなく、3年ごとに更新する必要があります。
登録番号のカッコ内に記されている数字は、これまでに登録更新を行った回数を指しており、数字が大きいほど長く経営しているということを示しています。
小規模の貸金業者は、貸金業法が大きく改正された2010年6月18日以降に、地域に密着したいわゆる「街の金融業者」として設立し、更新回数も2回程度の業者が多いなか、ユーファイナンスは2003年より13年にわたって経営しています。
違法な金利で貸し付ける高利貸しはいなくなったとはいえ、消費者金融のイメージは現在も決して良いとは言えません。
特に、大手とは違い地域で細々と続けている中・小規模の業者の場合、知名度が全く無いに等しいです。
そのため、客側も信頼性が高く実績がない限りは大手の消費者金融を選ぶ傾向が高いです。
そんな中、ユーファイナンスは、13年にもわたって営業を続けられているのは、利用者からの信頼されている証拠でもあると言えます。
ユーファイナンスが提供しているローンは、
借換ローンの「ビッグローン」
と、
有担保ローンの「不動産担保ローン」
という2種類があります。
融資決定の合否は、ユーファイナンスが加盟している個人信用情報機関と、その情報機関が提携している個人信用情報機関の登録情報をもとに照会して判断されます。
ユーファイナンスが加盟している個人信用情報機関、またその機関が提携していている個人信用情報機関は以下の通りです。
(1)加盟する個人信用情報機関:株式会社 日本信用情報機構
(2)(1)が提携する個人信用情報機関:株式会社 シー・アイ・シー、全国銀行個人信用情報センター
これら3社の個人信用情報機関では、申込人(契約者)とその配偶者の申込内容、契約内容、返済状況、過去の取引事実などの情報が登録され、一定の期間においてその情報が保管されます。
■個人信用情報機関に保管される情報とその期間は、次の通りです。
*本人であることを特定するための情報:氏名・生年月日・性別・住所・電話番号・勤務先の名称/住所/電話番号・運転免許証などの記号や番号、更に申込人(契約者)と配偶者の婚姻関係情報などです。
保管期間は、契約が継続されている期間+契約終了後から5年以内となります。*申込内容に関する情報:ローンを申し込んだ日・申し込んだローンの内容などです。
保管期間は、情報を照会した日から6か月以内となっています。
*契約内容に関する情報:契約したローンの名称/数/種類・契約日・貸付日(融資実行日)・契約金額・貸付金額(融資金額)・保証額・支払回数などです。
保管期間は、契約が継続されている期間+契約終了後から5年以内となります。
*返済状況に関する情報:返済予定日・返済した日・債務残高・年間請求予定額・完済日・延滞の有無などです。
保管期間は、契約が継続されている期間+契約終了後から5年以内です。
*過去の取引事実に関する情報:債権回収の有無・強制解約実行の有無・債務整理の有無・保証履行の有無・破産申立の有無・債権譲渡の有無などで、このうち、債権回収の有無と強制解約実行の有無については、ユーファイナンスが加盟する日本信用情報機構のみに登録されます。
保管期間は、債権譲渡に関する情報以外は契約が継続されている期間+契約終了後から5年以内、債権譲渡に関する情報は、譲渡が行われた日から1年以内となります。
ユーファイナンスのローンについて
ユーファイナンスが提供しているローンは、「ビッグローン」と「不動産担保ローン」の2種類があります。
ここでは、この2種類のローンの特徴を詳しくご説明します。
ビッグローン
ユーファイナンス以外の貸金業者から借入れを行っており、複数の返済がある方に対し、一元化することによって返済の負担を軽くすることを目的とした借換(おまとめ)専用ローンです。
《ビッグローンの特徴》
*融資金額:100万円~700万円
*対象条件:ユーファイナンス以外の貸金業者(みなし貸金業者も含む)から借入れを行っており、返済が負担となっている方
*保証人:原則不要
*担保:原則不要
*年率:実質年率7.3%~15%(審査のうえ決定)
*遅延損害金:年率20.0%
*返済方式:元利均等返済方式
*返済期間:最長10年
*返済回数:1回~120回
*必要書類:本人確認ができる身分証(運転免許証・健康保険証・パスポートなど)、収入があることを証明できる書類(所得証明書など)
ユーファイナンスと同等規模の他社でも借換ローンを提供していますが、融資限度額が500万円までというところもあります。
それに比べ、大口のローンを専門とするユーファイナンスでは、最大700万円までの融資が可能となっています。
※ビッグローンでは、返済中の借入金のうち、契約日が貸金業法の完全施行よりも前(2010年6月17日以前)であり、なおかつ、その金利が利息制限法の上限金利を上回っていた場合、グレーゾーン金利で契約した可能性が高いです。
この場合、利息制限法の上限を上回っていた分の金利については「過払い金」となり、その分は元金に充てられるか、または返還される場合があります。
そのため、ビッグローンを申し込む前に、弁護士や司法書士に相談すると良いでしょう。
※ただし、旧貸金業法(貸金業規制法)によって「みなし弁済」が適用された場合は、過払い金請求ができなくなってしまうため除外されます。
みなし弁済とは、旧貸金法(旧貸金業規制法)のときに適用されていた制度で、本来ならば利息制限法の上限を超えたグレーゾーン金利での回収は違法であり、貸金業者は超過した分の金利を債務者に返還しなければなりません。
ところが、みなし弁済が適用されると、グレーゾーン金利での回収は違法扱いにはならず、超過した金利は債務者に返還する必要がなくなるのです。
そのため、完済後に過払い金請求をすることができないのです。
※ビッグローンで借換が可能となるのは、貸金業法に基づく営業を行っている業者からの借入金となります。
例えば、消費者金融のキャッシングやカードローン、クレジットカードのキャッシングなどが該当します。
対象外となるのは、銀行が提供するカードローンやクレジットカードのショッピング枠などです。
これらは、貸金業法ではなく他の法律が適用されているからです。(銀行カードローンは銀行法、クレジットカードのショッピング枠は割賦販売法)
◎不動産担保ローン
現在所有している資産を担保にする有担保ローンで、価値のある資産を有効に活用できるほか、不動産の評価額に応じて融資を受けられるため、まとまった資金を調達することが可能です。
《不動産担保ローンの特徴》
*融資金額:100万円~3,000万円(相談により3,000万円以上も可能)
*対象条件:融資対象となる不動産の所有者
*保証人:原則不要
*担保:所有する不動産(土地・建物)
*年率:実質年率4.5%~15%(審査のうえ決定)
*遅延損害金:年率20.0%
*返済方式:元利均等返済方式、一括返済方式
*返済期間:最長10年
*返済回数:120回
*必要書類:本人確認書類(運転免許証・健康保険証・パスポートなど)、収入証明書(所得証明書)、所有する不動産の証明書類(土地建物登記簿謄本・公図など)
*契約時に必要なもの:申込人の印鑑証明書・実印・権利証
このローンでは、所有する不動産を担保として融資を受けることになりますが、その融資金の使い道には制限がありません。
そのため、事業を始めようとしている方にはその開業資金として、またビッグローンよりも融資額が高く低金利であることから、不動産担保ローンを借換目的で利用することも可能です。
※不動産の評価価値の審査については、ユーファイナンスの基準によってチェックされますが、どの金融機関も必須基準としているのが「一物四価(いちぶつよんか)」と「収益還元法」です。
■一物四価
土地の価格を評価する際に利用されるもので、「実勢価格」「公示価格」「固定資産税評価額」「相続税路線価」の4つの価格のことです。
・実勢価格:実際の売買価格のことで、土地の場合はそのときの時価が適用されます。
・公示価格:国土交通省の土地鑑定委員会が公表する、土地の一般取引価格のことで、地価公示法に基づいて評価されます。
・固定資産税評価額:固定資産税額を決定するうえで基準となる評価額で、公示価格(基準地標準価格)の70%が目安となっています。
・相続税路線価:土地にかかる相続税や贈与税の税額を決定するうえで基準となる価格で、公示価格の80%が目安となります。
■収益還元法
対象となる不動産が、将来生み出す可能性がある純収益(収入の総額から営業費用を抜いた収益のこと)の現在価値を求めることで、その不動産の収益価格を算出する方法です。
そのために、直接還元法とDCF法という2種類の算出方法を求め、全てを合計します。
・直接還元法:一年間の純収益を還元利回りで割り、そのあと100を掛けて算出します。計算式は「対象不動産の収益価格=一年間の純収益÷還元利回り×100」となります。
・DCF法:対象となる不動産の所有期間に得られる純収益と売却時の価格を、現在価格に換算(割り戻し)して合計して求める方法です。
※ユーファイナンスでもこうした算出方法を採用している可能性が高いです。
そうして求められた対象不動産の価値が、ローンの担保として十分な価値があると判断された場合、申込人の信用情報に多少の不安があったとしても、借入金回収の確率が高いと判断される可能性も高く、審査に通る確率が上がると考えられます。
ローンの申し込み方法とその手順
ユーファイナンスのローン申し込みは、「インターネット」と「来店」による方法があります。
◎インターネットによる申し込み
予約制となっており、事前に「申し込みフォームに必要事項を入力して送信」する必要があります。
申し込みフォームは、ユーファイナンスの公式サイトから入力・送信することができます。
《申し込みフォームの入力内容》
申し込みフォームでは、借入れ・本人・勤務先・連絡方法に関する情報を入力します。
(1)借入れに関する事項:申込商品・借入希望額・他社からの借入情報について入力します。
(2)本人に関する事項:氏名・メールアドレス・生年月日・郵便番号・住所・自宅の電話番号・携帯の電話番号・住居の種類・家賃/住宅ローンの有無と月々の返済額・住居年数・家族構成を入力します。
(3)勤務先に関する事項:勤務先の名称・住所・電話番号・勤続年数・社員数・雇用形態・年収(税込金額)・加盟する保険の種類について入力します。
(4)連絡方法に関する事項:連絡方法の選択(ユーファイナンス→申込人/申込人→ユーファイナンス)・(ユーファイナンスから連絡を受ける場合のみ)希望する連絡先/希望日/希望時間を入力します。
《融資までの流れ》
1.予約申し込み
申し込みフォームに必要事項を入力し、送信します。
2.一次審査
送信された申し込みフォームの内容に基づき、一次審査が行われます。
審査の際に利用される信用情報は、ユーファイナンスが加盟する「株式会社 日本信用情報機構」と呼ばれる信用情報機関と、この日本信用情報機構が提携する「株式会社 シー・アイ・シー」「全国銀行個人信用情報センター」という2社の信用情報機関のものです。
3.審査結果の連絡
審査結果を希望の方法で連絡します。一次審査を通過すると、ローン申し込みに必要な書類を準備します。
4.二次審査(来店)
ユーファイナンスでは、来店時に二次審査が行われるため、必ず店舗まで行く必要があります。
その際、準備した必要書類を提出することになり、この段階でほぼ融資は決定となります。
*ユーファイナンス(株式会社UCS)の住所と営業時間
・住所:東京都台東区小島2-14-5 毛利ビル7F
・電話番号:03-5829-6990
・営業時間:平日10:00~18:00、第2第4土曜日10:00~15:00、休業日(第2第4以外の)土・日・祝
5.融資の実行
必要書類を確認し問題がなければ、指定口座に融資が実行されます。
◎来店による申し込み
来店による申し込みも予約が必要となります。
1.電話予約
事前にユーファイナンスの店舗に電話をし、予約日を決めます。
予約日までに必要書類を準備しておきます。
2.予約日に来店
担当者との対面による審査を行います。
審査に通った場合には、必要書類を提出します。
3.融資実行
指定の口座に融資が実行されます。
ユーファイナンスの口コミ・評判について
ユーファイナンスに関する評判は全体的に少ないですが、割合でみると評価の低い口コミが目立っていました。
■30代男性:
大口専門ローンと称していますが、融資自体を行っていない可能性が高いと感じました。というのも、来店した際、真っ先に勧められたのが「債務整理」でした。つまり、客を債務整理の方向に気持ちを向かせ、提携する司法書士・弁護士事務所を紹介するのです。いわゆる「紹介屋」で稼いでいる業者だと思います。行くだけ無駄です。
■40代男性:
担当者の対応からして、「融資する気なんて初めからない」と感じました。問い合わせから数時間も経っても連絡が無いので、こちらから連絡すると、「今、いくつかの保証会社と連絡を取っている状況です」などと言って、その場を逃れようとします。終いには、債務整理を勧められました。私が「債務整理をする気は無い!」とはっきり言うと、それ以上話は進まず、そこで終了となりました。
※評価の低い口コミで多かったのは、「融資をしない」「債務整理を勧める」という内容でした。
申し込みがインターネットや電話で行える時代に、わざわざ店舗に出向かないといけない点において、利用者は多少の不安を抱いてしまうのかもしれません。
一方で、比較的評価の良い口コミも数件寄せられていました。
■30代男性:
大手消費者金融2社から借入れをしており、A社の48万円とB社の35万円を、ビッグローンで1つにまとめてもらいました。
借換専門ローンを扱っているだけあり、借換が完了するまでの時間も短期間で済み、これまでの負担が軽くなりました。
※ユーファイナンスを利用して満足している方も見受けられました。
また、10社以内であれば他社からの借入をまとめられる可能性が高く、低金利である点を評価している方もいました。
まとめ
ユーファイナンスは、大口のローンを得意としており他社と比べても融資額が大きく、低金利な点が魅力です。
ただし、投稿されている評判をチェックすると、良い評価と悪い評価がある点に多少の不安があります。
もちろん、利用者の中には返済負担が軽減されたと感じている方がいます。
借入を考えている場合には、他の貸金業者の情報も集めて比較検討し、評判なども参考にして判断すると良いでしょう。