キャッシングという名前を聞くと、とにかくお金を借りる行為であることは分かります。
クレジットカードで物を購入して、支払代金の請求が来ることも、
キャッシングで借金を作ってしまうことも返済しなければならないという事実には変わりありません。
でも、クレジットとキャッシングで決定的に違うのは、「現金を引き出しているか」というところです。
「他から借り入れをしているか?」というアンケートや申し込み用紙を見たことはあるかと思います。
その借り入れで決定的なのは現金として融資を受けた場合になります。
クレジットカードでもキャッシング扱いになることがあります。
クレジットカードを作る際に、キャッシング枠を0円、10万円、30万円、50万円
の中から選択するのが大抵のクレジットカードであります。
キャッシング枠が承認されると、限度額まで現金で融資を受けることができ、
あるいは、買い物金額がクレジットの限度額を超えるとキャッシング枠で
仮に代金を支払っている状態になります。
それならキャッシング枠をどんどん作っておいたら安心ではないか?
そんな意見が出そうですが、キャッシング枠を持っているということは
その「キャッシング枠を使って借金する可能性がある」という状態におかれます。
例えば、住宅ローンで銀行から融資を受ける場合に、
「他社から別で借り入れをしているか」
が審査の一つの項目になります。
毎月住宅ローンを返済して行って、なおかつ別で借り入れがあり
そこからの返済義務があるとすれば場合によれば払えなくなる危険性があると
みなされてしまいます。
あと、クレジットカードの所有枚数も実は審査の対象になります。
クレジットカードをたくさん所有しているからダメだというよりも
「キャッシング枠」付きのクレジットカードを所有ていて、
キャッシング枠の合計がいくらなのかを審査で見ている形になります。
住宅ローンの審査の時に、借り入れ金額があることは正直に話していおく必要がありますが、
ここで「現金として融資されたが」が重要になります。
クレジットカードのキャッシング枠を使ってショッピングしていた場合は
現金を一旦引き出していないので信用としてはそれほど傷がついていないと言えます。
現金を引き出してまで借りるというのは非常に信用に影響するということを肝に銘じておかなければなりません。
<h2>◆無人契約機を体験、利用手順について</h2>
少し前のことですが、どうしてもお金が必要になりあれこれ考えてキャッシングを利用することにしました。どういう方法で申し込もうかとこれまた悩みましたが、結局、無人契約機とも言われる自動契約機を利用することにしました。
自宅から比較的近いところに無人契約機を設置している店舗が何軒かあるのですが、その中で一番人目につかない入りやすい店舗に入りました。建物の中には、銀行のATMのような自動契約機が3台あり、その内の一番奥を選びました。
画面の表示に従って、まずは住所、氏名、電話番号、勤務先の名称と電話番号、勤続年数などの個人情報を入力していきました。それから、身分証明書を自動契約機の画面の上に置くように指示されたので、運転免許証を提示しました。スキャンされたようです。
それから間もなく、いきなり目の前の無人契約機から人間の声が聞こえてきました。
「入力された住所と運転免許証の住所が異なっています」
ということでした。
実は、私は前回の免許更新の後で引っ越しており、住所が変わっていました。
警察には住所変更届けを提出していましたので、運転免許証の裏面には新しい住所が記載されていました。
それで、私は目の前の無人契約機に向かってそのことを説明すると、その無人契約機がまたしゃべりました。
「では、運転免許証の裏面を下にして、画面上に乗せてください」
とのことでした。
それで私は、言われるがまま指示に従うと、再度、運転免許証をスキャンしたようでした。
その後、間もなくして、また声が聞こえました。
「住所確認が終わりましたので引き続き画面の指示に従って作業を進めてください」
というものでした。
それで、融資してもらうお金を振り込んでもらう銀行の口座番号などの情報を、入力していきました。画面上の作業が一通り終わりしばらくすると、キャッシングの申し込みの受付が無事完了し、受理されたことが知らされました。
私は、無人契約機といえば文字通り無人で、契約機がいろいろ考えて判断しているものだとばかりに考えていましたが、実はそうではないということがわかりました。後で調べてみたら、自動契約機の画面そのものがカメラのような役割を果たしており、すべてオペレーターに丸見えになっている、ということでした。
無人契約機を利用しようと考えておられる方は、建物内の様子はすべてモニターされていて丸分かりになっている、とうことを覚えておいてくださいね。