学生時代のことになりますが、かなり体育系のサークル活動に明け暮れていて、遠征も頻繁にありました。
そのためにあまりアルバイトをする余裕を持てないでいました。
下宿をしていたのですが、その生活費はというと半分程度は仕送りを受けることができましたが残りは奨学金の援助を受けていました。
しだいにお金のことで厳しさを感じだしたのは、就職活動が始まってからです。
就職活動のためには身の回りの物をそろえたり情報収集をしたり、当然会場へ移動したりと頻繁に出費をすることになります。
その一方でアルバイトができなくなってしまったので、生活費にすら事欠くようになっていました。
実家に就職活動期間中の援助を申し出ても、そもそもあまり余裕がなかったようですし、自営業をしていたので就職活動になぜそれほどお金がいるのかがよく理解してもらうことができずにいました。
すでに奨学金ですら借金として卒業後に返済をしなければならない状況になっているので、これ以上本当はお金を借りることはしたくありませんでした。
しかし金欠のために就職活動の水準を下げるようなことがあっては一生後悔することになるだろうとおもい、キャッシングをすることにしました。
そうはいってもまだ学生の身ですから、それほど当時は客観的に信用がなかったといえます。
それでも学生でもお金を貸してくれるというキャッシング会社がいくつかあったので、比較をしながら申し込みました。
よくスマホで申し込むとすぐにお金を借りられるというイメージが消費者金融にあるかもしれません。
しかし初めてお金を借りることになりますし、きちんとした会社かどうかは電話応対である程度判断できるだろうと思い、電話で申し込みました。
当時はとても緊張していたので、あまり要領よく希望を伝えることができなかったと思いますが、それでも丁寧な接客対応で気持ちを和らげてくれました。
もし当時お金を借りることをしていなければ、就職活動が中途半端に終わってしまっていたはずです。
せっかくの初任給からいきなり返済が待ち構えていたのは残念ですが、その後の人生設計には役立ったと感じています。