友人が投資に関する本を自費出版してオンラインの専門店やヤフーオークション、楽天等で売りそれが当たったので何百万円も儲けたという話を聞きました。友人は仲の良い私に執筆から販売に至るまでその一連の流れを全て事細かく教えてくれたので私も早速真似しようと思い本の執筆を開始しました。フリーターだったので時間があったのです。
半年かけて友人のライバルにならないように友人の投資手法とは全く異なる投資技術本を執筆しました。初めての執筆だったのでもっと早く書き終える予定だったのですが遅れてしまい完成まで半年もかかってしまいました。
その半年間は今まで働いて貯めたお金で何とか凌いできましたが最後の方には生活費もそして印刷代や本の販売代理店に支払うお金もなくなっていました。
そこで昔サラリーマンをやっていた頃に作ったクレジットカードのキャッシングでお金を借りて全て賄おうと思い、年18%の利子で足りない分の20万円を借りました。
この時の私の心境は「友達のアドバイスに従っていれば必ず売れて儲けを出せて返済できるから大丈夫。」というものでした。実際に投資関連書籍は単価が高く利幅も取れ珍しい投資手法の本は儲けを出しやすかったのです。
自費出版の工程を全て終え、いざ出版すると目論見通り本は何ヶ月も継続して月に何百冊も売れました。自費出版だったので印税も高くこれで借金の返済ができると思っていましたが、本の販売代理店からの支払いが2ヶ月以上経って初めて振り込まれることを知りまだ金欠は続きました。
私は毎月の返済日になると再度同じクレジットカードのキャッシングの余力を使い返済していました。借金を返すための借金というやつです。これを3ヶ月ほど繰り返しなんとか販売代理店からの入金まで持たせることができ無事全額返済することができました。
借金とは良いイメージはあまり無いように思いますが、私のように将来借金以上の額の収入を手に入れられることに強い自信がある場合は非常にありがたいものだと思います。もしキャッシングしていなければ私は本を出せず定期的に入る印税も手にできていなかったわけですから。
これからも借金とはうまく付き合っていこうと思います。