スマホで借入手続きから返済まで、LINEで完結するのが「LINEポケットマネー」です。
2019年にスタートしたサービスですが、貸付実行額が200億円を突破した人気の個人向けローンですね。
電子決済LINEPayを導入し、使用方法も簡単で借りやすく、20,30代の利用社数が約50%以上と若い世代に人気のサービスと言えるでしょう。
今回は、そんなLINEポケットマネーでお金を借りる為の基準や申込みの流れなどをご紹介しましょう。
記事の目次
LINEポケットマネーの3つの審査基準をチェック
LINEポケットマネーで重視すべき審査基準は3つあります。
- 申し込める年齢は20歳~66歳まで
- 安定した収入が必要
- LINEPayに事前登録済みである
LINEポケットマネーは人気アプリのLINEを経由して利用出来ることから、審査があまりと思っている人も多いかもしれません、
しかしLINEポケットマネーはれっきとした金融機関が審査を行っていて、基準をみたさないと審査落ちしますよ。
またアプリで借りる方法の一つであるため、銀行ローンや消費者金融とは審査の基準が異なるのも特徴の一つです。
LINEポケットマネーの審査に通る為の条件について、ご紹介しましょう。
LINEポケットマネーでお金を借りられるのは20歳~66歳まで
LINEポケットマネーには年齢制限があります。
申し込めるのは、20歳から66歳までの方ですね。
大手消費者金融のアコムの審査や、アイフルの審査では20歳~69歳までの年齢制限を設けており、大手と比較するとLINEポケットマネーは年齢の幅が狭いのが分かります。
LINEを利用している年代が20~30代中心であることや、大手消費者金融のように店舗ではなく、LINEアプリでしか手続きできない点から、年齢の上限を低めにしていると言えるでしょう。
一方、下のボーダーラインは20歳からとなっています。
未成年にお金を貸す場合は、保護者の同意がないと契約が無効になり、金融側はお金を回収出来ません。
18歳から借りられる金融もありますが、貸倒れリスクを抑えるためにLINEポケットマネーは、20歳に設定されていると考えられます。
LINEポケットマネーの申込みには安定した継続収入が求められる
借入条件の1つとして安定した継続収入が求められます。
ポイントは以下の3つですね。
- 無職の方は申し込めない(学生・専業主婦は不可)
- 収入のバランスが悪いと落ちる(フリーランスなど)
- 非正規労働者、自営業で利用している人が多い
収入が求められるため、無職の方は申しこめません。
ここでいう無職というのは、専業主婦や学生の方が当てはまります。
さらにフリーランスのような収入のバランスが悪い方も、審査からはじかれる恐れがあります。
一般的に安定した収入とは、過去2~3ヶ月の給料額がほぼ同じであることとされています。
LINEポケットマネー利用者の職業は、5割以上が会社員ですが、アルバイトやパート、契約社員などの非正規労働者、自営業などの方達も、それぞれ10%以上の比率です。
安定した収入が条件とされていますが、無職で無い限り比較的借りやすいローンであるといえます。
ポケットマネーの利用前にLINEPayへ登録済みであること
LINEポケットマネーは、LINEアプリ上から申込み・手続き・融資受取・返済までの一連の流れが完結出来るサービスです。
しかしLINEPayを使用して融資や支払いを行う為、事前登録しておかないと始められません。
LINEPayを使用すれば、銀行やATM(コンビニ)で引落しする手間がかかりません。
融資された額は直接LINEPay残高に振り込まれます。
また現金を借りたいときは、銀行で手数料220円(税込)を払えばすぐに引き出せます。
LINEポケットマネーの審査はどこが行っている?
LINEポケットマネーを運営しているのは、LINE株式会社のグループ傘下である「LINE Credit」です。
さらに銀行大手の「みずほ銀行」と、オリコカードでおなじみの信託会社「株式会社オリエントコーポレーション」も共同出資していて、それぞれの経営ノウハウやシステム構築が使われています。
実際に顧客情報を審査して融資を決めるのは、保証業務を行うオリエントコーポレーション。
LINEポケットマネーは無証人、無担保ローンのため、代わりに保証をおこなってくれています。
【保証業務とは?】
お金を貸した相手が万が一払わなかった場合、代わりに弁償する仕組みのこと。借り逃げされては困るため、お金をこの人に貸して返ってくる保証があるのかをオリエントコーポレーションがチェックしています。
LINEポケットマネーの審査に通りやすくなるポイントは?
LINEポケットマネーの審査はオリエントコーポレーションと呼ばれる信託会社が行っています。
通常、信託会社が借入できるか判断する場合、審査基準は低めに設定していると言われています。
その理由は薄利多売を経営方針にしているため。
利益を第一としておらず、多くの新規顧客を取り組むために審査を緩め に設定している傾向にあります。
そのためLINEポケットマネーは審査に通りやすいと言われています。
一般的に審査が通りやすいといわれても、今までローンを組んだことがない方や、消費者金融を利用したことがない方は、結果がくるまでは不安に感じてしまうもの。
そこで運営会社であるLINE Creditが公表している審査に通りやすくなる方法と、気をつけるべき注意ポイントを解説します。
LINEスコアの評価を良くしておく
LINEポケットマネーは、従来の金融機関の審査とLINEスコアの値の2つから、融資を行うかを判定する画期的なシステムです。
そのため事前にLINEスコアの登録が必要となります。
LINEスコアは100~1000までの数値があり、収入や雇用体系、勤めている会社の規模により変動します。
また、LINEサービスの使用頻度によりスコアが上下します。
LINEが発表しているスコアが上がりやすくなるサービスは以下のようなものです。
【LINEスコアをアップできるサービス】
- LINEPayの使用
- LINE家計簿の利用
- 広告サービスデータの収集
- LINEスコアの「ライフスタイル」15の質問に答えること
審査を突破するには、LINEスコアが最低210以上ないといけません。
スコアの値が高ければ高いほど審査に受かりやすくなるため、上記のようなLINEサービスを日頃から使用していきましょう。
たとえば、LINE家計簿に1週間1回以上家計簿を入力すると、翌週に20点のLINEスコアが加算されます。
審査に通らない可能性が高い人は、コツコツLINEスコアを貯めてからLINEポケットマネーの審査に臨むのがオススメです。
LINEポケットマネーでの借入希望額を少なめにする
LINEポケットマネで初回に借りられるのは1円から100万円までです。
しかし100万円借りられるからといって、最初から50~100万円までを希望金額を入れてしまうと審査には通りづらくなります。
特にアルバイトやパートをしている学生、主婦などは収入面を考えると最初は10万円以内に収める方が無難です。
大きな金額を設定してはいけない理由は「本当にこの人は返済出来るのか」「滞納してしまうのではないか」と返済能力を疑われてしまうため。
初回時は低額から始めた方が融資を受けやすくなります。
2回目以降はきちんと返済していれば信用度が上がるので、借入金額を増やすことも可能です。
多額のお金を借りたいと考えている人は「50万借りたい」「100万借りたい」場合に使える方法も試してみてください。
LINEでお金を借りる前に他の金融機関での借金は返済しておく
通常ローンを組む場合は個人信用情報機関の情報を確認されます。
個人信用情報機関とは、他の金融機関で借りていないか、クレジットカードやローンを延滞していないかなどの、情報を握っている場所です。
ローン会社はこの機関を使って顧客の借入情報を把握します。
そのため他の金融機関で借入している場合はすぐにバレます。
また、借りている金額が少なくても、複数のローン会社を使っていると返済能力が低いと判断されます。
あまり知られていませんが、携帯の割賦(かっぷ)払いもローンに当てはまりますし、場合によれば家賃滞納も記録として残ります。
これらのデータは5年間は保存されますので、借入前に急いで返済しても意味はありません。
さらに奨学金を利用した経験がある人は、これまでに滞納をしていないか確認しておきましょう。
借入時に完済していなくても信用情報に載りませんが、長期間の滞納があると個人信用機関に除法登録される危険性があります。
審査に影響するため、返済日はしっかり守るように気をつけましょう。
もし気になる方は、下記の個人信用情報機関に問い合わせて下さい。
こちらの2つがLINEポケットマネーが審査に利用している指定期間になります。
【LINEポケットマネーが加盟している信用情報機関】
- JICC(日本信用情報機構)
- CIC
LINEポケットマネーの申込みから審査の流れを手順で解説
LINEポケットマネーの申込みには以下の内容をあらかじめ終えておく必要があります。
- LINEに登録済み
- LINEスコアやLINEPayに登録する事
- ライフスタイルの15の質問に答える
- LINEPayで本人確認して、アカウントをLINE Moneyにすること
上記の内容を行っていないと審査申込みに進めません。
空いた時間に予めしておくとスムーズに申し込めます。
これらの作業を終えると、LINEアプリを開き、いよいよ申込みに入ります。
審査の申込み方法には以下の手順が必要となります。
- LINEアプリを起動
- ウォレットページの「ウォレットタブ」をタップ
- 「ポケットマネー」をタップ
- LINEポケットマネーへの申込みを進める
- 本人確認書類をスマホで撮影・アップロード
- 必要情報を記入
申込み画面の内容に沿って、勤務先や年収などの必要情報を入力します。 - 審査
申込み内容に不備がなければ、審査が行われます。
審査結果はLINE公式アカウントから、LINEのトーク画面で通知されます。
※メールや電話絵の連絡ではないので、LINEの通知をONにしておくと、スムーズに審査結果を確認できます。 - LINEポケットマネーの利用開始
「利用を開始する」を選択すると、LINEPay残高に振り込まれます。
気をつけて欲しいのは、本人確認書類の撮影や自撮りの歳に、きちんと写真がとれているか確認をしておく必要があります。
実際にこの過程が失敗していて、審査に進めない方が大勢います。
もし上手くいかない場合は、LINEPayの公式ブログで、正しい写真撮影の仕方が解説されているので、参考にしましょう。
LINEポケットマネーの返済は残高スライド元利定額リボルビング方式
LINEポケットマネーは、返済方式に「残高スライド元利定額リボルビング方式」を使用しています。
長くてよく分からない方が多いと思いますが、簡単にいえば「リボ払い」に似たシステムです。
借りた金額に合わせた固定の返済額を支払っていくシステムで、毎月の返済額が把握しやすいのがメリット。
「残高スライド元利定額リボルビング方式」は、毎月の支払い額を低く抑えられてお得な代わりに、返済期限が長引くケースも多いです。
LINEポケットマネーの申込みに必要な書類は?
申込みに必要な書類は以下の通りです。
【以下からどれか一点を提出】
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- マイナンバーカード
ただし希望利用額が50万円を超えた場合や、他の消費者金融と合わせて100万円を超える借入になる場合は収入証明書が必要になります。
収入証明書として提出出来るのは、源泉徴収票や給料明細書などです。
確認書類の提出はスマホのカメラで行います。
表面、裏面、斜めと様々なアングルを指定されるため、余計な物が映り込まないように気をつけてシャッターを押しましょう。
LINEポケットマネーの審査にかかる時間は?
審査の所要時間は1日~3日ほどです。
個人信用情報機関に情報提出を依頼するため、申し込んだ曜日や時間帯により待ち時間が変わります。
また、申込み者の収入や勤務先などの属性により審査にかかる時間が変わります。
一般的に融資を通すか迷うラインの人だと時間がかかると言われていますね。
LINEポケットマネーの金利や借入額は?
LINEポケットマネーで、お金を借りる際に気になるのは、金利や借りられるお金の額ですよね。
LINEポケットマネーの金利や借入額に関して、押さえて起きたいポイントをまとめました。
LINEポケットマネーの金利は3.0~18.0%
審査に申し込む際に気になる金利ですが、3.0%~18.0%までの変動金利となっています。
変動金利と言っても途中で金利は変わりません。
変化するのは増額したときや2回目に借りる場合です。
ちなみに、この値は大手消費者金融「アコム」「アイフル」と同じ金利となっています。
金利は金融機関の審査とLINEスコアの値で決定する
LINEポケットマネーでの金利と借入額の決算基準には、従来の金融機関でもある審査に加えて、AI搭載のLINEスコアによる信用数値があります。
独自のAIによる審査を行っているため、これまで金融機関で借りられなかった人でも融資を受けられる可能性があり、他社よりも金利を下げて借りられる可能性があります。
実際にLINEポケットマネーを借りた経験のある人は、50%以上が他社よりも金利が低かったと回答していますよ。
まとめ
LINEポケットマネーについてご紹介しました。
LINEアプリを利用している人は是非、使って欲しいですね。
金利も安く、手間も掛からず1円から借りられるっていうのは凄いです。
普段からLINE関係のアプリを利用すると、LINEスコアもあがりますし、是非試して下さいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。