LINEポケットマネーは、身近なLINEアプリで申込みから審査、借入、返済までが完結出来るとても便利なサービスになります。
また審査には「LINEスコア」という独自の指標を活用しているのも、特徴ですね。
小額から借入と返済が出来るのが特徴ですが、他社での借入をまとめることができる「LINEポケットマネー借りかえ」というサービスもあります。
すでに他社で複数の借入がある方も、最大５契約分までなら借り換えできる「借り換え専用ローン」になります。
今回はローン借り換えの基本や「LINEポケットマネー借りかえ」の特徴などをご紹介していきます。
記事の目次
「借り換え」ってどういうこと？
まずは借り換えの話からしていきましょう。
借り換えというのは、既にローンをーもつ方が、他社にローンを乗り替えることを言います。
借り換えに利用出来るローンは多くありますが、ここでは借り換えの方法のうち、以下の二つを例に挙げ解説しましょう。
- 通常ローンで他社に乗り替え
- 「借り換え専用ローン」で他社に乗り替え
貸金業者には、自分の返済能力を超える借入によって、返済困難となる債務者を増やさないために、借入上限額を年収の３分の１とする「総量規制」というルールが原則義務づけられています。
通常、借り換えを行う際には、一時的に借入残高増えますので、他社の通常のローン商品を使って借り換える場合、総量規制によりすでに複数の借入がある方や、多額の借入がある方は借り換えできない可能性があります。
一方、借り換え専用ローンは総量規制の「例外貸付」にあたり、例外貸付としての借入は総量規制の金額には含まれないため、すでに借入があり、総量規制に接触しそうな方でも、「借り換え専用ローン」を利用すれば借り換えができる可能性があります。
「借り換え専用ローン」のメリットとデメリットは？
ココでは通常のローンで他社に乗り替える方法と「借り換え専用ローン」で他社に乗り替える方法について、詳しく比較しながら「借り換え専用ローン」のメリットとデメリットについてご紹介しましょう。
| 通常のローン | 借り換え専用ローン |
| 総量規制の対象
借入残高によっては借り換えができない |
総量規制の対象外
審査は厳しい傾向 利用後は新たなローンは利用出来ない |
前述の通り、借り換え専用ローンは「例外貸付」として総量規制の対象外となります。
そのため、借り換え後の借入残高が年収の３分の１に達している場合でも、借り換えができる可能性があります。
しかし、詳しくみていくとその内容は商品毎に異なりますね。
「借り換え専用ローン」にもさまざまな商品がありますが、法律では大きく「顧客に一方的に有利となる借り換え」（以下「有利借換）」もしくは「借入残高を段階的に減少指せるための借り換え」（以下「段階的借換」）にわけられます。
法律では、いずれも個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約とする事が定められていますが、それぞれの商品設計においては、クリアすべき項目に違いがあります。
例えば「有利借換」では、借換えに伴う諸費用なども含めた借換え後の返済総額が借り変え前より増えないことが盛り込まれている一方で、「段階的借換」では、貸付の残高が段階的に減少する事を見込むとするものの、返済総額が借り換え前よりも増えないこと、といった項目は盛り込まれていません。
しかし、法律により大きく枠組みが決まっているといっても、実際のところ、借り換えの際に適用される借り換えの融資基準は各商品によって異なります。
いずれに区分される場合も厳しい基準を設けているローン商品があるのも事実です。
総量規制の対象外になるからといって審査が甘い、といったことはありません。
通常のローン同様に、慎重に審査に臨みましょう。
「借り換え専用ローン」の利用にあたっては、他社へ乗り替えることで、借入をまとめます。
そのため、乗り替え先によっては、審査において返済能力に関わる「信用」を見直し、契約条件を以前より良いものにできる可能性がありますね。
しかし、「借り換え専用ローン」を契約した先の会社では原則追加融資ができないので、注意しましょう。
また、その他の金融機関においても「借り換え専用ローン」による借入残高が総量規制の基準を超過した場合、新たなローンは利用できなくなることを覚えておきましょう。
まずは売りのない返済計画を立てて、家計に組み込んだ上で計画的な利用を検討することが大切ですね。
「LINEポケットマネー借りかえ」とは？
それでは、「LINEポケットマネー借りかえ」がどんなものなのか、基本的な内容から紹介していきましょう。
「LINEポケットマネー借りかえ」の基本
「LINEポケットマネー借りかえ」の特徴は以下のようになります。
- 利用出来るのは契約時の年齢が満20歳から59歳までの方
- 融資上限額は300万円まで
- 実際の借入可能額は審査の後、契約時に決定される
- いわゆる「借り換え」専用ローン
- 追加借入はできない
- 収入証明書は必須
「LINEポケットマネー借りかえ」は、アプリで申込みから審査、借入、返済までが完結し、小額から借入と返済ができるLINEポケットマネーの借り換え専用ローンです。
総量規制の「例外貸付」に分類されるため、それまでの借入残高と借入額を合わせた額が、年収の3分の1を超える場合でも一定の条件を満たせば利用出来ます。
申込み出来るのは、契約時の年齢が満20歳～59歳までの方になりますね。
また、複数の会社から借入をしている場合は、最大5契約分までのローンが借り換えの対象になります。
融資上限額は、LINEポケットマネー同様に300万円とされていますよ。
契約成立後、LINEポケットマネーでは、融資金額は利用者のLINEPay残高や銀行口座に入金されますが、「LINEポケットマネー借りかえ」では、LINE Credit株式会社から借り換え元の金融機関に対して融資金額が直接振り込まれます。
また、申込みに当たっては収入証明書が求められ、他社での「借り換え専用ローン」同様審査も行われます。
契約条件は審査の後決まりますが、LINEスコアの登録を済ませていれば、契約前に金利が確定されますよ。
「LINEポケットマネー借りかえ」のメリットは？
ここからは、「LINEポケットマネー借りかえ」を利用する際のメリットについてご紹介しましょう。
契約前に金利を他社と比較できる
「LINEポケットマネー借りかえ」では、審査の際に「LINEスコア」を活用しています。
登録すると契約前に金利を確定出来るので、他社と金利を比較検討することが出来るのは便利ですね。
ちなみに、LINEスコアをすでに登録している場合でも、LINEサービスの利用状況などによって、LINEスコアは変動します。
また、登録内容に変更があれば修正することも可能ですよ。
毎月の返済金額を軽減できる
「LINEポケットマネー借りかえ」では、今より毎月の返済金額が少なくなるよう返済計画が提示されます。
そのため毎月の返済金額を減らすことができます。
返済日がひとつにまとまる
他社での「借り換え専用ローン」同様に、複数あった返済日を一つにまとめることができます。
「LINEポケットマネー借りかえ」では、返済日は16日・26日のどちらかに選択出来ますし、返済日が近くなってきたら事前にLINEに通知が入るため、うっかり返済日を忘れて遅延損害金を支払うリスクを軽減することが出来るでしょう。
「LINEスコア」を活用した独自の審査が行われる
「LINEポケットマネー借りかえ」では、LINEポケットマネー同様にLINEスコアを審査に活用しています。
伝統的な金融機関では、属性データや信用情報で、与信調査が行われます。
一方、LINEポケットマネーでは、属性データと信用情報に加え、LINEの各種サービスの利用状況などの行動データをLINEスコアとして活用し、独自の与信を行っているのが特徴です。
なお、トーク内容がLINEスコアの判定に利用されることはありませんので、その点は安心してください。
こういった独自の審査方法により、他社で融資を断られた方でも、借入出来る可能性があり、さらに他社のものよりも金利が下げられる可能性もあるという事です。
「LINEポケットマネー借りかえ」のデメリットは？
「LINEポケットマネー借りかえ」はメリットもありますが、いくつか注意すべきデメリットもありますので、そちらもご紹介しましょう。
利用後の新たな追加借入はできない
「LINEポケットマネー借りかえ」では追加借入は出来ません。
また「LINEポケットマネー」からの借入がある場合は、必ず借り換えの対象になります。
まずは無理のない併催計画を立て、返済を続けても家計が苦しくならないか、検証したうえで計画的に利用を検討しましょう。
返済総額が増える可能性がある
「LINEポケットマネー借りかえ」では、今より毎月の返済金額が少なくなるよう返済計画が提示されます。
金利が下がっていたとしても、毎月の返済金額を減らすと返済期間が延び、返済総額が増える可能性があります。
シミュレーションも用意されているので、契約前に活用して返済総額を確認しておきましょう。
「LINEポケットマネー借りかえ」が向いている人は？
次に「LINEポケットマネー借りかえ」に向いている人について、まとめましたのでご覧下さい。
【LINEポケットマネー借りかえに向いている人は？】
- 日頃からさまざまなLINEサービスを利用している
- 30代に近い年代である
- 結婚している
- 同居する家族が多い
- 建築してまだ新しい一戸建てを所有している
- 勤め先の会社が安定している
- 勤続年数が長い
「LINEポケットマネー借り換え」は借り換え専用ローンです。
そのため審査は厳しい傾向にあり、利用後に「借り換え専用ローン」による借入残高が総量規制の基準を超過した場合、追加借入ができません。
「LINEポケットマネー借りかえ」の利用にあたり、必ずしも多くの貯蓄は必要ではありませんが、返済の途中、想定外の支出はつきものです。
あらためてご自身の借入状況や働き方、年齢等を振り返りつつ、最後まで返済を続けられそうなのか、万が一の際にも返済資金を調達出来そうな手段が見込まれるのか、確認しながら審査に挑む必要があるでしょう。
また、返済方法はLINEPayか銀行口座振り込みの2種類があります。
借入にあたっては、LINEPayと銀行口座の両方の設定を完了する事が必要になりますね。
実際の返済を想定するのであれば、いずれの場合も、予めLINEPayと給与振込口座を連携させておきましょう。
連携指せていない場合は、返済の都度、不便になる事が考えられます。
また、「LINEポケットマネー借りかえ」は前述の通り、LINEスコアを審査に活用しているのが特徴です。
元本の返済とともに必要となる利息額は、借入の際の審査を踏まえ「信用」に基づいて決定されます。
ちなみに、このLINEスコアは、LINEのさまざまなサービスの利用状況からライフスタイルに関わる振る舞いなどを元に、申込者の社会性を測って信用スコアを診断しています。
残念ながら、LINEスコアの詳しい基準は公開されていませんが、LINEPayの本人確認をするとLINEスコアが20アップされるということは公開されていますので、やっていない方は利用してみましょう。
利用に当たり、本人確認はスマホでできる簡単な本人確認のみです。
スムーズな借入が出来るように、予めLINEPayの本人確認と、銀行口座設定を行っておくのがベストですね。
他にも以下の様なことでLINEスコアをアップできます。
- LINEPayの使用
- LINE家計簿の利用
- 連携キャンペーンの利用
LINEのサービスを利用して、スコアアップを目指しましょう。
まとめ
乗り替え専用ローンには、さまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。
アプリで利用出来る便利で身近な「LINEポケットマネー借りかえ」も、利用に当たってはその他のローンと同様に、返済能力を証明する必要があり、審査も行われます。
始めてローンを契約するときよりも慎重に検討する必要がありますよ。
一方審査に活用されるのはLINEスコアという独自のサービスなので、自身の工夫によってはスコアアップも狙えます。
LINEをよく利用するという方は是非「LINEポケットマネー借りかえ」も検討してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。