キャッシングを利用して“複数の会社”から借り入れをしているとき――
A社に数万……
B社に数万……
C社に数万……
――と返済をするのは、非常に面倒ですよね。
『借金』というのは、ひとつでも煩わしい問題ですから、複数の社から借り入れをしていれば、その煩わしさが何倍にも膨れ上がるのは言うまでもありません。
頭から常に“借金問題”が拭いきれず、ほんの僅かな時間……それこそトイレの個室のなかでさえ、今後の「借り入れ・返済」のことについて、ついつい考えてしまいます。
しかし、もしもそれらの借金を“ひとつの会社”にまとめることができれば、返済の道のりも簡潔化できて、精神的な気苦労も減るというもの。
「借金の一本化なんて、本当にできるのか?」
――もちろん可能です。
そういった方法も今では、ひとつの『返済術』として認可……ちまたでは、≪借り換え≫と呼称されて、多くの方が利用しています。
確かに“借り入れを一本化”することは、精神的なことや実利的なことなど、いろいろな面で≪メリット≫が多いですけれども――
「そんな上手い話があるものか、絶対に何か“裏”があるに違いないッ」
――と疑ってしまう方も少なくないでしょう。
・上手い話をのっけから疑い否定
・新しいことへの探求/学習に対する怠慢
……etc.
『借金』による“精神的な疲労”は心理学/精神分析学の側面から察するに、生活のうえでさまざまな支障を生じさせるもの。
「“借金は一本化”した方がお得!」と言われても「じゃあ、そうします!」と、ふたつ返事できるわけがありません。
そこで、“精神的な疲労”を覚えている人でも分かりやすいよう、簡易かつ詳細に『借金』の一本化……≪借り換え・返済術≫について、ご解説します。
まずは、デメリットから――
ただし、将来一本化ができなくなる恐れがあるので早めのお手続きがオススメです。
手続きの準備、注意点など詳細についてはこちら
≪借り換え≫のデメリット
・『借金』に対する意識が減る
≪借り換え・返済術≫におけるさまざまな問題のすべては、以上に尽きます。
複数社で借り入れをそれぞれ利用しているときは「早く返済しなければ……」と常に意識せざるを得ないため、“精神的な疲労”が付きまとうものの必然的に『借金』を返済することに意識が向きます。
けれども、『借金』を一本化し≪借り換え≫してしまった場合は、「まぁ何とかなるさ」と気持ちが軽くなってしまうため、あえて“月々の返済額”を低く設定し、長期間に渡って少しずつ払うことになりかねません。
こればかりは本人の意識の問題であるため、どうしようもありませんが、返済の長期化してしまう方ばかりではなく、なかには≪借り換え・返済≫にしたことで<『借金』をより明確に意識することができたため、「通常よりも早く完済した」という方もいます。
おすすめできないタイプ
『借金』の返済をもっと楽したい、と願っているタイプ
――≪借り入れ・返済術≫を利用してみても、結局のところ返済しなければならないのは“あなた自身”です。
≪借り換え≫はあくまで『返済を目的としたシステム』、ただ「楽したい」という思いから利用しても返済期間が延びるだけで“本来の意味”がありません。
では次に、≪借り入れ・返済術≫のメリット――
≪借り換え≫のメリット
・『返済総額』が激減する
≪借り換え≫のメリットは、やはり『返済総額』が通常の返済方法と比較して、圧倒的に低くなることです。
【複数社・返済】
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- A社・借り入れ額:30万(18%/年率)
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- B社・借り入れ額:30万(18%/年率)
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- C社・借り入れ額:30万(18%/年率)
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- D社・借り入れ額:10万(18%/年率)
この場合の“ひと月にかかる金利”は――
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- A社:4,438円
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- B社:4,438円
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- C社:4,438円
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- D社:1,479円
――金利のみで『総額:14,793円』になります。
【借り換え一本化・返済】
E社・借り入れ額:100万(15%/年率)
この場合の“ひと月にかかる金利”は――
E社:12,328円
――『総額:12,328円』となり、ひと月ごとに「-2,465円」安くなります。
返済に“1年”掛かったと仮定した場合は、『-29,580円』も安くなるわけです。
そしてまた、“ATM返済・手数料”も考慮した場合、【複数社・返済】の場合は平均して約「800円/ひと月」ほど、1年で換算すれば約『9,600円』。
一方【借り換え一本化・返済】の場合は、ほとんどの会社がATM振り込み手数料を無料化していますので、「-9,600円」まるまる安くなります。
総合では、≪借り換え≫にした場合1年で安くなる“返済総額”は、何と『-39,180円』。
仮に借り入れ総額100万で5年返済を続けた場合をシミュレートしてみれば、『-195,900円』となるわけですから、もしも総額がさらに多く、長期間の返済を考えているのであれば、決して無視できる額ではなくなります。
・より円滑な『完済』を目指せる
≪借り入れ≫のメリットは、“返済総額が低くなる”ことだけではありません。
現在の『借り入れ総額』を視覚的に認識できるようになるため、徐々に減って行く『借り入れ総額』を見て「返済の喜び」を覚えられるうえに、“追加借り入れの抑制”もできます。
≪複数社≫から借り入れをしている場合はついつい「追加借り入れ」してしまう場合も多いですけれど、≪一本化≫したあとは「追加借り入れ」がシステム上にて抑制されるため、追加借り入れし辛くなりますし、場合によっては規制されて不可能になる場合もあるでしょう。
しかしまた、絶対に“追加借り入れ”できなくなるというわけでもありませんので、もしもの場合を考慮している非常に利便性に長けたシステムとなっています。
もしも逸早く完済してしまうことを目指しているであれば、『借り入れの一本化』をしてしまいましょう。