[キャッシング]を初めて利用する方が、まず一番に悩むところと言えば、それは——
『銀行キャッシング』
『サラ(消費者)金融キャッシング』
『信販(クレジット)キャッシング』
以上3つの企業のうち、どの企業の[キャッシング]を利用するか?
——ということ。
「お金さえ借りられれば、どこだっていい!!」という方は、悩む必要はありませんけれど……。
「安い利率のキャッシングを利用したい」
「簡単に審査に通るキャッシングを利用したい」
「便利なキャッシングを利用したい」 など
[キャッシング]に何かを希望することのであれば、あらかじめ『銀行キャッシング』『サラ(消費者)金融キャッシング』『信販(クレジット)キャッシング』について、それぞれの特性(メリット/デメリット)について下調べしておく必要があります。
そこで此度は、『銀行』『サラ金融』『信販』について、それぞれの情報をまとめましたので、[キャッシング]を利用する前に一度ご覧ください。
※ 『サラリーマン(消費者)金融キャッシング』と『信販キャッシング』は、類似点が多いため、『サラリーマン(消費者)金融』としてまとめて記述されています。
≪銀行キャッシング≫
『銀行』が取り扱っている“キャッシング・サービス”について、ご説明します。
まず大前提として覚えておくべきことは、『銀行』も企業のひとつ、だということ。
『銀行』は一般的に他の企業の枠から外れ(金融機関)という一枠で括られる傾向がありますけれど、国が運営していたり、ボランティアで仕事していたりするわけではなく、〔お金を稼ぐため〕に動いている列記とした企業のひとつです。
ただし、同じ企業と言っても『銀行』は〔銀行法〕、『サラ金/信販金融』は〔賃金行法〕と、別々の法で運営されているため、いろいろなメリットがあることが特徴。
そして、『銀行』は第一に[信頼]で成り立つビジネスであるため、不祥事などを絶対に起こすわけにはいかないという訓示により、安全で安心な[キャッシング]を利用できます。
【メリット】
・安い利息で借りられる
——『銀行』系の[キャッシング]は基本的に〔15%前後/年率〕を最大年率に設定しています。
〔18%前後/年率〕を最大年率に設定している他系の[キャッシング]と比較すると、約3%ほど低い利息で借入れ可能。
3%というのは、1万円を30日借りたとき、[24円]の利息です。
・総量規制がない
——[総量規制]とは、当人の年収の3分の1以下までしか借入れすることができない〔賃金行法〕の規定です。
『銀行』は〔銀行法〕で運営されているため、この規制がありません。
【デメリット】
・取り立てがしつこい
——支払いが遅れたときの『取り立て』が怖そうなのは、一般的にサラ金や信頼のキャッシングとイメージされそうですが、現代において、サラ金/信販には〔賃金行法〕の『取り立て禁止』によって、無茶な取り立てができなくなっています。
しかし、『銀行』にはそれが適用されないため、穏やかではあるものの、職場に上がり込んだり、電話をしたりなどのなかば強行的な『取り立て』が可能なわけです。
≪サラ(消費者)金融キャッシング≫
『サラリーマン(消費者)金融』が取り扱っている“キャッシング・サービス”について、ご説明します。
『サラ金』といえば、いまだにガラの悪いイメージが強いですが、その理由は、今から数十年前に不当な貸し付けを行なっていた『闇金(ヤミ金)』が、みずからのことを「サラリーマン金融(サラ金)」と名乗っていたことがキッカケです。
誤解されている方々も多いようですが、今ある『サラリーマン(消費者)金融』が不当な貸し付けを行なっていたわけではありませんので、『サラ金』という先入観だけで避けるべきではありません。
今存在している有名な『サラリーマン(消費者)金融』は、いろいろなサービスを設けたため、『銀行』系の[キャッシング]よりも、大きなメリットがあります。
【メリット】
・『取り立て』がほとんどない
——〔賃金行法〕により『取り立て禁止』が設けられたため、『サラリーマン(消費者)金融』は迂闊に『取り立て』を行うことができません。
勤務先の職場に電話をして来ることも、また職場に乗り込んで来ることも、ましてや脅すなんてことはまずないので、安心して利用できることが法律により保証されています。
・審査が早く/甘い
——『銀行』系の[キャッシング]と違って、『サラリーマン(消費者)金融』は、比較的に審査が迅速かつ甘い傾向があります。
・大口借り入れする際は利息が安くなる
——[出資法]により、借入れ額に応じて、「最大年率」を引き下げる仕組みが確立しているため、多く借入れすれば自動的に『利息』が安くなるシステムになっています。
・海外でも利用可能(信販のみ)
——海外出張または旅行の際に[キャッシング]機能を利用して、その国の通貨を借入れすることができます。
通貨換算を利用せず、外国の通貨を利用できるようになるため、数千〜数万円お得な利用が可能です。
【デメリット】
・総量規制がある
——[賃金行法]により、総量規制が掛かるため、年収の3分の1以上の借入れをおこなうことができません。