他社借入として記載が必要?奨学金を利用している人は絶対確認!

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近年では大学を卒業してから社会人になるのが当たり前だとされていて、2013年に発表されたデータでも大学もしくは大学院への進学率というのは50%近くになっていることが挙げられます。

そして、大学への進学率とともに増加しているとされているのが奨学金の利用率とされていて、これは返済が求められない給付型奨学金と貸付型奨学金の両方を含めた数字となっています。

しかし、日本では給付型奨学金が定着していないということもあり、無利子・有利子を問わずにほとんどが返済の求められるタイプの奨学金となっているために、大学の卒業後に奨学金の返済で困窮しているという人の数が増えていることが問題視されています。

そこでこちらでは、奨学金を利用することによってローンの審査にどのような影響を与えるのか、そしてローンの審査の際に記入しなければならない他社借り入れに奨学金の利用は含まれるのかということについて詳しく紹介していきます。

基本的に奨学金の利用は、他社借り入れに含まれることがない

ローンの審査が行われる際に記入する他社借り入れの項目に関しては、ウソを記入した場合は審査に通過することが出来なくなるということはよく知られています。

しかし、「どの部分までが嘘になるのか」ということや「どのような手続きをすることによってウソと判断するのか」ということについては、あまり詳しく紹介されていません。

そして肝心の奨学金の利用をした場合に、ローン審査の申し込みをする際には他社借り入れの項目を記入しなければならないのかという問題については、基本的には奨学金を利用していることをローン会社に提示する必要はないということが挙げられます。

ただし、これは奨学金の返済をキチンとしているというケースに限られていて、奨学金の返済を遅滞しているというような場合には他社借り入れとして記入しなければいけません

この2つがどのようにして分かれているのかというと、ローン商品を審査している企業が、どのようにして申し込み者が奨学金を利用しているのかということを判断しているのかということになります。

一般的にカードローンやクレジットカード、その他のローンなどを利用している場合には、ローンを提供している企業が個人信用情報機関に申し込み者の情報を登録することになります。

そして、個人信用情報機関に登録された情報というのは情報を登録した企業だけではなく、貸金業者全てが閲覧することが出来る状態となっていますので、ローン会社が提供しているローンを利用している段階で情報が登録されるということです。

そのため、奨学金のように育友会や日本学生支援機構が提供しているような場合は、返済の遅滞などの事故を起こさない限りは奨学金を利用しているということがローン会社に知られるという心配がありません

しかし、返済の遅滞などの事故を起こしてしまった場合は個人信用情報機関に登録されてしまうことになりますので、そうなるとローン会社に申し込みをする際には他社借り入れとして記入しなければならないということになります。

これと同じように、例えば友人から借金があるというような場合には、その借金を調べる方法というのがありませんので、他社借り入れの情報に含まれるということがないということです。

このように重要なのは、申し込み者が他社から借り入れをしているという情報を知ることが出来るのかという点となっていますので、知ることが出来ない情報に関しては記載する必要がないということに繋がります。

奨学金の種類によっては、他社借り入れに含まなければならない

上記で紹介したように、奨学金の利用というのは原則として他社借り入れの情報とは関係がないということになっていますが、特定の条件下では他社借り入れとして記入しなければならないこともあります

それは「貸金業者が提供している奨学金を利用している場合」ということになります。

近年では様々な企業や団体が奨学金を提供しているということになっていて、銀行や金融機関などでも奨学金を提供しているというケースがあります。

このような場合には、申し込み者が奨学金を利用しているということが貸金業者に知られているということが挙げられますので、他社借り入れ情報として記入しないとウソの情報を記入したというように判断されることもあります。

このように奨学金を利用していることをローン会社に伝えなければいけないのかどうかというのは、審査をするローン会社が申し込み者の利用している奨学金のことを知ることが出来るのかどうかという点となっていますので、その点を見極めることが重要なポイントとなっています。

しかし、どの奨学金を利用している場合でも共通している要素としては、返済を遅滞した時点で個人信用情報機関に情報が登録されてしまうということになりますので、どのような奨学金を利用していても返済の遅滞だけは絶対に起こさないように注意しなければいけません。

奨学金の返済をしていることによってローンの審査に与える影響とは

奨学金を利用していることに関して、ローンの申し込みをする際に他社借り入れとして申告しなければいけないのかということについては、上記でも紹介したように状況によるということになりますが、こちらでは奨学金の返済をしていることによって、ローンの審査にどのような影響を与えるのかということについて紹介していきます。

日本における奨学金というのは、簡単に言えばローンを利用しているということと同じ意味に捉えられがちです。

実際に、学生時代に借りた現金を卒業後に返済するというだけになっていますので、何の違いも無いということが挙げられますが、奨学金の返済をしているために日々の生活が困窮しているというケースも非常に多くなっています。

これは、奨学金を返済するペースと毎月の給与および支出が釣り合っていないためだとされていて、毎月の給料から奨学金の返済分を除くと生活費を捻出することも難しいというような人が多いためだとされています。

奨学金を利用している人の多くは数百万円程度の借り入れをしているというケースが多いですが、大学や大学院などに通っていた場合は4年間~6年間分の受給が溜まっているということもあり1,000万円を超えているというケースも少なくありません。

そして、奨学金というのは基本的に卒業後10年以内に完済するというような返済計画が立てられているケースが多くなっていますので、1,000万円の借り入れをした場合は無利子の場合でも年間に100万円の返済をするということになります。

この返済金額と一般的な新卒社会人がもらう給料を比較すると生活費を捻出するのが難しいのも当然のこととなっていますので、新卒社会人の多くが卒業後に奨学金の返済をしながらカードローンや無担保ローンを利用することになります。

このような場合に注意しなければならないのが、奨学金の返済をすることでローンの審査にどのような影響を及ぼすのかということになりますが、結論から言えば何の影響もありません。

上記でも紹介したように奨学金を利用していること自体をローンの審査を行う企業が知ることの出来ないことになりますので、審査の段階では奨学金の有無は関係ないということになります。

まとめ:

いかがだったでしょうか?

奨学金を利用していることによって、他社借り入れ情報に含まれるのではないかと不安を感じている人も多いかもしれませんが、大半の奨学金というのは他社借り入れ情報に記入しなくても良いということが分かってもらえたと思います。

ただし、上記でも紹介したように状況によっては奨学金を利用していること自体を他社借り入れとして記入しなければならないこともありますので、その点に関しては注意してローンの審査に臨むようにして下さい。