アコムカードローンの契約期間は完済しても終了じゃない!?意外と知らないカードローンの契約期間とは?

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アコムのカードローンは、審査を通過しアコムの会員になることで、ローン専用カードを使って借入れを行うことができます。

カードローンの魅力は、カードを発行すれば何度でも借入れができる点にありますが、利用されている方の中には、カードがあれば期限なく利用できると思っている方も多いです。

しかし、カードローンには「契約期間」が決まっており、契約者の誰もが制限なく利用できるわけではありません。

また、契約期間を返済期間と勘違いされている方も多くいます。

カードローンの規約や契約書には様々な「期間」が出てくるため、混乱してしまう方もいるかと思います。

そこで今回は、アコムカードローンの契約期間について、分かりやすくご説明していきます。契約期間というのものが理解できることで、あとで不利益を被ることも避けることができます。

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アコムカードローンの「契約期間」とは?

クレジットカードには有効期限があり、その期限内であればそのカードは利用することができますが、アコムカードローンの専用カードにも有効期間が決まっており、その期間内であれば何度でも借入れを行うことが可能です。

カードローンの契約期間とは、「ローンカードの利用有効期間」を指しています。

つまり、「アコムカード会員の契約期間」を意味しています。

アコムではカード会員の契約期間(ローンカードの有効期限)を、「契約が成立した日から5年間」と定めています。

これは、アコムの規約「AC会員規約」のカードローン条項第26条(利用有効期間)に記載されています。

「契約期間」だけだと、アコムと契約者との個別契約だと勘違いしやすく、契約期間=返済期間だと思ってしまい、借金を完済した時点でアコムとの契約期間が終了したと認識してしまうわけです。

返済期間とは、文字通り「借金を完済するまでの期間」を指しており、契約者によって期間の長さは異なります。

アコムの契約期間が過ぎたらどうなる?

アコムの契約期間は成立日から5年間と決まっていますが、借入額によっては返済期間が5年以上となる方もいるかと思います。

では、5年の契約期間を過ぎるとどうなるのでしょうか?何かペナルティがついてしまうのでしょうか?

アコムのカードローン規約には、

「アコム会員、またはアコムから契約期間満了日に申し出がない限り契約期間は自動更新され、その期間は5年とする」

という内容が記載されています。

つまり、通常は契約期間が過ぎると自動更新され、本人が契約解除しない限りは、その後も5年間更新されていくわけです。

アコムでは、返済期間の最長が9年7か月となっており、5年以上の返済期間で契約した場合、契約期間内に完済することは不可能です。

こうしたケースで心配されるのが、契約期間内に完済できないと何らのペナルティが課せられるのでは?ということではないでしょうか。

上記の「契約期間とは?」でもご説明した通り、契約期間とは「アコムカード会員の契約期間」であり返済期間ではありません。
そのため、契約期間よりも返済期間のほうが長いケースもあるわけです。

契約期間は満了日を迎えると自動更新されるので、期間内に完済できなくても何のペナルティが付くこともなく、継続して返済を続けられます。

また、延滞したことで本来ならば契約期間内で完済できる予定だったのが、契約期間に完済できなかったというケースでも、一時的な延滞でその後返済を再開していれば、アコムが強制解約させることはありません。

従って、契約期間が更新され、その後も継続して返済していくことが可能です。

なぜ契約期間を設けるの?

契約期間が満了日を迎えても自動更新されるのであれば、特に期間を設ける必要もないように感じますが、なぜカードローンでは契約期間を設けるのでしょうか?

アコムカードローンの場合、契約者自らがアコムカード会員の退会を申し出ない限り、自動更新されていくシステムとなっています。

このようなシステムにする理由としては、アコムが顧客を長期獲得し続けるためとも言えます。

利用者の中には、カードローンを完済した時点でアコム会員を解約する人もいますが、完済後もアコム会員を継続させている人もいます。

それはなぜかというと、アコムカードを持っていれば、急にお金が必要となった時にすぐ利用できるという利便性が挙げられます。

アコムでは、専用ATMやコンビニATMで借入れができるため、持っていると急にお金が必要となった時に大変便利なのです。

アコムとしては、完済後もアコムカードを所持していてくれることで、またカードローンを利用してくれる確率が高く、その後も安定した収益を得られる可能性があるわけです。

また、契約者の中には、借金完済後のアコム利用を希望していないのに、アコムカードを所持し続けている人もいます。

この方達は、借金を完済すれば自動的にアコム会員が解約されると勘違いし、退会手続きをせずにいるのです。

アコムでは、カード会員を退会する場合には手続きをしなければならず、手続きをしないと自動的に契約期間が更新され続けることになります。

完済後は「もう借入れはしない!」と思っていても、いつかはまたアコムを利用する日が来る可能性はあり、アコムではこうしたケースも考慮し、顧客とともに見込み客も獲得するため、契約期間を自動更新させているわけです。

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アコムが契約期間を5年間としているワケ

カードローンの契約期間は金融機関によって異なり、アコムなどの消費者金融では5年、クレジットカードを扱う信販会社では3年、銀行では1年が一般的となっています。

アコムが契約期間を5年に設定している理由は、契約者の返済能力に変動がないかを定期的にチェックするためであり、銀行やクレジットカード会社よりも比較的審査が緩めな消費者金融では、これらの金融機関よりも長い5年に設定して、顧客獲得と共に定期的な契約者の選定を行っているのです。

銀行のカードローンは、アコムなどの消費者金融のカードローンよりも金利が低く設定されているため審査も厳しい他、契約期間も1年に設定して、契約者の信用度を厳しくチェックしています。

アコムは、銀行よりも金利が高めに設定されているため、銀行よりも審査が緩めであり、契約期間も5年と長めに設定されています。

アコムでは、契約期間の満了が近づくと、契約者の信用情報をチェックして信用度が悪化していないかなどを確認し、問題が無ければ自動更新させる仕組みとなっています。

アコムの契約期間が更新されない場合とは?

アコムの契約期間は通常自動で更新されるシステムとなっていますが、それは5年間に契約者の信用度に大きな問題が無かった場合となり、全ての人が自動更新されるわけではありません。
契約期間が自動更新されない場合とは、アコムから「強制解約」された場合です。

強制解約とは、契約者の意志に関係なく、金融機関が強制的に会員を解約させる手続きをいいます。

強制解約の条件としては、「長期間にわたり延滞した場合」や「金融機関の催促を無視し続けた場合」などです。

このような状況になると、アコムは「契約者に返済する意志が全くない」・「アコムカード会員の条件を満たしていない」と判断し、強制解約の手続きをとります。

アコムから強制解約されたからといって、延滞し続けた借金がゼロになるわけではなく、その後も借金返済の催促は来ます。それでも無視し続けると、アコムから裁判を起こされる可能性もあります。

アコムから強制解約をされたという事実は、その人の信用情報にもしっかり登録され、信用情報機関に保管され続けることになるため、その後借入れ申し込みをしても、審査に大きな影響を与える可能性があります。

そのため、延滞させることなくきちんと返済していくことが大切であり、金融事故を起こさないことがアコムの契約期間を更新させていくポイントでもあります。

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