アコムのカードローンなどは、申し込み手続きを行った後、審査を通過することで利用が可能となりますが、申し込み後に何らかの理由でキャンセルをすることもあるかと思います。
審査を通過して借入れができたとしても、その後は借入額と共に高い利息も返済していかなければならないため、なるべくならば借金は作らない方が良いです。
新規でアコムを利用する方にとっては、何もかもが初めてであり、様々な仕組みなどもよく分からないことでしょう。
そこで、今回はアコムの申し込み後&審査通過後にキャンセルしたくなった時、キャンセルは可能なのか、またキャンセルをしたことでその後デメリットになるのかなどについて、詳しくご紹介していきます。
記事の目次
アコムでは申し込み後&審査通過後にキャンセルすることは可能?
アコムに申し込みをしたのち、または申し込み後の仮審査通過後に、気持ちが変わって利用を辞退したくなった場合、キャンセルすることは可能なのでしょうか?
アコムでは、申し込み後・仮審査通過後のどちらでも途中キャンセルが可能です。
アコムの申し込み手続きは、公式サイトの入力フォームから行うことができるため、十数分で終了します。
また、アコムにデータが送信されると即座に仮審査が始まり、最短30分で審査結果が出ます。
そのため、申し込み当日に融資を受けることもできます。
従って、申し込み後または仮審査通過後に辞退したくなった場合には、なるべく早くキャンセルをするようにしましょう。
アコムのキャンセル方法について
アコムのキャンセル方法は、電話で行うことができます。
電話での問い合わせの場合、新規申込者用とアコム会員用の2種類の電話番号がありますが、申し込み後または仮審査通過後のキャンセル依頼は、新規申込者用の「フリーコール(0120-07-1000)」に掛けます。
フリーコールに電話を掛けると、オペレーターが応対してくれますので、そこでキャンセルしたい旨を伝えましょう。
また、審査通過後に自動契約機(むじんくん)(アコムの自動契約機)で契約をしようと訪れ、そこで辞退したくなることもあるでしょう。
この場合には、自動契約機(むじんくん)に設置されている電話を使ってオペレーターに連絡を取り、そこでキャンセルしたい旨を伝えればOKです。
アコムの店頭で申し込み後に、考え直して辞退したくなった場合には、その場でアコムスタッフにキャンセル依頼をすればOKです。
この場合、直接アコムスタッフにキャンセルを告げることになるので、多少の勇気が必要なのと、気まずさも感じるかもしれません。
しかし、帰宅してから電話でキャンセルを告げた場合、その間にも審査は続けられることになります。
更に、申し込みをした時間帯によっては、その日に勤務先に在籍確認の電話が行くことにもなります。
こうしたことから、辞退する意志が強い場合には、勇気を出してその場でキャンセルを告げるようにしましょう。
アコムをキャンセルするとデメリットはある?
アコムに申し込んでも、契約する前にキャンセルできたことで「消費者金融を利用せずに済んだ」、「無駄な借金を作らずに済んだ」などと、ホッと胸を撫で下ろすことと思います。
また、その中には「契約前のキャンセルなら信用情報も大丈夫!」と思う方もいることでしょう。
では、アコムの契約前にキャンセルをした場合、その後何らかのデメリットを被ることはないのでしょうか?
信用情報機関に保管される個人情報は、アコムでの契約情報だけではありません。
アコムの申し込み情報も記録として残されます。
アコムが加盟する信用情報機関は「株式会社 日本信用情報機構」で、そこに登録される内容は「本人特定情報」・「契約内容情報」・「返済状況記録」・「取引事実記録」・「その他の情報」などのほかに、「申込情報」も記録されます。
申込情報として記録されるのは、本人特定情報の他にローンの種類と申込日などで、登録される期間は申込日から6か月以内です。
従って、アコムと契約する前にキャンセルをしても、信用情報機関に申し込みの事実は残ることになり、このことが後々デメリットになる可能性があるのです。
また、アコムでも独自に取引記録を保管していますが、そこには「アコムのローンをキャンセルした事実が記録される」ようになっています。
従って、のちにアコムで再申し込みをした場合、契約前のキャンセル事実によって審査に不利益を与える可能性が考えられます。
銀行カードローンの審査にも影響が出る可能性も!
アコムは貸金業務の他に信用保証業務も行っており、13銀行が提供する各種カードローンの保証会社となっています。
信用保証とは、債務者が返済できなくなった際、代わりに返済をする制度のことで、連帯保証人のような役割をいいます。
アコムが保証会社となっている銀行には、三菱UFJ銀行・auじぶん銀行・セブン銀行の他に、スルガ銀行・北海道銀行・青森銀行・山形銀行・八十二銀行・常陽銀行・北陸銀行・伊予銀行・西日本シティ銀行・長崎銀行などがあります。
アコムに、申し込み後のキャンセル記録が保菅されていると、のちに上記の銀行でカードローン申し込みをした際、審査に影響を与える可能性があります。
信用情報機関にアコム申し込み情報が残るとどうなる?
信用情報機関に上記のような申込情報が保管されたとしても、その内容は個人情報の他に、申込日と申し込みをしたローンの種類が記録されるだけで、「申し込みをキャンセルした事実」は記録されません。
それならば、今後も特にデメリットになることは無いように感じます。
しかし、アコム以外の消費者金融で申し込みをした際に、審査でマイナスになる可能性も少なからず考えられるのです。
というのも、アコムをはじめとする消費者金融は日本信用情報機構に加盟しているため、アコム以外の他社も同じように情報を取得することができるのです。
信用情報機関の記録には、アコム申し込みのキャンセル事実は掲載されませんが、申込情報と契約情報をチェックすることによってアコムとの契約成立の可否が分かります。
契約情報には、契約者の氏名や契約の種類・貸付金額などとともに、契約日と貸付日が記録されます。
つまり、申込日以外に契約日・貸付日が記録されていなければ、アコムとの成約事実が記録されないため、「審査に落ちた」もしくは、「契約前にキャンセルがあった」と想像が付くわけです。
他社の審査では、この点についてもしっかりとチェックすることが考えられるため、マイナスになる可能性があるのです。
アコムと契約後にキャンセルする場合はどうすれば良い?
アコムと契約を結ぶと、借換えローン以外はローンカードが発行されることになります。
このカードが発行されることで、ATMを使ってアコムから借入れができるようになりますが、契約後にアコムの利用をキャンセルしたい場合はどうすれば良いのでしょうか?
アコムとの契約後の利用辞退は、キャンセル手続きではなく「アコムカードの解約手続き」となります。
ローンカードを発行されたということはアコムのカード会員になったということになり、辞退する場合にはカード会員を辞める必要があります。
解約手続きは、会員用電話「アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)」か、アコムの店頭窓口などで行うことができます。
しかしながら、アコム契約後のキャンセル(アコムカード会員の解約)は「契約情報」に記録されることになり、その登録期間は契約前のキャンセル(申込日より6か月以内)よりも長くなります。
では、アコム契約後のキャンセルでは、信用情報機関にどのくらい期間登録されているのでしょうか?
アコム契約後のキャンセルは解約日より5年以内
完済した場合の登録期間は「契約期間中及び、完済した日から5年以内」となります。
信用情報では、アコム契約後のキャンセルは異動情報(マイナスな信用情報)の1つである「強制解約」と同じ「当該事実の発生日より5年を超えない期間」となります。
このうち強制解約とは、債務者に返済能力がなく信用が得られないため、カード利用を強制的に解約させる手続きのことです。
信用情報の「契約内容情報」・「返済状況の記録」・「取引事実の記録」などをチェックすれば、「貸付をしたか」、「延滞をしているか」、「債務整理の過去があるか」などが分かるため、アコム契約後のキャンセルが強制解約と判断される可能性は低いですが、可能性はゼロではないです。
そのため、アコム契約後のキャンセルは、契約前のキャンセルよりも注意が必要となります。