Paidy(ペイディ)はメールアドレスと携帯電話番号だけで買物が出来る、オンラインショップ向けの決済サービスになります。
買物が簡単にできると人気のサービスですが、翌月後払いというのも特徴ですね。
そんなPaidyのメリットやデメリットはどういったことでしょうか?
また滞納するとどうなるのかなど気になりますよね。
今回はPaidyのメリットやデメリット、納したらどうなるかなど、色々と詳しくご紹介します。
記事の目次
Paidyの特徴は?
Paidyは株式会社Paidyが2014年に提供を開始した後払い決済サービスになります。
伊藤忠商事やSBIインベンストメント、新生銀行、三菱UFJ銀行、ゴールドマンサックス、VISA奈央より出資を受けていますね。
一番の特徴は先程も書きましたが、メールアドレスと電話番号を登録するだけで利用出来るという手軽さです。
Paidyを利用してネットショッピングで買物をして、月末に利用額がまとめて請求されます。
商品の到着を確認してから支払いが出来る事や、クレジットカード登録をする手間を省けることからこのサービスを利用するユーザーが増えていますね。
また分割払いも選択できますし、支払い方法も様々あって利便性が高いことも評価されていますよ。
Paidyの使い方と手順を紹介
それでは、Paidyの利用方法について詳しくご紹介しましょう。
まずは使い方の流れを説明しますね。
- 各ネットショッピングサイトで商品をカートに入れ、購入手続きを行う
- 支払い方法は「Paidy」を選択する
- 受信可能なメールアドレスと携帯電話番号を入力
- Paidyから届いたSMS(ショートメッセージ)に記載されている4桁のPINコードを入力し本人確認を行う
- 本人確認終了後、決済手続きが終われば購入手続き完了
- 後日商品が到着する
- Paidyを利用した金額を、まとめて翌月に支払う
Paidyは会員登録などが不要なのでとても簡単ですが、本人確認手続きが必要になります。
もしもSMSが届かないという場合は、番号が拒否されている可能性もあるのでスマホを確認してください。
またPaidyを利用すると、注文確定後に与信審査が行われます。
この与信審査といういのは、ユーザーがこれまでに金銭トラブルを起こしていないか、支払い能力があるかをチェックするものです。
もし、与信審査によって購入出来ないと判断された場合は、メールで連絡がきます。
その際は、Paidy以外での方法で支払いをするか、購入をキャンセルするかを選ぶことが可能です。
支払いはコンビニ、銀行振込、口座振替の3つから選択できますし、分割払いも可能です。
Paidyの支払いが遅れそうな時はどうしたらいい?
Paidyを利用して買物をしたけど、支払いができなくなってしまったとうい場合は、催促状が届き最悪の場合ブラックリストに載ってしまうこともあります。
ここではPaidyの支払いを遅延してしまった場合、どのような対応をとるべきなのか解説していきます。
まず支払いが滞ってしまった場合の流れは以下の通りです。
- メールや電話で連絡がくる
- 延滞手数料が発生する
- 2ヶ月以上滞納するとブラックリスト入り
それでは詳しくご紹介しましょう。
1.メールや電話で連絡がくる
支払期日から1ヶ月程度たってもPaidyを支払ってい兄場合は、メールや電話、ショートメッセージで連絡が来ます。
支払い窓口:03ー4405ー5442
それでも支払いが出来ていない場合は、催促状が届きます。
催促状は自宅だけでなく、職場に届くケースもあるようなので、家族にバレる可能性もあるので気をつけましょう。
2.延滞手数料が発生する
支払いを滞納してしまうと、延滞手数料が発生します。
手数料は回収手数料(153円)・延滞遅延金の2種類になります。
延滞遅延金に関しては、以下の式によって計算されるので、日数毎に加算されていきます。
Paidyの支払い金額×14.6%(Paidy年率)×未払い日数÷365日
例えば2,000円の商品を購入し2日間滞納した場合の計算は以下のようになります。
2,000円×0.146×2÷365=1.6円
回収手数料153円と合わせて計2,155円を支払うことになります。
そして、もしも同じ商品を1ヶ月滞納した場合は
2,000円×1.46×30÷365=24円
回収手数料と合わせて2,177円の支払いが必要になります。
こうやってみると大きい金額には感じませんが、購入金額が大きく滞納日数が伸びるほど膨れ上がるので早めに対応していきましょう。
3.2ヶ月以上の支払い遅れで滞納するとブラックリスト入り
催促状が届いていても無視してPaidyの支払いを滞納すると、延滞情報が信用情報期間に記載され、ブラックリストに載ります。
目安としては2ヶ月以上経ってしまった場合で、この状態になると今後Paidyの利用は出来ません。
ブラックリスト似乗っているかどうかは、CIC(日本信用情報機構)に開示請求することで確認出来ますよ。
またブラックリストに載ることで、Paidyの利用以外にも以下の様な支障がでてきます。
- クレジットカードの作成
- ローンを組むこと
- 携帯電話の契約
- 金融機関からの借入
- 賃貸契約
- 住宅の購入
などが出来なくなりますし、最悪の場合、裁判を起こされて財産の差押えが行われるケースも考えられます。
Paidyが法律事務所に支払代金の回収をお願いすることもあるという事です。
もし現時点でPaidyの支払いが滞納している方は、一刻も早く対処しましょう。
滞納金額が高額で無い場合は、初回の利用者限定で30日間利息が無料の消費者金融もオススメですね。
滞納したときの対応策は?Paidyが支払えないときの対処法を紹介!
滞納しちゃったときはどうすればいいでしょうか?
Paidyが支払えない時の対処法をご紹介しましょう。
遅延したときの対応策①:家族や友人に一時的にかりる
Paidyでの延滞はできるだけ早いうちに解決するべきです。
まずは両親や友人など親しい間柄の人に相談し、お金を借りることを検討してください。
身近な人にお金を借りると利子や手続きがかからないので、その後の返済も楽に行えます。
しかしそれと同時に、失う物もありますけどね。
- 返済できなかったときに合わせる顔がない
- 借りた金額の認識が異なっていて、トラブルに発展
など、その後の関係性に大きく影響してしまうケースも考えられます。
このような状態にはなりたくない、という方はこの後紹介するカードローンを検討してみてください。
遅延したときの対応策②:カードローンで借入する
身近な人からお金を借りることに抵抗がある方は、カードローンの利用をオススメします。
「カードローンでお金を借りるのはもっと危ないんじゃないの?」と思っている人もいるかもしれませんが、大手消費者金融のカードローンは安心出来る金融会社ですし、問題無く借りる事が出来ますよ。
また安全性も高く比較的金利も安い、さらに30日間の無利息キャンペーンなどがある会社も存在しますし、Paidyの支払いが遅れてしまった人にもオススメできます。
Paidyが怖いと言われる理由は過去の悪用詐欺に理由が?
Paidyは怖いという噂があるってことですが、実際はどうなのでしょうか?
じつは2020年の初め頃に、Paidyを悪用した詐欺が相次ぎ、決済サービスの提供をストップする事態がおこっていました。
概要は以下のようなものでした。
加害者はメルカリ出品者で、被害者は購入者。加害者は在庫が手元にない状態で出品し、被害者はその商品の購入手続きを行った。それを確認した加害者はPaidyを利用して通販サイトで被害者の住所当てに商品を購入。商品到着後、加害者はメルカリを通じて被害者から商品購入代金を受け取った。しかし通販サイトでの請求先は加害者に。というのもPaidy利用分の請求書は商品購入者に送付されるようになっているからです。被害者は状況が読み込めないままPaidyの請求にも対応。したがって被害者は「2重で料金を支払った」、加害者は「メルカリを通じて被害者からの料金を受け取った」という事態となった。
以上のような事がありましたが、現在Paidyはこの状況を受けてセキュリティやシステムを徹底的に強化し、詐欺に利用出来ないよう予防策を立てました。
この問題は既に解決済みで、現在は通常通りのサービスを再開しているので安心してくださいね。
Paidyを利用するメリットは?
現在後払い決済サービスは結構増えてますが、Paidyには他のサービスにはない特徴が有ります!
- 登録不要ですぐに使える
- 決済手数料が不要!
それでは詳しくご紹介しましょう。
①登録不要ですぐに使える!
Paidyは事前に会員登録をする必要が無く、ショッピングサイトから直接利用可能です。
ネットショッピングでクレジットカードを利用する人は多いと思いますが、わざわざ登録するのは面倒ですよね。
情報が保存されるわけでもないので、サイトが違ったらまたイチから手続きをしなくてはいけません。
その点Paidyを利用すれば、電話番号とアドレスの入力だけで商品を購入出来るので時間が無い方にとっても利便性は抜群です!
また、クレジットカードと違い商品が到着してから支払いが出来るので、信用出来ないショッピングサイトを利用するときに安心!
もちろん請求書払いや代金引換でも買物をすることはできますが、Paidyを使えばコンビニに行く必要も商品到着に合わせてお金を準備する必要もありません。
Paidyはどの支払い方法よりも「手間が省ける」という点がメリットですね。
2.決済手数料が不要!
Paidyを利用する際、決済手数料は一切かかりません。
ネットショッピングでの買物は、後払いを選択すると決済手数料が発生することも多いんですけどね。
例えば楽天市場では250円、ファッションサイトグレイルでは390円の料金が一緒に請求されます。
しかし、Paidyを利用すれば、購入商品代金だけの支払いで済みますよ。
でも注意しておくべきなのは「支払い時に手数料がかかる場合がある」ということです。
Paidyの支払い方法は次の3つから選択できます。
- コンビニ設置端末での支払い
- 銀行振込
- 口座振替
上記から選んで支払う事が可能です。
各手数料は以下の様になっていますよ。
支払手数料 | |
コンビニ | 356円(税込) |
銀行振込 | 振込手数料 |
口座振替 | 無料 |
他にも分割払いを選択した場合は、以下のようになります。
支払回数 | 利用100円あたりの手数料 |
3回 | 2.51円 |
6回 | 4.42円 |
9回 | 6.35円 |
12回 | 8.31回 |
24回 | 16.37円 |
36回 | 24.80円 |
もしも50,000円の商品を6回払いで支払う場合の手数料は、50,000円÷100円×4.42円=2,210円になります。
手数料をできるだけかけたくないと言う場合は、口座振替で1回払いを選ぶといいですよ。
Paidyのデメリットは?
メリットばかりではなく、デメリットもご説明しましょう。
メリットもデメリットもわかってこそ、使いやすいかどうかが判断できるというものです。
支払いがお得になるわけではない!
Paidyは支払いを先に延ばせるだけで、決済金額が安くなったり、還元サービスが受けられると言うわけではありません。
ただ、支払いを後回しに出来るというのがメリットなんですね。
そのため支払いを普通に出来る方にとっては、メリットがないとも言えます。
コンビニ払いの手数料が高い!
Paidyは、他の後針サービスよりもコンビニ払いの手数料が高く設定されています。
後払いサービス各種 | 後払い手数料 |
Paidy | 無料(コンビニ払い350円) |
atone(アトネ) | 一律90円 |
NP後払い | 一律220円 |
上記のようにコンビニ払いにすると350円ともっとも高いと言うことがわかります。
Paidyの支払いには口座振替を選ぶのがいいですね。
利用限度額は個人による!
Paidyは毎月いくらまで利用出来ると決まっているわけではありません。
実は利用限度額は設定しておらず、その人の利用状況などによりご利用限度額は変動するという事。
もっと詳しく説明すると、たくさん使う人は上限金額が高いですが、信用情報機関のJICCやCICに登録されている状況などによって下がります。
また、上限金額はこちら側では確認ができません。
まとめ
Paidyを利用すれば、今手元にお金がなくても翌月の10日、もしくは12日に支払いが出来ます。
まだ利用出来る場所は少ないですが、AmazonやSHOPLIST、バイマやラクマなど利用出来るようになってきているので、今後に期待のサービスですね。