「≪キャッシング≫で作ってしまった借金がどうしても返済できない……」
――額の大きい借金って怖いですよね。
(あとで返せばいいや……と)何の気なしに借りたお金が、影のようにずっと背後に張り付いていてとれず、人生の一部をそのまま“借金の悩み”で潰すことになる方も少なくありません。
借金は≪キャッシング≫に限らず、『カードローン』や『資金援助・貸与』など、さまざまな形態があって、昨今、若者の人生を狂わせるということで話題にあがっているのが“奨学金”です。
大学を卒業するのに必要な金銭的援助をすると謳っている“奨学金”ですけれど、大学を卒業したと同時に200~400万円ほどの借金を負うことになる若者が多々います。
それのみならず、学生時代に独り暮らしなど、“奨学金”を受けていてさえ、生活にどうしても首が回らず、≪キャッシング≫などに手を伸ばしてしまう方も多いのが現状。
大学でもしも就職に失敗し、就職浪人になりでもしたら――無職同然にもかかわらず卒業と同時に[数百万単位の借金]を返してください、と要求されるわけですから、想像しただけでも身の毛がよだつ話ですよね。
そんな『借金地獄』の状況にある若者が選択するのは3つ――
記事の目次
① 「就職目指してバイトしながら奨学金を返して行こう」
この選択をする方は、就職できなかったことにいつまでも嘆かず、バイトをしながら就職活動を続けて、少しでも学費・生活費を立て替えてくれた奨学金や≪キャッシング≫の借金を返済して行く姿勢の素晴らしく健全な思考の持ち主。
いずれ就職して、借金は悩むことなく完済できるはずです。
特に問題はありません。
② 「もう返せないし……死ぬしかない……」
この選択をする方は非常に珍しいですが、傾向としては目的もヤル気も何もなく、ただのらりくらりと大学生活を過ごした方に多いです。
仮にその後、就職できたとしても、特に好きでも嫌いでもない低賃金の会社に勤務して、[数百万単位の借金]をちまちまと返済しつつ、生活ギリギリのお金でやりくりして……と、未来に絶望しきっている傾向があります。
死んでも借金が消えるわけではなく、結局その借金を親族の誰かが支払うわけですし、死んだところで何の解決にもなりません。
もしも、このような考えているのであれば、下記の『借金をなくす方法』をぜひ一読してみましょう。
③ 「無視しとこ……いずれ見逃してくれるだろう」
この選択をする方は、失敗したことにいつまでもくよくよして、そのうえ、奨学金や≪キャッシング≫が『借金』だということにそもそも気づいておらず、さらには「そもそも借りた覚えはない!」と言い張る傾向さえあります。
『借金』という名目がないため、公的機関によって、天から与えられた恵みとでも勘違いしている方も少なくありません。
――さて、問題となるのはココ。
もしも、そのまま『借金』を見て見ぬふりし続けたら、どうなるのでしょうか?
そこで、この疑問にさまざまな観点から『借金をなくす方法』についてご解説します。
借金をなくす方法
① 返済
難易度:簡単
当然、誰もが分かりきっていることですけれど、“返済”するのも、歴として『借金をなくす方法』のひとつです。
就職さえしていれば、それほど難しいことではありません。
② 自己破産
難易度:普通
『自己破産』と聞くと、少し肩が引き締まるような気がしますけれど、それほど難しいことではなく、また将来に傷をつけるようなことでもありません。
「どうやって自己破産をするんだろう……」
そう思ってインターネットや親しい人に相談をしてみたりなどすれば、必ずと言っていい確率で――
「自己破産はちょっと待って! 社会的な信用を失ってまで借金をなくす必要はないよ!」
と言われる始末。
『自己破産』は分類すると――
・資産を残したまま
・20万以下の資産を残したまま
・資産なし
……という感じで、大きく方法が変わります。
多少費用が掛かるのにもかかわらず、申請が通らなかったら悲惨ですよね。
一般的には“資産なし”で行うのが望ましく、ほとんどの確率で『自己破産』が受理されて、数カ月のうちにすべての借金がなくなります。
・親族がいる場合は『自己破産』ができない
・社会的な信用を失う
など
さまざまなウワサがありますけれど、そういったウワサはすべて嘘。
人生を再起させたいのであれば、弁護士に相談してみましょう。
③ 時効まで待つ
難易度:難しい
「時効……それって犯罪とかにだけ適用されるんじゃないの?」
――そういった誤解を抱いていても、別におかしくはありません。
借金に『時効』があるだなんて、普通の生活をしていれば考えないですし、思いもよらないというのが一般的でしょう。
けれども実際に、借金にも『時効』が存在します。
お金を融資してくれた相手が「個人」であった場合――10年のあいだ、音沙汰がなければ借金は帳消しになります。
お金を融資してくれた相手が「法人」であった場合――5年のあいだ、音沙汰がなければ借金は消滅します。
ただし、『時効』が成立するのは非常に難しく、相手が“支払い催促”などのアクションを起こしたとき、ふたたび借金における『時効期間』が更新されるという仕組み。
※ キャッシングの融資の場合
2000年5月(時効まであと5年)
↓
2005年4月(時効まであと1ヵ月)
↓
キャッシング会社が『支払い催促』を申請
↓
2005年4月(時効まであと5年)
『借金』を消滅させるには結局、何かしらの法的手段に期待するよりも、働きながらちゃんと返済することが何よりも“簡単”だということです。
お金を借りたのなら返すのが当たりまえ。
どんなに時間がかかっても良いですから、返済はきちんと自分のチカラで行いましょう。