クレジットカードは利用してるけど、デビットカードは使ってないな。
そういう人も多いのではないでしょうか?
ちなみにクレジットカードとデビットカードの違いはわかりますか?
両方持っているとお得に利用できますし、デビットカードを1枚持っていても損はありません。
ということで、今回は2022年度版オススメのデビットカードのご紹介と、クレカとの違いや、デビットカードのメリットやデメリットなど色々とご紹介します。
記事の目次
デビットカードの特徴は?
デビットカードもクレジットカードと同様に、キャッシュレス決済ができるカードになります。
しかしデビットカードには、クレジットカードとは異なる特徴がありますよ。
まずは、デビットカードの特徴やクレジットカードとの違いをご紹介しましょう。
デビットカードは支払いと同時に引き落としされる
通常、クレジットカードで商品・サービスの代金を支払うと、利用代金は翌月の支払日に引き落としされます。
デビットカードは、カードを利用すると即時に、引き落とし口座から利用代金が引き落とされるのが特徴です。
クレジットカードの場合は、商品・サービスを購入した時点で引き落とし口座にお金がなくても支払日までに用意すればOKなのに対し、デビットカードは引き落とし口座の残高を超える金額の買い物をすることができません。
デビットカードとクレジットカードは、引き落としのタイミングのほかにも違うところがありますが、それが下記のようになります。
デビットカード | クレジットカード | |
支払いのタイミング | 即時引き落とし | 月決め後払い |
年齢制限 | 原則15歳以上(中学生不可) | 原則18歳以上(高校生不可) |
ポイント/キャッシュバッグ | カードにより異なる | 一般的に適用される |
ETCカード | 原則不可 | 利用可能 |
メリット | 使いすぎを防げる・原則的に審査がない | リボ払いができる・分割払いが可能・付帯サービスが豊富 |
デメリット | リボ払いができない・分割払いができない・預金の範囲内でしか使えない | 入会時に審査がある |
意外と違いが多いことがわかりますね。
デビットカードには2種類ある
現在、日本で発行されているデビットカードは下記の2種類になります。
- J-Debit
- ブランドデビット
J-Debit(ジェイデビット)は、キャッシュカードをそのままデビットカードとして用いるタイプのデビットカードです。
J-DebitはJ-debitマークがある加盟店で利用することができます。
一方、ブランドデビットとは、VISAやMasterCard、JCBといった、クレジットカードの国際ブランドがついたデビットカードです。
クレジットカードと同様にスーパーやコンビニ、レストランなど、さまざまな店舗で使うことができます。
ブランドデビットは日本国内だけでなく、海外でも利用可能で提携ATMで現地通貨を引き出すことも可能です。
デビットカードのメリット
デビットカードには、クレジットカードにはないメリットがありますが、クレジットカードとは異なるデメリットもあるので、使用するときにはしっかりと認識しておきましょう。
まずはデビットカードのメリットからご紹介します。
使いすぎを防げる
クレジットカードの場合は、設定された限度額まで利用する事が出来ますが、デビットカードの場合、引き落とし口座の範囲内でしか使えません。
デビットカードであれば、口座の残高を超えて使いすぎてしまうことがないので安心です。
基本的に審査不要で高校生でも持てる
デビットカードは原則として、審査不要で作る事が出来ます。
クレジットカードに比べて、年齢制限も緩く、銀行口座があれば高校生で持つことが出来るのはメリットですね。
利用額に応じたキャッシュバックがある
デビットカードによっては、クレジットカードのように利用金額に応じたポイントが貰えたり、キャッシュバックを受けたり出来るサービスが用意されています。
こういったサービスが受けられるデビットカードであれば、現金払いをするよりもお得であると言えるでしょう。
不正利用など万一に備えた補償がある
デビットカードには、万一の不正利用時の補償が用意されています。
発行元の銀行やカード会社が不正利用であると認めた場合、クレジットカードと同じく、被害額の全額または一部が補償されます。
海外でも利用出来る
国際ブランドがついたデビットカードなら、クレジットカードと同様に海外で使う事ができます。
中には、国内外で適用されるショッピング保険や、クレジットカードと同様に、旅行傷害保険が附帯しているデビットカードもあります。
これらの附帯サービスはカードによって異なりますから、デビットカードを作る前に、充分にチェックしておきましょう。
デビットカードのデメリット
続いて、デビットカードのデメリットをご紹介しましょう。
口座の預金残高までしか利用できない
デビットカードは、引き落とし口座の残高までしか使えません。
残高が少なくて大きな買物が出来ないのは、不便に感じることが有るかもしれませんね。
クレジットカードの場合は、引き落とし口座の残高に関係無く、利用限度額までの買物ができます。
分割払いやリボ払いができない
デビットカードの利用では、1回払い以外を選択することができません。
クレジットカードの利用では、月々の支払い負担を減らすために、常に分割払い、またはリボ払いにしているという人は、デビットカードを作るとき、1回払いしかできないことを覚えておいてください。
ネットショッピングで使えない場合がある
デビットカードのうち、J-Debitは、ネットショッピングで利用する事ができません。
ネットショッピングを頻繁に利用される人の場合は、不便に感じるかもしれませんので、注意してください。
デビットカードとクレジットカードは使い分けることも出来る!
デビットカードとクレジットカードは、それぞれの特徴に合わせて使い分ける事が出来ます。
例えば、日用品や食料品など低額の買物にはデビットカードを利用し、高額な買い物をしたくても手元や預金口座に十分なお金がないときや、支払いを先に延ばしたいときは、クレジットカードを利用するといった使い分けが可能です。
2022年度版オススメのデビットカード5選紹介!
それでは2022年度版オススメのデビットカードをご紹介します。
デビットカードも色路な種類がありますけど、ここから選べば安心ですよ。
楽天銀行デビットカード
項目 | 内容 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA・MasterCard・JCB |
還元率 | 1.0% |
ポイントの種類 | 楽天ポイント |
対応電子マネー | なし |
申込み条件 | 16歳以上 |
審査スピード | 口座開設まで2日~2週間程度 |
海外事務手数料 | 3.080% |
付帯保険 | なし |
楽天銀行デビットカードは、国内を代表するネットバンク・楽天銀行が発行するデビットカードです。
インターネットの利用が多い、楽天経済圏にいるユーザーを中心に、高く支持されています。
VISA・MasterCard・JCBと3種類全てのカードを発行していることが、一般的なデビットカードにはない大きな特徴ですね。
そんな楽天銀行デビットカード最大の魅力は、ポイント還元率の高さです。
常に1%が還元されるので、効率よくポイントを貯める事ができます。
貯めたポイントは、デビットでの支払いで利用可能ですよ。
りそなデビットカード
項目 | 内容 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA |
還元率 | 0.5% |
ポイントの種類 | 「りそなクラブ」のポイント |
対応電子マネー | VISAのタッチ決済 |
申込み条件 | 15歳以上 |
審査スピード | 審査不要で即日発行 |
海外事務手数料 | 2.5% |
付帯保険 | 不正利用補償・ショッピング保険 |
りそなデビットカードは、りそな銀行および埼玉りそな銀行が発行するVISAデビットです。
りそなデビットカードの利用で、1000円につき5ポイントが貯まり、りそな銀行で給与などを受け取ることで月間10ポイントも付与されるので、りそな銀行をメインバンクとして使っている方にオススメです。
また、ネットショッピングの歳に、ワンタイムパスワードや事前設定した専用パスワードによって、第三者による不正利用を防ぐ「VISA Secure」というサービスが自動登録されることも魅力的ですね。
不正利用補償や海外でのショッピング保険もついているので、安心して買物に利用できますよ。
Sony Bank WALLET
項目 | 内容 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA |
還元率 | 0.5%~2.0% |
ポイントの種類 | キャッシュバック |
対応電子マネー | VISAのタッチ決済・GooglePay |
申込み条件 | 15歳以上 |
審査スピード | 2~3日程度で口座開設完了・その後5~10日程度で受取 |
海外事務手数料 | 1.79%※VISA加盟店でのショッピングは条件付きで手数料無料 |
付帯保険 | ショッピング保険・不正利用補償 |
Sony Bank WALLETは、出張や旅行などで海外へ行く機会が多い方にオススメのデビットカードです。
一般的に海外でデビットカードやクレジットカードを使う場合、1.5%~4%程度の海外事務手数料及び為替手数料がかかります。
しかし、Sony Bank WALLETでは、Sony銀行の外貨預金口座を引落口座に設定すれば、VISA加盟店でのショッピング時の海外事務手数料は無料です。
また、専用アプリの「Sony Bank WALLETアプリ」から、いつでも残高や利用状況をチェック出来るので、家計の管理などにも役立ちます。
セブン銀行デビットカード
項目 | 内容 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
還元率 | 0.5% |
ポイントの種類 | nanacoポイント |
対応電子マネー | nanaco |
申込み条件 | 満16歳以上 |
審査スピード | 最短10分で口座開設手続きが完了(カード到着は1~2週間後) |
海外事務手数料 | 3.0%(ATM手数料は1回100円) |
付帯保険 | 不正利用被害の補償 |
セブン銀行デビットカードは発行手数料及び年会費が無料の手軽に発行できるJCBデビットです。
国際ブランドがJCBであることから、クレジットカード同様に広範囲で使えることはもちろん、nanacoを搭載しているので、nanaco加盟店でのnanaco決済も出来ますよ。
利用に応じてnanacoポイントが貯まり、セブンイレブンなど、セブンアイグループの対象店舗では、ポイント還元率がUPするので、近くにセブン銀行のある方には特にオススメです。
ただし、セブン銀行デビットカードには、「nanaco一体型」と「nanaco紐付け型」の2種類があり、nanaco紐付け型にはnanaco機能がついていないので、注意して下さい。
イオン銀行キャッシュ+デビットカード
項目 | 内容 |
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
還元率 | 0.5%~1.0% |
ポイントの種類 | WAON POINT・電子マネーWAONポイント |
対応電子マネー | WAON |
申込み条件 | 年齢が満15歳以上(中学生は除く)の個人 |
審査スピード | 最短翌日から口座利用可能 |
海外事務手数料 | 利用1件につき220円+海外取引関係処理経費1.60% |
付帯保険 | カード盗難保障無料付帯 |
イオン銀行キャッシュ+デビットは、クレジットカードと同等の基本還元0.5%、イオングループ対象店舗での還元率1.0%のを誇るデビットカードです。
デビットカードの中では屈指の「高還元率」で、ポイントを重視する人に向いていますね。
また、電子マネーWAONに対応していて、WAONオートチャージで買物をした場合、イオングループ以外でも1%のポイントが還元されることも魅力です。
イオン銀行ATMやイオン系列のスーパーマーケット等をよく利用される方にとっては、かなり使いやすいデビットカードと言えますね。
まとめ
デビットカードがあれば、現金を持ち歩く必要が無く日頃の買物でスマートに決済が出来ます。
ポイント付与やキャッシュバックも有り、節約にもなりますので、一枚持っておくと便利に使えますよ。
クレジットカードのように残高を超えて使ってしまう心配がないので、高校生や大学生などがもつ初めてのカードとしても魅力的です。
ただし、デビットカードのポイント還元率は低めで、高速道路料金やキャリア以外の携帯電話使用料など、利用できない場面もあるので、他のクレジットカードと併用するのもオススメですね。
以上の事を参考に、ご自分にピッタリのデビットカードを探して欲しいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。