プロミスとアコムはどちらも大手消費者金融になります。
お金が今すぐに借りたい!と言うときにとても助かるカードローンですよね。
しかし、もしお金に困っていてプロミスとアコム両方から借りたいという時にはどうすればいいでしょうか?
今回はプロミスとアコムの両方から借入はできるのか?
また両方から借り入れる方法や、アコムとプロミスの比較などもしていきましょう。
記事の目次
アコムとプロミス両方から借入はできる!
※プロミスロゴ変更前(2023年9月29日前)
最初に結論から申し上げますと、アコムとプロミス両方に申し込んで両方から借入することはできます!
どちらも大手消費者金融ですが、メガバンクのグループ参加という共通点もあり、どちらからも借りたいと思うのも納得できますよね。
というか、どちらが良いかわからないから、どっちとも申し込んでしまおうという気持ちもわかります。
アコムとプロミスは別々の会社ですが、片方から借入しているからといって、片方が借入出来ないというルールはありません。
とはいえ、審査の結果で片方あるいは、両方の審査に落ちる可能性はありますので、注意しましょう。
その辺のことを以下で解説していきますね。
アコムとプロミスに両方申し込んでも大丈夫?多重申し込みにはならない?
「複数のカードローンに申し込むと多重申し込みとしてマイナス評価になる?」と不安に思う人がいるかも知れません。
確かにそういった噂を聞いたことがある人も多いでしょう。
アコムとプロミスを一緒に借りると多重申し込みになるのかどうか、ご紹介します。
多重申し込みとは一度にいくつかのカードローンに申し込む事
多重申し込みは、その名前のとおり短い期間で複数のカードローンに何枚も申し込む事です。
短期間に何社も申し込んでしまうと「どこでも良いからお金を借りたいと思っている人=お金に困って返済能力がない」と判断され、審査落ちの可能性もありますね。
多重申し込みは「申し込みブラック」につながる場合もある
多重申し込みは、ブラック認定されるデメリットがあります。
いわゆる「申し込みブラック」と呼ばれるものですね。
カードローン会社からブラック認定されてしまうことで、カードローンの審査を通過することが限り無く難しくなってしまいます。
ただ、金融機関によって申し込みブラックの基準はまちまちなので、「〇社以上の申し込みは問答無用でブラック認定」と決まっている訳ではありません。
一般的な話になりますが、「1ヶ月で3件以上」が申し込みブラックになる基準と言われています。
同時申し込みするか、1社ずつ申し込みすれば多重申し込みにならない
審査の時点で多重申し込みと判定されないためには、1社ずつ順番に申し込む方が良いでしょう。
1社目の結果を待って、通過できなければ数ヶ月の期間をあけて申し込みをする方が良いとは思いますよ。
アコムとプロミスを同時に申し込みたいという人もそれほど多くはないと思いますので、どちらか1つに絞り、そちらの結果を待ってから申し込んでも遅くはないでしょう。
アコムとプロミスのそれぞれのメリット・デメリットは?
※プロミスロゴ変更前(2023年9月29日前)
アコムとプロミス両方からの申し込みは大丈夫と書きましたが、とはいっても1社に絞った方が申し込みブラックを防げます。
ここからは、アコムとプロミスのどちらがオススメなのかをご紹介しましょう。
まずは、アコムとプロミスそれぞれのメリット・デメリットを比較しましたので、以下の表をご覧ください。
アコム | プロミス | |
メリット | ・楽天銀行なら24時間いつでも最短1分で振込 ・クレジットカード「ACマスターカード」に申し込める ・自動契約機の営業時間が長め |
・無利息期間が初回出金の翌日から30日間無利息 ・上限金利が17.8%~と若干低い ・セブン銀行・ローソン銀行ならカードレスでATMを使える |
デメリット | ・契約してからすぐ借入しないと無利息期間が減っていく ・楽天銀行以外は即時振込できない時間がある ・カードレスキャッシングができない |
・クレジットカードのサービスはない ・下限金利はアコムより高い |
どちらにもメリット・デメリットがあるので、それを踏まえて申し込みしましょう。
アコムとプロミスのスペックを比較
次にアコムとプロミスのスペックを比較してみましょう。
金利や限度額などの基本スペックの違いは?
アコムとプロミスは、どちらも大手消費者金融として基本的なスペックに大きな違いはありません。
自宅や勤務先に近いのがアコムならアコムで借入しても良いですし、プロミスが近いならプロミスでも問題は無いでしょう。
公式サイトに記載されているスペックの違いをまとめると以下の様になっていますよ。
スペック | アコム | プロミス |
上限金利 | 18.0% | 17.8% |
初回設定限度額 | 10万円~年収の3分の1 | 10万円~50万円 |
無利息サービス | 有り | 有り |
来店無しで即日融資 | 可能 | 可能 |
自宅への郵送物 | 原則的になし | 原則的になし |
即日振込 | 曜日や口座による | ほぼ24時間可能 |
返済方法 | 利便性に問題無し | 利便性に問題無し |
金利面ではプロミスのほうが0.2%低いですが、これをどう考えるかは個人差があるでしょう。
アコムの方が振込融資に若干弱いという程度で、他にあまり違いはありません。
どちらも収入が低い人でも契約可能で、年収100万円程度でも借入できます。
また、アルバイトの学生やパート主婦でも借入可能です。
多重債務者に対しては、アコムの方が若干ですが、寛容だとネットの口コミでは言われていますけどね。
返済負担は若干プロミスが低い
カードローンの金利は、支払う利息を割り出すための数字です。
「金利が低ければ利息も安く済む」というのは常識でしょう。
アコムとプロミスの金利を比較すると以下のようになります。
アコム | 3.0%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
下限の金利はアコムの方が低い設定ですが、申し込み当初はほぼ「上限金利」が適用されるので、比べるのなら上限金利です。
上限金利ではプロミスの方が0.2%下回っています。
この金利を12で割ると、1ヶ月当たりの金利を割り出すことができます。
[アコムとプロミスの1ヶ月あたりの金利]
アコム | ・1ヶ月あたり1.5%程度の利息となる ・10万円×1ヶ月=1,500円 |
プロミス | ・1ヶ月当たり1.483%程度の利息となる ・10万円×1ヶ月=1,483円 |
10万円を1ヶ月借りた時、プロミスの方が17円安く借りられます。
20万円なら34円、30万円なら51円安いことになります。
違いは借入額が増えるほど、借入期間が延びるほど大きくなりますよ。
無利息サービスを比較するとお得なのはプロミス!
アコムとプロミスの基本的なスペックの違いとして最も大きなものは、無利息サービスです。
アコムもプロミスも、新規の契約者に「30日間の無利息」というサービスを提供していますが、その内容には大きな違いがあります。
[アコムとプロミスの無利息サービスの違い]
- アコム:「契約日の翌日」から30日間無利息
- プロミス:「初回借入日の翌日」から30日間無利息
契約したときから借入するまでの日数が開くと、アコムの倍は無利息期間のカウントがすでに始まっているので、無駄に消費する事になります。
プロミスは、契約しただけであれば、まだ無利息期間は始まっていません。
そのため、まだ借入が必要になるかわからないが、一旦契約しておこうというケースであれば、プロミスの方が良いですね。
ただ、プロミスの場合には無利息サービスを受けるには以下の2つの条件を満たす必要があります。
- メールアドレスの登録
- WEB明細の登録
とはいっても、この条件はインターネットで申し込む場合には、ほとんどの人がクリアできるものでしょう。
また、プロミスは会員サービスで独自のポイント制度を導入しており、ポイントを貯める事で無利息サービスを何度も受けることが可能です。
地味ですが、この点ではアコムよりもプロミスが優れていると言えるでしょう。
アコムとプロミスを申し込み方法や審査で比較!
アコムとプロミスの申し込み方法や審査などを比較してみましょう。
来店不要・郵送物なしという条件なら
カードローンを申し込んで、実際に取引を始めるという一連の流れのなかで、面倒なのが来店と郵送物です。
アコムもプロミスも「無人契約機」を設置しており、駅前や幹線道路沿いなど便利な場所ですが、それでも「わざわざ出かける」という手間が必要です。
また、利用にあたってはローンカードを受け取る必要があります。
此を郵送を受けとると時間もかかりますし、家族に利用が発覚してしまうリスクがあります。
この2点は消費者金優乃利用で問題になるところでしょう。
- 自宅へ郵送されるのを回避したい
- 店舗に行かないで契約したい
上記の2つとも希望するならプロミスの方が優先できるでしょう。
アコムも口座登録を前提として来店不要・郵送物無で契約は可能ですが、プロミスの方がWEBでの口座登録対応している金融機関が多く、カードレスの借入ではプロミスのほうが使い勝手が良いようです。
成約率でみる審査の通過しやすさ
あくまでも参考程度ですが、過去の成約率から申し込むカードを考える方法もあります。
アコムとプロミスの過去の成約率を比較すると以下のようになっています。
アコム | プロミス | |
2024年3月期 | 40.7% | 42.3% |
2023年3月期 | 42.1% | 37.1% |
2022年3月期 | 41.2% | 40.3% |
2021年3月期 | 42.7%~ | 41.1% |
上記の表をみると、若干ですが、アコムの方が審査を通過しやすいというのがわかります。
あくまでも過去の成約率なので、なんともいえませんけどね。
数値としてはそこまで差が無いと言えるでしょう。
プロミスの「瞬フリ」は融資スピードが際立っている
プロミスには、他の消費者金融業者にはない独自の振込サービスがあります。
「瞬フリ」と呼ばれるもので、インターネットバンキングを使って24時間振込が可能で、振込依頼をして最短10秒で融資を受けられるようにしたものです。
以下の条件を満たしているときに、この「瞬フリ」サービスを受けることができます。
- プロミスの会員である
- 「三井住友銀行」「ジャパンネット銀行」「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」「ゆうちょ銀行」の銀行口座を持っている
プロミスの会員サービスにログインして、登録した振込先口座に「瞬フリのお手続き」からキャッシングの申し込みをします。
するとほぼ瞬時に反映されます。
ほぼ24時間365日利用可能ですし、手数料もかかりません。
わざわざATMのあるコンビニに行かなくても良いですし、夜中でも自分の口座に資金を入れる事が出来るのはメリットですね。
独自のクレジットカードが持てるのはアコムだけ!
プロミスにはないアコムならではの優位点は、クレジットカードを持てることです。
アコムは「ACマスターカード」という独自のクレジットカードを展開しています。
名前の通り国際ブランドのMasterCardが使えるクレジットカードで、1枚あれば世界中での支払いに利用出来ます。
- 年会費が完全無料
- 最短即日でカード発行
- 自動で利用額の0.25%をキャッシュバック
- バーチャルカードも発行可能
審査を通過しないと持てませんが、年会費もかからないので持っていて損はないでしょう。
アコムとプロミスを両方借りる場合の注意点!
最後に、アコムとプロミスを両方借りる場合の注意点をご紹介します。
申し込みブラックいならないように注意!
両方に申し込む場合、連続して申し込むと多重申し込みに該当して「申し込みブラック」に認定される可能性もあります。
申し込みブラック認定の明確な基準はありませんが一般的には月に3件以上申し込むと認定されると言います。
申し込み履歴は半年間にわたって記録が残り続けるので、その間は新しくローンを組めないことも考えられます。
1社の審査を通過してからもう1社に申し込むなど、順番に申し込んだ方が良いと思います。
借入額が大きくなると収入証明書を用意する必要がある
2社以上に申込みをする場合、借入する際に収入証明書の提出を求められる場合があります。
収入証明書の提出条件は、アコムもプロミスも以下の通り同じです。
- 借入希望額が50万円超
- 他社借入額と借入希望額の合計が100万円超
すでにアコムで60万円を借りていれ、プロミスに50万円の希望額で申し込みをした倍は、収入証明書の提出が必要です。
提出が面倒な場合は、2社あわせて100万円を超えないように気をつけましょう。
両方から借りる事は可能なの?
アコムとプロミスの両方から借りる事は可能ですが、注意したいこともあります。
申し込み情報は共有される
消費者金融に申し込んだという事実は、個人信用情報機関に記載され、どの業者にも共有されます。
アコムに申し込みをして直後にプロミスに申込みをすると、プロミス側からは「この人はアコムにも申し込んでいる」と知られる事になります。
審査に影響があることなので注意しましょう。
どちらも総量規制の対象である
アコムもプロミスも「貸金業者」です。
そのため貸金業法に規定されている「総量規制」の対象になります。
総量規制では、年収の3分の1以上の借入はできないことになっているため、アコムとプロミスの2社で借りる時には注意しましょう。
まとめ
アコムとプロミスは両方申し込んでも問題はありません。
しかし多重申し込みにならないように、まずはどちらか1社を申し込んで、それでもまだ借入したい時に追加するというのがオススメです。
申し込む際は色々なメリット・デメリットがあるのでそちらを参考にしてアコム・プロミスを選択してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。