急にお金が必要になった時などお金を借りる必要があり、キャッシングを行う場合には「銀行のATMで借りる」「消費者金融のATMで借りる」「コンビニのATMで借りる」など、色々な方法があります。
借入方法によって、限度額や手数料が異なるので、お金を借りる場所や借りる方法、流れなどを事前に知っておくと、緊急事態の時に速やかに対応できますよね。
今回はアコムでの最も身近なコンビニにあるATMでの借入方法や、流れ、そしてメリットやデメリットについてご紹介しましょう。
記事の目次
アコムの借入と返済ができるコンビニは?
アコムのカードを使って借入と返済ができるコンビニは以下のようになっています。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
コンビニATM | 設置店舗 |
セブン銀行ATM | セブンイレブン・イトーヨーカドー |
ローソン銀行ATM | ローソン・ナチュラルローソン |
イーネットATM | ライフ・ポプラ・デイリーヤマザキ・ドンキホーテ |
提携しているすべてのコンビニ店舗で、アコムカードが使えるATMが設置されているわけではありませんので、注意しましょう。
アコムが使える提携ATMを探す方法
アコムカードが使えるATMを探したいときには、アコムが自社で設置しているアコムATMなら公式サイトで検索可能です。
提携ATMの場合は、提携しているコンビニや金融機関名をチェックしておくとよいでしょう。
アコムが利用出来るATMは提携ATMを含め、全国で50,974台と設置台数が多いのが特徴です。
コンビニATMでキャッシングできるカードの種類は?
コンビニATMでキャッシングできるカードは、「キャッシング専用カード」「キャッシング機能が付いているクレジットカード」「カードローンと一体型のキャッシュカード」の3種類があります。
それぞれのカードの特徴やメリット・デメリット、そして注意する点についてご紹介しましょう。
キャッシング専用のカード
キャッシング専用カードとは、消費者記入や金融機関、クレジットカード会社とカードローンの契約を行うと発行されるカードで、このカードを利用してキャッシング(借入)と返済を行うことができます。
キャッシング専用カードを使用出来る場所は、カードローン会社や金融機関のATM、コンビニのATMです。
自身が契約したカードローン会社のATMを利用した場合には、基本的に手数料はかかりません。
これは嬉しいですよね。
一方他社のATMやコンビニなどの提携ATMを利用した場合には、利用額に応じて110円~220円の手数料がかかるので、注意しましょう。
ただし、他社のATMで合っても、カードローン会社との提携内容によっては手数料がかからない場合もあるので、カードローン会社のホームページなどで確認すると良いでしょう。
キャッシング機能が付帯しているクレジットカード
クレジットカードにキャッシング機能が付いていれば、クレジットカード1枚でショッピングも現金の借り入れもできます。
クレジットカード契約時にキャッシング枠が付いている場合には、キャッシング枠の設定が行われているため、そのキャッシング枠内であればすぐに借入する事が可能です。
ただし、新たにキャッシング枠を追加契約する場合やキャッシング枠を増額する場合には、審査が必要になります。
キャッシング枠の有無や、利用可能額がどれだけあるのか、すでに使っているクレジットカードの契約を確認してみましょう。
また、追加契約や増額など審査が必要になる場合には、利用できるようになるまで、時間が必要となることに注意しましょう。
カードローンと一体型のキャッシュカード
カードローンと一体型のキャッシュカードとは、銀行口座のキャッシュカードにカードローン機能が搭載されたカードを指します。
キャッシュカードとカードローンのカードを2枚持つ必要がなくなるため、便利で使い勝手が良いと言えるでしょう。
また、金融機関の中でもネット銀行のカードローンであれば、コンビニATMの利用料が無料となるケースが多いため(回数制限などがあり)、金利とATM利用手数料を合わせたキャッシングにかかる費用を抑えることができます。
コンビニATMでキャッシングするメリット
コンビニATMでキャッシングするメリットは何があるでしょうか?
色々ありますので、ご紹介していきましょう。
平日だけでなく土日祝日の深夜も利用可能!
コンビニは24時間営業していますしATMは、平日だけではなく、土日祝日など曜日に関係無く利用する事が出来ます。
仕事の帰りや出勤の途中、買物のついでなど、生活スタイルに合わせてキャッシングが出来て便利ですよね。
コンビニの店舗数が多く、どこでも利用出来る!
コンビニの店舗数は、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会加盟7社合計で5万件以上あります。(2023年8月現在)
そのため家の近くや出先など、日本国内であればどこでも利用する事が出来ます。
コンビニATMで返済が可能!
コンビニATMでは、キャッシングだけではなく返済も可能です。
前述の通り、コンビニの店舗数は多く、借入や返済などの際に、手軽にATMを利用する事ができます。
ただし、1,000円未満の金額はコンビニATMでは取引出来ないので注意しましょう。
そのため1円単位など1,000円未満の取引を行う場合については利用出来ません。
1000円未満の取引が必要な場合には、振込など別の対応が必要です。
周囲にキャッシングの利用だと知られにくい!
キャッシングの借入や返済を周囲に知られたくないと言う気持ちはありますよね。
金融機関のATMを使わずコンビニATMを利用することで、周囲からは何の利用をしているのは分かりません。
そのため金融機関のATMに入ることに懸念がある場合、コンビニのATMは周囲の人に知られたくないという方でも、キャッシングを利用しやすい環境にあると言えるでしょう。
コンビニATMでキャッシングする際の注意点・デメリットは?
コンビニATMは便利に利用出来ますが、キャッシングする際の注意点というかデメリットもありますので、ご紹介しましょう。
1日の借入できる金額に限度額がある
コンビニのATMを利用する場合には、金融機関のATMと同様に1日の利用金額に上限が設けられており、その多くが1日上限50万円となっています。
そのため50万円以上の取引が必要な場合には振込で対応するなど、別の方法を利用しましょう。
小銭の取り扱いは原則不可!
コンビニATMは、基本的に紙幣のみの取り扱いのため硬貨は使用出来ません。
このためキャッシングの借入や返済の利用についても、1,000円未満の取引はできません。
1,000円未満の取引を行う場合には、金融機関のATMや振込などの方法を利用してください。
手数料が発生する!
コンビニATMを利用するには、基本的にATM利用手数料が必要となります。
手数料の金額は利用する金額に応じて異なりますが、110円~220円が一般的です。
利用しているカードローン会社とコンビニATMとの提携状況によっては、一部手数料が無料になる場合もあるので、利用する予定のカードローン会社とコンビニATMとの関係や手数料の有無について、事前確認しておきましょう。
1回の手数料が少額であっても、利用回数が増えれば大きな金額となるため注意が必要です。
メンテナンス時は利用出来ない!
24時間365日休み無く営業しているコンビニですが、ATMについては定期的にメンテナンスが行われる場合があります。
メンテナンスとは、ATMそのものの修理・設備点検やシステム全体の保守・点検・維持管理などです。
夜間に行われる事が多いようですが、注意は必要ですよね。
利用明細書に注意
キャッシングなどの利用状況については、近年ではホームページなどで確認ができるため、自宅に利用明細が届き、家族に知られてしまうと言う可能性は少なくなっています。
しかし、コンビニATMなどを利用すると、その都度利用明細が出力されてくるので、キャッシング利用を知られたくない場合には、利用明細の取り扱いに注意が必要です。
まあ、財布などに入れずに捨ててくるようにすれば良いだけですけどね。
アコム提携コンビニATMでの借入や返済のやり方は?
アコム提携ATMで、どのように借入や返済をするとよいのか、手順を確かめておきましょう。
実際の利用時では、ATMの仕様などにより手順が異なる事もありますのでえ、注意してください。
コンビニATMでの借入方法
コンビニATMでの借入方法をご紹介します。
- カードをATMに挿入
- 「アコムの取引」と表示され、取引の項目が表示されるので「ご出金(借入)」を選択
- 暗証番号(4桁)を入力
- 取引金額と「円」を入力
- 金額に問題がなければ「確認」を押す
- 明細表とカードが出てくるので受け取る
- 紙幣を受け取る
それほど難しい操作は必要ありませんね。
コンビニATMでの返済方法
次にコンビニATMでの返済方法をご紹介します。
- カードをATMに挿入
- 「アコムの取引」と表示され、取引項目が表示されるので「ご入金(返済)」を選択
- 暗証番号(4桁)を入力
- 入金する口座を選択(カードローンとショッピングがあります。アコムACマスターカードの方は、ショッピングでの利用はショッピングを選択して入金します)
- 紙幣を入れる
- 入金内訳の金額を確かめる(元金・利息・その他・ATM手数料それぞれの金額をチェック)問題がなければ「確認」を押す
- 明細書とカードを受け取って完了
コンビニでの借入・返済いずれも使い方はとても簡単で、少ないステップで気軽に借入や返済ができます。
コンビニATMの借入・返済単位
コンビニATMの借入や返済単位をご紹介しましょう。
コンビニATM | 借入単位 | 返済単位 |
セブン銀行ATM | 1,000円 | 1,000円 |
ローソン銀行ATM | 10,000円 | 1,000円 |
イーネットATM | 1,000円 | 1,000円 |
ローソン銀行ATMの借入単位は10,000円、セブン銀行とイーネットATMは1,000円単位での借入が可能です。
基本的に硬貨は使えず、紙幣のみ使用出来ます。
最終回返済の場合には端数がでることがほとんどですが、コンビニの返済の場合は数百円の残高が残ります。
この1,000円以下の数百円は無利息残高と呼ばれ、返済しなくても利息はかかりません。
特にデメリットは無さそうですが、解約する時に多数も含めてすべてを返済する必要があります。
解約を前提で一括返済する時には、インターネットや振込など端数も返済できる返済方法を利用しましょう。
アコムATMでは、硬貨取り扱いはありませんが、店頭窓口では硬貨の返済も可能です。
最終回の返済時には注意しておきましょう。
コンビニATM以外の提携金融機関ATMは?
コンビニ以外で利用できる提携ATMは、三菱UFJ銀行ATM、イオン銀行ATMがあります。
他にも地方銀行でもカードローンの利用ができるところがあります。
- 北海道銀行
- 北陸銀行
- 東京スター銀行
- 八十二銀行(借入の利用可)
- 三十三銀行
- 広島銀行
- 西日本シティ銀行
- 福岡銀行
- 十八新和銀行
- 熊本銀行
- クレディセゾン
利用可能な時間帯などは各金融機関で異なるため、利用前に必ず確認しておくことをオススメします。
アコム提携コンビニATM返済と他の返済方法を比較
アコムの提携コンビニATMを利用した場合と、他の方法で返済を行った場合との比較をしてみましょう。
特に返済回数が多い場合には、手素料や利便性を比べてみましたので、ご覧下さい。
返済方法 | 手数料 | 利便性 | 端数の返済 | 気になる点 |
提携ATM | 1万円以下110円 1万円超220円 |
設置台数が多くどこでも返済可 | × | その都度手数料がかかる |
インターネット返済 | 無料 | スマホやPCからいつでも返済可能 | 〇 | 返済可能な金融機関が決まっている |
銀行振込 | 振込手数料がかかる | 振込反映時間に注意が必要 | 〇 | 振込手数料が高い金融機関もある |
口座引落し | 無料 | 返済忘れが起こりにくい | × | 端数や追加返済はできない |
アコムの返済では、口座引落しなら毎月自動的に行われます。
忘れにくいのが最大のメリットでしょう。
提携コンビニATMでの返済は手数料はかかるもののいつでもどこでも返せるのが特徴です。
自分にとって都合のよい返済方法を上手に組み合わせると良いですね。
まとめ
アコムでは提携コンビニATMの利用はとても便利です。
急にお金が必要になった時、手持ちのお金をすぐに返したい時もすぐに対応できるのは嬉しいですね。
ただし、利用可能な時間帯や取扱額、手数料に注意も必要です。
コンビニATMを利用したキャッシングは大変便利ですが、手数料の有無や利用上限金額などを確認し、適した借入方法や返済方法を利用するようにしましょう。