農協から借入をする方法とは?

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農協というのは、農業従事者のための団体というイメージが強い人も多いと思われます。

もちろん、農協では農業従事者のためのローンプランも多く提供していますが、実は農業に携わっていない人でも借り入れをすることが可能なローンプランもあります。

あくまでも名目上ですが、農協は非営利団体となっていて、利益を求めるための企業ではないという建前があります。

実際には多くの利益を上げている日本有数の団体となっていますので、その辺りは気にしないほうが良いかもしれませんが、農協が提供しているローンプランの多くは低金利をセールスポイントとしている銀行のローンプランよりも金利が低くなっているケースが多いです

こちらでは、農協から借り入れをするためにはどうすれば良いのかということについて詳しく紹介していきます。

農協が提供しているローンプランについて

こちらでは、農協が提供しているローンプランについて紹介していきます。

農協というのは当然のことながら全国的に展開している金融機関となっていますので、どこの地域でも同じローンプランに申し込みをすることが可能です。

主なローンプランについては農業に携わっている人に向けての内容が多くなっていますが、農業従事者以外でも利用することが出来るローンとしては、住宅ローンやマイカーローン、教育ローンやネットローンなど、様々なプランに申し込みをすることが出来ます。

ローンプランだけを比較すると、銀行が提供しているプランと変わらないのが特徴的なので、今回は農協が提供しているプランの中でも、資金使途を自由に設定することが出来るプランについて詳しく紹介していきます。

農協が提供しているローンプランの中で、申し込み者が資金使途を自由に設定することが出来るプランは「JAネットローン カードローン」と「JAネットローン フリーローン」の2点となっています。

カードローンタイプの場合は、一般的に利用されているカードローンと同じように、契約締結が完了するとローンカードが発行されて、そのローンカードを使うことによって借り入れや返済をすることが出来るタイプのローンプランです。

フリーローンの場合は、証書貸付タイプのローン商品となっていて、契約締結が完了した時点で利用限度額の全額を借り入れて、その後の利用は返済のみの利用を完済まで続けるというのが特徴的です。

貸付金利については、下限金利を比較すると銀行が提供しているローン商品に軍配が上がることになりますが、上限金利で比較する場合は圧倒的に農協が提供しているローン商品のほうが低くなっています

住んでいる地域によって少しだけ貸付金利が異なりますが、上限金利の平均が10%程度となっていて、高くても11%程度となっていますので、銀行が提供しているローンプランの場合は上限金利が15%前後になっているケースが多いために、農協のほうが低いということになります。

さらに、農協が提供しているローンプランを利用する際には、農協の他のサービスを利用することによって金利引き下げを利用することが出来るケースもありますので、様々な点を考慮するとメリットが大きいということに繋がります。

申し込み方法から借入までの一連の流れについて

こちらでは、農協のローンプランに申し込みをする際の申し込みから利用開始に至るまでの流れについて簡単に紹介していきます。

基本的には一般的に提供されている銀行のローンプランを利用する際の流れと変わりませんが、農協が提供しているローンプランで資金使途を自由に設定することが出来るタイプのローンの場合はインターネットから申し込みをすることになります。

まずは農協の公式サイトにアクセスをして、そこから利用したいローンプランを選択後に、必要事項を記入して送信します。

そうすると申し込みの手続きがスタートして、審査が開始されることになります。

審査が完了すると結果が通知されて、審査に通過することが出来ていれば契約締結の手続きをして借入をすることが出来るようになります。

借り入れ方法については、上記でも紹介したようにカードローンタイプの場合はローンカードが発行されることになり、フリーローンの場合は借入金額が指定した金融機関の口座に送金されることによって借り入れの手続きが完了します。

返済の方法については、原則として農協の口座から自動引き落としによって返済をするという仕組みになっていて、繰り上げ返済に関してはローンカードを使って返済をするか、指定された口座に送金することによって手続きをすることが出来ます。

この辺りの方法についても銀行が提供するローン商品と変わらないということが特徴的なので、手続きについてはそれほど気にする必要がありません。

カードローンタイプとフリーローンタイプの直接的な違いについては、借り入れ方法が異なるということの他に、貸付金利が少しだけ異なります。

カードローンタイプのほうがフリーローンタイプと比較すると、上限金利については変わりませんが、下限金利が2%ほど高くなっています。

そのため、貸付金利を気にするという方の場合はフリーローンを利用した方が良いかもしれませんが、カードローンタイプの場合は設定された利用限度額の範囲内で何度も借入をすることが出来ますので、利便性についてはカードローンタイプのほうが優れているということを知っておいてください。

農協から借入をする際の注意点とは

農協から借入をする際の注意点としては、消費者金融や銀行が提供している資金使途が自由なタイプのローン商品と比較すると時間が掛かってしまうということが挙げられます。

例えば大手の消費者金融が提供しているカードローンなら申し込みをしてから利用を開始するまでに30分~1時間もあれば手続きが完了します。

銀行が提供しているカードローンでも、スピードに優れているローン商品なら1時間もあれば手続きが完了することになりますが、農協のローンプランの場合は手続きが完了するまでに時間が掛かってしまうという注意点があります。

農協から借入をする場合は、どのようなプランを利用する場合でも、最短で1週間近くの時間がかかることになりますので、今すぐに現金が必要だという方の場合はオススメすることが出来ません。

しかし、カードローンタイプなら、利用をしなくても申し込みをしておくだけで万が一に備えることが出来ますので、時間に余裕がある際に申し込みだけをしておいてカードを持っておくという方法もオススメです。

借入をしたいという場合には、突発的なトラブルによって引き起こされるケースが多いために、前もって準備をしておくということに抵抗があるという人も多いかもしれませんが、持っているだけなら手数料や年会費も発生しませんので、万が一のトラブルに備えるという気持ちで持っておくと良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

農協から借入をするというのは意識の外に合ったという人も多いかもしれませんが、農協では農業従事者以外の人でも借入をすることが出来ます

農協を「農業従事者のための組合」という考え方ではなく「全国展開している金融機関」というような考え方をすると便利な団体だということになりますので、出来る限り低い金利で借入をしたいという方は検討してみるのも良いかもしれません。