≪借金は怖い?≫キャッシングの怖さと注意点について

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『サラ金(キャッシング)は怖い』

これまで一度も借金をしたことがなかった人でも、一度は耳にしたことがあるこのフレーズから、“キャッシングをしたら破滅する”というようなイメージを持っている方も少なくありません。

そのため、昨今、キャッシング会社では――

A「お金が早急に必要なんですが、借りるツテもなく……」
B「そこで、キャッシングのお申込みを?」
A「はい……でも、キャッシングは怖いって言うし……」
B「いえ、ご安心ください。恐喝まがいの取り立てなど一切しません」
A「でも、借金がどんどん膨らむとか……」
B「何か誤解をなさっていらっしゃるようですが、当店ではそういったことはありえません」

――上記のような会話が日に数度、必ず取り交わされています。

キャッシングを初めて利用する方には、やはり“他人からお金を借りる”という行為に多少引け目と不安を抱く傾向があるのでしょう。

妙な誤解を抱かないためにも、先に結論を記述しますが、『キャッシング』を利用したことで人生が破滅したというようなことは、ほとんどありません。

もしも、本当にそのような危険が頻繁に起こっているのであれば、“キャッシング・サービス”という事業自体が成立せず、とうの昔に警察・法的機関などによって取り締まられているはず。

それが現代にいたっても、事業として成り立っていることからも察せられるよう、“キャッシング・サービス”は社会的に認められた正当な事業なのです。

けれども確かに、『キャッシング・サービス』を利用したことで、人生を棒に振ってしまったというような方も

“数十~百万人にひとり”

くらいの割合で存在することは事実。

しかしながら、統計的に見ればキャッシングによって破滅した人よりも、キャッシングにより救われた人の方が圧倒的に多くいます。

簡易的な表現をすればキャッシング・サービスは、『薬』と同じ。

正しく服用すれば“傷を癒す”ことができますし、無茶な服用をすれば“毒になる”こともあります。

ようするに、『サラ金(キャッシング)は怖い』ではなく、その利用者が“どのように扱うか”それが問題。

そこで、キャッシングを『毒』に変えてしまう利用法と注意点についてご解説します。

キャッシングの怖さと注意点

『借りればいい』思考のスパイラル

キャッシングでもっとも怖いのが「また、借りればいいや」という甘えた思考に落ち着いてしまうことです。

クレジットカードショッピング機能などの場合、直接『現金を借りられる』わけではないので、利用したときはそれを月末または月初めに決済しなければなりません。

しかし、キャッシングはそれらサービスと違って、『現金を借りられる』ため、「お金を借りた」というより「お金を得た」という感覚に陥りやすい傾向があります。

これが恐怖の始まり。

【悪循環の例】

① お金が必要になる

② キャッシングを利用

③ 急な出費に対応でき安心

④ お金が欲しくなる

⑤ キャッシングを利用

⑥ 返済を求められる

⑦ キャッシングを利用

⑧ ④からループ

一般的には、キャッシングにてお金を借りる瞬間に「すぐに返済しよう」「返済どうすれば……」というような不安と葛藤があるもの。

しかし、『借りればいい』思考に陥った人は、お金を借りる瞬間に「困ったらまたお金を借りればイイ!」という楽観的な考えに落ち着いてしまいます。

注意点

こういった悪循環になってしまう人は総じて、「借金をなくすよりも、節度なく大盤振る舞いした方が人生を謳歌できる」なんて思いあがっている人に多い傾向。

――未来(借金)よりも今(目前の交遊費)を生きる!

聞こえはいいかもしれませんが、実にナンセンス。

『未来があるからこそ今を生きられる』こと、そして『今を謳歌することで未来が狭まること』を肝に銘じておかなければなりません。

自分の支出を目視・管理できるように家計簿をつけることがオススメです。

『お金を儲けた』思考の落とし穴

キャッシングを利用して、ATMからお金を引き出したあと、人は「どんな顔」をしていると思いますか?

明るい顔
暗い顔
渋い顔
緊張した顔

――一般的には『ネガティブ傾向の顔』をしてしまいます。

なんせ、来月には借りたお金を利子付きで返さなければならないわけですから、ATMからお金を引き抜いたとき、来月の給与からこの分が引かれてしまうのだと、落胆してしまうのが普通の思考

しかし、稀にATMからお金を引き出したあと、『喜びに満ちた顔』になる方が少なからずいます。

目の前の出費を支払えること
財布にほのかな温かみができたこと
など

理由はさまざまでしょうけれど、以上のような理由から、顔がほころんでしまう方も……。

注意点

確かに、キャッシングを利用することで、救われた喜びを感じることもあるでしょうけれど、それが顔にまで現れてしまうというのは、かなり危険。

お金を借りて『喜びに満ちた顔』になる心理は、来月支払わなければならない返済のことが見えておらず、目の前の事柄にとらわれ過ぎている思考を表しているからです。

キャッシングで借りたお金について『お金を儲けた』という考えになっていないか、あらためて自己分析してみる必要があります。