質問:キャッシングカードを作成すれば、コンビニなどに設置されているATMからお金を引き出すことができるのでしょうか?
キャッシング、カードローン、クレジット……どことなく分かるけれど、実際に利用する方法とか、返済の方法がどうなるのとか、そういったことは全然知らない――。
近年、インターネット・スマートフォンなどの普及により、金融業界のWEB広告を見ることや金融業界用語に触れる機会が多いため、ついつい“分かったような気になって”しまっている方が多いようです。
言ってしまえば、近頃の世間の風潮は『金融業を舐めている』ところがなくもありません。
悪徳金融業社(いわゆるヤミ金)によって多くの方が身体的・精神的に破滅に追いやられたことを懸念し、国が法改正や金融業に対する強い圧力処理などを繰り返したおかげで、現代では何とか落ち着いているわけです。
しかし近頃、悪徳金融業社に引っかかる心配がないという余裕から、かえって融資に対してを甘い考えを抱いている方が少なくなく、知ったかぶってホイホイと利用してしまい、みずから“大きな負担”をこさえてしまう方が増えている現状は、何とも遺憾。
と、まぁ――少々驚かすように述べましたけれど、「“金融業”に関わること」それ自体は、お金と向き合うという意味でも、また利便性という意味でも、非常に良いことであって、しっかりとした心構えさえできていれば、大変便利な『サービス』です。
キャッシングなどの融資サービスを利用するにあたって、まずはその基礎中の基礎、「利用方法」について――あらましを理解しておきましょう。
そこで、キャッシングにおける基礎知識ならびに、冒頭でも述べたような“基本的な質問”――分かる人にとっては「当たり前だろ」と思ってしまうような質問から、複雑で「確かによく分からない」というような質問に、それぞれ応答形式にてご回答・ご解説して行きます。
キャッシングカードの契約方法
キャッシングカード会社へ申請:
最近では基本的に「インターネット」を通じて申請する方法が主流です。
「インターネットがない環境では無理じゃないか」と思われる方もいますけれど、インターネットというのは今やライフラインのひとつ、インターネットにアクセスできることがいわば『信用』になり得ます。
しかしまた、駅前などに多数立ち並ぶ“サラリーマン金融ビル”などに出向くでも申請することが可能。
↓
審査:
どのような人間か
仕事はしているのか
すでにどのくらい借入をしているのか
どれだけ借りたいのか
ちゃんと“返済”できそうか……etc.
野暮な言い方ですけれども、審査では「平均的な『人』であること」を判断するわけです。
民の三大義務――「納税」「勤労」「教育」それら義務を果たしていて、さらに誠実な方であれば、すんなり審査は通るでしょう。
↓
契約:
≪契約の方法≫に関しては、金融会社によってさまざまですので、契約方法を決めつけて解説することははばかられます。
しかし、主流な契約方法は2つ。
「郵送」または「来店」による契約。
前のステップ『審査』において提示した情報の“裏付け”を提出すること、それから金銭トラブルが起きないように明確な契約を結ぶことが目的です。
免許証や収入証明書など必要書類および契約書を提出することになります。
以上たったの“3ステップ”で契約がまとまります。
キャッシングカードの利用方法
ATM・カード挿入:
コンビニなどに設置されたATMに、送付されてきたキャッシングカードを入れたのち、『借りたい金額』を“ご利用可能枠内”にてATM付属のキーパッドにて入力してください。
手順が少々変わる場合もありますけれど、定められた「暗証番号」を入力することで、ATMのポケットから入力した分の金額が出てきます。
↓
返済:
お金を借りたあとは、『返済』するだけ。
指定された日時に、“借入金+利息”を口座内に振り込んでおきましょう。
また、すぐにまとめて返済してしまいたい場合にも、ATMより返済金の増加設定や全額支払いを利用することで、全額返済することができます。
キャッシングにおける質問
質問:キャッシングカードを作成すれば、コンビニなどに設置されているATMからお金を引き出すことができるのでしょうか?
――はい、可能です。
質問:ATMから発行される利用明細に“ご融資残高”と記載されていますが、こちらは「あとこれだけ借りられる!」ということでしょうか?
――いいえ。
ご融資残高というのは、「すでにこれだけ借りている!」ということですので、お間違えの無いよう注意してください。
質問:「利息」について、年率:○○%などと書かれているけれど、具体的な数値がまったく分からない。分かる方法はありませんか?
―*怏~未満の借入の場合は基本的に「年率:18%」。
つまり、一年間借りた場合における利息は『約2割』で数字で言えば、1万円借りたとして、1年後には利息込みで“1万2千円”の返済が求められます。
しかし、1万円を一年間借りっぱなしということもほとんどありません。
利息の年率を月別に見るには「年率÷365日(一年)×30日(一月)」で算出できます。
かなりおおざっぱですけれど、『1万円を一月借りた場合“150円(ペットボトル一本分)”の利息』と覚えておきましょう。