キャッシングなどでお金を借りる際には身分証明書が必要です。
しかし、身分証明書の確認は、画像のアップロードや自動契約機のスキャナで読み込ませるだけのことが大半のため、偽造した運転免許証でも大丈夫なのではと思ってしまうかもしれません。
そこで今回は、偽造免許証でもキャッシング審査は通るのかについて、詳しく解説していきます。
記事の目次
運転免許証の偽造はすぐバレる
お金を借りたいのにキャッシング審査に通らないと、何とかして借りられる方法はないかと考えてしまうかもしれません。
その結果、偽造した運転免許証なら審査に通るかもと思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
例えば免許証に記載されている番号は、住所や発行日を元にしたある法則によって決められています。
そのため、それを知らずに適当な番号を設定してしまうと、すぐに偽造されたものであるとバレてしまうのです。
さらに文字の間隔にも特殊な設定がされているため、画像解析ソフトを使えばすぐに偽造されたものだとわかりますし。もし少しでも不自然な部分や怪しい部分があれば、すぐに警察に通報されます。
偽造免許証はなぜバレるのか
どんなに精巧にできており、一般人には違いがわからなくても、消費者金融ではすぐにバレてします。
ここでは、なぜ偽造免許証だとわかるのか、見破るポイントについて紹介します。
消費者金融には偽造されたものか見破るシステムがある
基本的、消費者金融では偽造免許証の見分け方を社員研修しているため、社員自体も見破る目を持っています。
自動契約機でも同様で、偽造されたものはすぐに判別できるよう性能も向上しているので、他人に成りすましてキャッシングするのは非常に困難です。
嘘の生年月日はバレる
偽造免許証の手口として、顔写真だけ自分のものですが、氏名や住所といったそれ以外の情報を偽造するやり方があります。
その場合、生年月日も変えることがほとんどですが、多くの場合いつに設定したのか覚えていません。
もし、曖昧にごまかしたり、返答できなかったりした場合には、すぐに嘘は見破られることとなるのです。
信用情報照会でバレる
キャッシング審査では、運転免許証の番号で信用情報照会を行います。
「何も情報がない」というのは、消費者金融側も不信に感じるため、保険証や住民票といった他の書類の提出を求められ、結果として偽造がバレることにつながるのです。
免許証の偽造はリスクしかない
免許証を偽造することで晒されるリスクについて、詳しく解説していきます。
逮捕される
免許証の偽造は立派な犯罪であり、文書偽造などの罪に問われる可能性が高いです。
「そんな気はなかった」と、いくら言ったところで、お札をカラーコピーするだけで犯罪となるのと同じように、偽造した時点で既に罪に問われます。
仮に未遂でも、刑事罰の対象になることを理解しておく必要があります。
詐欺や犯罪に巻き込まれる危険性がある
個人で免許証を偽造するのは非常に難しいため、入手するには代行業者に依頼することがほとんどです。
お金を払えば、すぐに代行業者が偽の免許証を作ってくれると思うかもしれませんが、実際には先払いしたら連絡がつかなくなったなど、お金だけ騙し取られるケースが相次いでいます。
恐ろしいのは、万が一このような被害に遭ったとしても、代行業者に依頼すること自体が違法なため、あなた自身が犯罪の片棒を担いだ、とされる可能性があるのです。
偽造がバレたら一括返済・強制解約
偽造免許証で万が一キャッシング審査に通ったとしても、その後バレたらすぐに一括返済を求められます。
もちろん分割返済に応じてくれるわけはなく、一括返済できなければ強制解約となります。
他人の免許証でお金は借りられる?
偽造免許証でお金を借りられないのであれば、他の人の免許証を使えば良いのではと考える人もいるかもしれません。
しかし、他人に成りすましお金を借りる行為は犯罪です。
さらに、明らかに慌てていたり、高圧的な態度を取ったりと、不審な行動を取っていれば審査担当者の目をごまかすことは困難です。
審査担当者はプロなので、怪しいと感じたら、すぐに干支などの免許証には記載されていない情報を尋ねて嘘を見抜きます。
犯罪が立証されれば、損害賠償や慰謝料を請求される可能性もあるため、他人の免許証を使うことは絶対にしてはいけません。
免許証はなくてもお金は借りられる
免許証が無ければキャッシング審査に通らない、との考えから偽造を考える人もいるかもしれませんが、実際には免許が無くてもお金を借りることは可能です。
・有効期限内である
・本人の氏名、住所、生年月日が記載されている
基本的には、これらの条件が揃っていれば本人確認書類と認められているため、免許証がない場合には、健康保険証やマイナンバーカード、パスポートなどが身分証明書として使えます。
このように免許証が無くてもお金は借りられるので、罪を犯してまで偽造する必要はありません。
免許証には、番号や特別なフォントなど偽造を見抜くための様々な工夫が施されていますし、審査担当者もプロなので怪しい点があればすぐに気付きます。
また、画像解析ソフトやシステムの性能も向上しているため、そうそう簡単に騙せるものではありません。
わざわざ偽造免許証を作るため代行業者に依頼した結果、お金を騙し取られるなど詐欺被害にあうこともあるように、偽造免許証にはリスクしかないことを理解しておく必要があります。
免許証がなくてもキャッシング審査に申し込むことは可能なので、もし無いのであれば、他の本人確認書類を使うなど正規の方法で申し込むことが大切です。