カードローンを一度も使った事がないと言う人の中には、興味があっても「お金を借りるのに抵抗がある」「周りの人にバレる?」と不安を持っている人も多いでしょう。
そんなカードローンの基礎知識や正しい使い方などをご紹介しましょう。
カードローンは、正しく使わないと、最終的には借金地獄なんてこともありますが、安全安心に使えばとってもお得に使えるので、その方法をご案内しますよ。
最後までお楽しみに!
記事の目次
カードローンとは?システムと安全性を紹介!?
アコムやプロミスのCMで「カードローンはお金を借りるサービス」と知ってる人は多いと思いますが、どうやったら借入できて、どのくらいの人が何の目的で借りているかは知らない人が多いでしょう。
そこで基礎知識をご紹介しますね。
カードローンの最大の特徴は手軽で気軽なこと!
カードローンの最大の特徴は手軽さです。
普通、お金を借りる時っていうのは担保や保証人が必要ですけど、カードローンでは不要ですね。
それこそ、昔なら親戚や親、知人に頭を下げて借りるって感じですけど、それもないですからね。
借入や返済も手軽で、全国各地に設置されているカードローン会社の専用ATMの他、コンビニATMでも利用できますよ。
この手軽さや便利が指示されて、現在カードローン利用者は日本国内で1,200万人もいるそうです。
その内訳は交際費や生活費の為ということで、10万円以下の小額を継続に利用してる人が多いようですね。
カードローンは安全!貸金業法のおかげで過激な取り立てはない!
貸金業法という法律で、貸金業者による過激な取り立ては禁止されているので、安心に借入出来ますよ。
貸金業法では、色々な業者から多額の借金をしてしまう多額債務を防ぐためのルールも決められています。
消費者金融(貸金業)からの借入は、全ての貸金業者をあわせて年収の3分の1以下という決まり(総量規制)があるので、年収が600万なら200万円が貸金業者から借りられる上限になります。
カードローンにも種類がある!消費者金融と銀行の違いも覚えよう!
カードローンと聞いてパッと思い浮かべるのは「アコム」や「SMBCモビット」などの消費者金融ですが、銀行や信用金庫・労働金庫やJAもカードローンを用意しています。
ろうきん、銀行、信金の方が消費者金融よりも低金利で借入ができますよ。
カードローンの種類 | 金利(最高金利) |
アコム | 18.0% |
かながわ信用金庫カードローン きゃっする500 | 14.6% |
JAバンク カードローン(横浜市) | 11.6% |
中央労働金庫カードローン マイプラン(一般労働者) | 8.4745% |
一般的には、カードローンの金利が低いほど、契約するための審査が厳しくなります。
また消費者金融は貸金業者で、銀行などは貸金業者ではないというのも大きな違いで、銀行のカードローンは総量規制の対象外となります。
カードローンは誰でも借りられる?審査に通るポイントを紹介!
カードローンを申し込むには申し込み条件を満たす必要があり、申し込んだあとには審査があります。
審査に通らないとカードローンを利用することはできませんよ。
審査基準は会社によって違い、公開されることはありませんが、審査に通りやすい人と落ちやすい人は確実に存在します。
カードローン審査の基本と審査に通るためのコツをご紹介しましょう。
カードローンの審査って?仮審査と本審査がある!
カードローンの審査では、仮審査のあと本審査が行われるのが一般的です。
仮審査では、申し込み条件に当てはまって入るかを機械的に判断します。
仮審査を通過して本審査に進むと、担当者がこれらの情報をもとに属性審査や信用情報の審査を行います。
- 本人確認書類
- 収集証明書類(不要な場合もあり)
- 信用情報
上記のような審査をしますが、審査にかかる時間は会社により異なり、大手消費者金融なら最短30分、銀行でも早ければその日のうちに審査が完了し、借入ができますね。
カードローン審査に有利な人ってどんな人?属性審査のポイントは?
審査ではまず申込者の属性を見ます。
属性とは職業、勤務先の規模、収入、勤続年数、家族構成、居住年数などのことです。
属性審査ではこんな人が有利と言われていますね。
- 正社員・公務員
- 勤続年数が長い
- 持ち家
- 居住年数が長い
上記のような条件に当てはまらないからと言って、ガッカリする必要はありませんよ。
属性審査でどこを重要視するかは会社によって違いますので、ひとつの会社で審査に落ちてしまっても、別の会社なら審査に通る可能性は十分にあります。
また、属性では問題無いのに審査に落ちる場合もありますが、そちらは信用情報に傷がある可能性が高いですね。
信用情報というのは、クレジットカードやローンの利用、ローンの申し込み、自己破産など債務整理の履歴ですが、この情報に延滞や滞納、債務整理などがあると、借入が出来ない事が多いです。
誰にも知られたくない!カードローン利用がバレないコツは?
カードローンを利用する時に心配なのは、家族や職場に利用がバレないかどうかですよね。
こっそりと借りたいのに、バレるのは嫌なものです。
基本的にはカードローンを申し込んだら、審査時に職場に電話がかかってきたり、キャッシング用カードが自宅に郵送されたりしますが、それを回避する方法をご紹介しましょう。
SMBCモビットは「Web完結申込」なら電話連絡無し
カードローンに申し込むと、申込書や申し込みファームに記載した勤務先に本当に働いているかを確認する耐えに在籍確認の電話がかかってきます。
消費者金融としても社名を名乗ることはなく、この電話でバレることはないのですが、それでもあまり気持ちのいいものではありませんよね。
しかしSMBCモビットの「WEB完結申込」を行えば電話連絡もなしでOKですよ。
自宅への郵便物をなくすちょっとした手続き!
キャッシング用カードや利用明細が自宅に郵送されてきたときに、実家にバレてしまったという体験談があります。
しかしカードや利用明細の郵送をなくす方法もありますよ。
利用明細については「Web明細サービスを利用する」という設定をするだけで、OKで、各カードローンの顧客専用ページで簡単に設定できます。
またカードは郵送じゃなくて、自動契約機で受け取るようにしましょう。
申し込みはネットで、カード受取は自動契約機でするのが時間短縮にもなってオススメですよ。
返済額を減らしたいなら、金利と返済方法のカラクリを知ろう!
返済のコツを抑えると、カードローンをもっとお得に利用出来ますよ。
「初めての利用なら30日間無利息」といった無利息サービスを利用するのはもちろんですし、こまめに繰り上げ返済することで、返済総額を減らす事も可能です。
特に、利益が膨らみやすい返済方式を採用していることが多い銀行カードローンでは、繰り上げ返済の効果は絶大と言えるでしょう。
最低限知るべきな金利の基礎知識!
カードローンを利用する時についてまわるのが金利です。
高いほど利息が大きくなり、低いほど利息は少なくてすみますよね。
金利は年率で表示されますが、実際の利息の計算は日割りで行われます。
借りた日数分だけ利息が付くので、1日でも早く返せば、それだけ利息は少なくすみますね。
10万円を実質年率14%で借りて、20日で返済した場合と、30日で返済した場合の利息を計算すると以下の様になります。
- 20日で返済:10万円×14%×20日÷365日=767円
- 30日で返済:10万円×14%×30日÷365日=1,150円
小額借りて、早く返すというのが良い事が分かりますね。
利息総額を左右するのは金利だけじゃない!利息が膨らむ返済方式とは?
金利は数字で表示されているので、各社を比較するときに便利ですが、利息総額(返済総額)に影響するのは金利だけではありません。
返済方式も非常に重要ですよ。
銀行カードローンで多く採用されている残高スライドリボルビング方式には、返済期間が長くなってしまうという特徴があります。
【残高スライドリボルビング方式の特徴】
- (メリット)月々の返済額を低く抑えられるので返済しやすい
- (デメリット)返済が進んで借入残高が減るにつれ月々返済金額も減っていくので、返済期間が長くなり払う利息が多くなる
一方、多くの大手消費者金融で採用されている借入時残高スライドリボルビング方式だと、新たに借入をしないかぎりは毎月の返済金額が減ることなく、返済のペースは落ちません。
同じ金利(12%)で同じ金額(50万円)を借りても、返済方式が違うと利息は変わるというのを表にしましたので、下記をご覧下さい。
会社 | 返済方式 | シミュレーション結果 |
オリックス銀行 | 残高スライド | 毎月の最低支払い額7,000~10,000円返済回数90回総返済額731,427円 |
プロミス | 残高スライド元利定額返済方式 | 毎月の最低支払額13,000円返済回数49回返済総額634,294円 |
返済総額で10万円ほど違いがあるのには驚きですね。
繰り上げ返済で返済期間を短く、利息を低く迎える!
返済期間が長くなるほど、利息が膨らんで返済総額が増えることがわかりました。
そのために余裕がある時にこまめに繰り上げ返済(随時返済)をすることをオススメします。
カードローンにはボーナス払いの設定はないので、自動で多めに引き落として貰う事は出来ませんが、ボーナスがはいったら早い内にできるだけ返済に回すようにしましょう。
繰り上げ返済に事前連絡や手数料は必要ないので、やらなきゃ損ですよ!
複数のローンは「おまとめローン」で低金利にしよう!
おまとめローンは、複数のローンをまとめることで金利を下げ、返済額を安くできるローン。
いま返済中のローンで「金利が高い」と感じる場合は、返済の負担が減る可能性があるので検討してみると良いでしょう。
ただ、「おまとめローン」にすると審査は厳しいので覚悟しましょうね。
どうしても返せなくなったらどうしたらいい?債務整理の基礎知識をご紹介!
返済ができなくなると最初はペナルティーで高い金利がつき、信用情報機関に金融事故として登録されるだけですみますが、延滞が長期間続くとカードローンが使えなくなり、裁判を起こされ、給料が差し押さえられたりして周囲にもバレてしまいます。
そこで債務整理という方法がありますよ。
借金が返せないときの最後の手段!債務整理は3種類!
債務整理には大きく分けて3つのタイプがあります。
タイプ | メリット | デメリット |
任意整理 | 将来の利息が免除される | 費用がかかる(比較的少額)最長5年間借入不可 |
民事再生 | 返済額が大きく減る | 費用が比較的高い、最長10年間借入不可 |
自己破産 | 借金が全額免責 | 費用が高い、最長10年間借入不可、家などの資産が処分され、破産手続き中は特定の職業につけない |
上記の3つのタイプですが、下にいくほど返済総額が減る割合が大きくなりますが、その分社会的ペナルティが大きくなり、費用も多く掛かるというデメリットがありますね。
債務整理をする時は、まずは弁護士や行政書士に相談に行くのが一番です。
相談だけなら無料という所も多いですし、返済が難しくなったと感じた時には、早めに相談する事をオススメします。
自分一人で悩んでいても返す当てもなく借金が増える一方ですよ。
早く手を付ければそれだけ楽になれますので、本当に相談してくださいね。
カードローンを安全にそして便利に使うコツを知っておこう!
カードローンは、余裕と刺激ある毎日を送るために大活躍してくれます。
行きたい旅行や購入したいものが変えたり等、欲しい物を我慢する必要もありませんね。
家族や職場にバレる心配もなく、実際に使い始めると快適な生活を送ることもできます。
また無利息期間などのサービスを利用すればお得ですし、こまめに返済すれことを心掛けれ延滞も防げますよ。
といっても、お金を借りると言う行為が簡単なため、借りすぎには注意が必要です。
簡単に借りれるからといっても小額から借り始めて、気がつけば借金が膨らんでいるという例も数多くありますので、借りる時はしっかりと計画を立てて借りるようにしましょう。
大金ではなく小額で、きちんと返せる金額を借りるようにしましょうね。
基礎知識や注意点を胆に命じて、よりよい生活を送りましょう。