新社会人になったらクレジットカードも使ってみたいですよね。
クレジットカードを持ったほうが、何となく良いような気もします。
ということで、新社会人になった事をキッカケに、クレジットカードを作ろうと思う人も多いのではないでしょうか?
クレジットカードを持つことで、日々の買物でポイントが貯まったり、収支を把握しやすくなるなど、様々な利点があります。
しかしクレジットカードも多数あるので、どれが良いのか迷ってしまいますよね。
今回はそんな新社会人に向けて、クレジットカードのメリットや、選ぶ時のポイントなどをご紹介しましょう。
新社会人がクレジットカードを作る5つのメリット!
「新社会人になったばかりだけど、クレジットカードを作った方が良いのかな?」
「新社会人がクレジットカードをもつメリットってなんだろう?」
特に今まで、クレジットカードを利用していなかった方であれば、このような疑問を持つこともあるでしょう。
そこで、新社会人がクレジットカードを作る事で得られるメリットを5つご紹介します。
新社会人がクレジットカードを作る5つのメリット
新社会人がクレジットカードを作る5つのメリットをご紹介します。
1.ポイントが貯まる
クレジットカードの大きなメリットとして、ポイントが貯まるという点が挙げられます。
クレジットカードには「ポイント還元率」というものがあり、支払った金額に対して0.5%~1.0%ほどのポイントが還元されます。
新社会人はスーツなど仕事用の衣類を購入したり、1人暮らしのために生活用品を揃えたりと出費が重なるものです。
その際にクレジットカードで支払え場、買物の度にポイントが貯まるので、現金で購入するより断然お得ですよ。
また、1人暮らしをする方であれば、水道代や電気・ガス代もクレジットカード決済にすることで、その分のポイントもGetする事ができます。
貯まったポイントは以下のような使い道があります。
- クレジットカード利用代金の支払いに充当
- 各種電子マネーと交換
- ギフト券や商品と交換
- ふるさと納税の支払いに利用
- ポイント投資に利用
以上の事を考えると現金で支払うよりもクレジットカード決済して、ポイントを貯めた方がお得というのがわかりますね。
2.お金の管理をしやすくなる
お金の管理をしやすくなるという点も、クレジットカードのメリットと言えるでしょう。
新社会人になったことをキッカケに1人暮らしを始めるなどして、自身の収支の管理を行うようになる方も多くいますよね。
毎月どのような用途でどのぐらいお金を使っているかといったことを確認したい場合、現金払いだと受け取ったレシートや領収書、振り込み明細などをいくつも見て確かめなければなりません。
しかし、クレジットカードであれば「いつ」「どこで」「いくら」使ったのかを、WEB明細やアプリなどから簡単に確認することができます。
また家計簿アプリと連動させる事ができるので、レシートや領収書などを取っておく必要もありません。
3.急な出費や大きな買物に対応できる
クレジットカードを持っていると、急な出費や大きな買物にも対応できます。
社会人になると、出張や接待で経費の立替をするなど、学生の頃にはなかった支出が発生することがあります。
このようなときに、持ち合わせが無くてもクレジットカードがあれば、支払いをスムーズに済ませることができますよね。
また、大金を持ち歩く必要がないので財布が軽くなるという利点もあります。
4.クレジットヒストリーが積める
早めにクレジットカードを作っておくことで、長期的な「クレジットヒストリー」が積めると言うメリットがあります。
クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンの利用履歴の事を指し「クレヒス」と略される事もあります。
支払い状況などの信用情報も含まれており、クレジットカードの新規入会時や更新時、金融機関でローンを組む際などの審査に利用されます。
新社会人のうちからクレジットカードを長期的に利用し、安定した返済能力があるとみなされれば、良いクレジットヒストリーを残す事ができますよ。
良いクレジットヒストリーが積まれていると、別のクレジットカードの審査に通りやすくなったり、ローンを組みやすくなったりします。
ただし、支払いの期限を守らなかったり、短期間に複数枚のクレジットカードを申し込んだりした場合、クレジットヒストリーにキズが付くリスクがあるので注意しましょう。
5.若い世代限定のクレジットカードに申し込める!
若い世帯向けのクレジットカードに申し込めるというのも、メリットになるでしょう。
クレジットカードの年齢制限において、上限に関しては設定されていない場合がほとんどですが、一部のカードでは「39歳以下」「20代限定」といったように、若い世代をターゲットにしているものもあります。
若い世代限定のカードは年会費が安かったり、ポイント還元率が高かったりと、通常のクレジットカードよりもサービスが優遇されている傾向があります。
コストをかけずにポイントをお得に貯めたい方、若い世代向けのお得なサービスを利用したい方は要チェックですね。
新社会人がクレジットカードを選ぶ時の6つのポイント!
クレジットカードを持とうと思っても、たくさんの種類があってどれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。
ここでは、クレジットカードを選ぶ際の基準となるポイントをご紹介します。
新社会人がクレジットカードを選ぶ時の6つのポイント
新社会人が、クレジットカードを選ぶ時のポイントを6つご紹介しましょう。
1.年会費の安さ
新社会人のうちは、年会費がなるべく安いクレジットカードを利用するのがオススメです。
基本的には、無料のクレジットカードを利用すると良いでしょう。
クレジットカードの年会費は、無料から数万円まで様々です。
一般的に年会費が高いほどステータス性や、付帯するサービス、優待のグレードが高いと言う利点がありますが、収入面の見通しがあまりたっていない新社会人の場合、年会費の高いカードは避けておいた方が無難でしょう。
年会費無料のクレジットカードにも豊富な種類があります。
最初の1枚であれば、無料のカードを選ぶのがオススメですよ!
※「初年度無料」と記載されているカードの場合、1年目は無料で利用できても2年目以降は年会費がかかるケースがあります。ただし、条件を達成することで2年目以降の年会費が無料になるカードもあるので、自身がクリアできる条件なのか確認するようにしましょう。
2.ポイント還元率の高さ
ポイント還元率の高さもクレジットカードを選ぶ時の重要な判断材料です。
ポイント還元率が高ければ、付与されるポイントも多くなるため、ポイントをお得に貯めたい方は必見ですよ。
一般的に主流であると言われているポイント還元率は0.5%程度です。
そのため、ポイント還元率が1.0%以上であれば、お得なカードと言えるでしょう。
ポイント還元率が1.0%以上のクレジットカードには、以下のような物があります。
- PayPayカード(最大1.5%)※
- 楽天カード(1.0%)
- リクルートカード(1.2%) など
※PayPayアプリへの登録および独自のポイントアップシステム(PayPayステップ)の条件を達成した場合
ただし、基本的なポイント還元率が低くても特定の店舗や施設を利用した際などに大幅にアップしたり、利用する店舗によって1ポイント当たりの価値が高くなったりする場合もあります。
例えば三井住友カード(NL)の場合、通常のポイント還元率は0.5%ですが、セブンイレブンやマクドナルドなどでの利用の際には最大5.0%にアップします。
また、JCB CARD Wの基本的なポイント還元率は0.2%と低めですが、電子マネー「nanaco
」やジョーシンポイントなどに交換すれば1ポイント=5円として利用することができ、還元率が1.0%にアップします。
ポイント還元率と一緒に、ポイント還元率がアップする条件や、貯まったポイントの交換先、交換レートなどもチェックしておくと良いでしょう。
3.取り扱っている国際ブランド
クレジットカードの「国際ブランド」も忘れずにチェックしましょう。
国際ブランドとは、世界中の国や地域で利用できる決済ネットワークのブランドを言います。
持っているカードの国際ブランドがVISAならVISAの決済を扱う加盟店で、JCBならJCBの決済を扱う加盟店で利用できます。
新社会人にオススメの国際ブランドはJCB・VISA・MasterCardの3つです。
JCBは「日本クレジットビューロー」の頭文字から取った名前で、その名の通り日本の企業が運営している国際ブランドです。
日本国内でシェア率が高く、使い勝手が良いので初めて持つクレジットカードに向いています。
VisaとMasterCardは、国内だけでなく海外でもトップクラスのシェア率を誇っています。
海外旅行をよくする方や海外のネットショップでよく買物をしている方にオススメですね。
上記以外にもアメリカン・エキスプレスやダイナースクラブ等も有名ですが、年会費が高い傾向にあり、新社会人が持つカードとしては不向きといえるでしょう。
4.付帯している特典やサービス
多くのクレジットカードには、優待特典や保険などのサービスが付帯しています。
クレジットカードの主な優待特典として、以下のものが挙げられます。
〔クレジットカードの主な優待特典〕
- レジャーや理美容、宿泊施設、飲食店などの割引
- イベントなど各種チケット割引
- レンタカー、カーシェアの割引
- 国際線手荷物無料宅配サービス
- 空港ラウンジの無料利用 など
また、クレジットカードに付帯する保険として、以下のようなものも挙げられます。
〔クレジットカードの付帯する保険の例〕
- ショッピング保険:クレジットカードで購入した商品が破損した、盗難にあった場合などに一定の金額が補償される。
- 国内、海外旅行傷害保険:旅行時の怪我や事故など、さまざまな傷害に対して一定の金額が保障される。
- 不正利用の補償:カードを紛失したり、フィッシング詐欺にあったりして、不正利用された場合に補外額が補償される。
持っているだけで、さまざまなトラブルに備えられるのは安心ですよね。
ただし、カードによって補償される金額や適用される条件は異なりますので、事前に確認することをオススメします。
クレジットカードを選ぶ時に、自身にとってお得な優待サービスや保険が付帯しているかという点にも注目しましょうね。
5.締め日・引落し日
見落としがちかもしれませんが、締め日と引落し日もクレジットカードを選ぶ上で重要です。
〔締め日・引落し日とは〕
締め日は1ヶ月毎のカード利用額の集計日のことを指します。カードの請求額は締め日から数日~10日ほど後に確定します。一方で引落し日はカードの請求額が銀行口座から引き落とされる日を指します。なお、締め日と引落し日はクレジットカードごとに異なります。
例として主なクレジットカードの締め日と引落し日をまとめたものなので、参考にして下さい。
カード名 | 締め日 | 引落し日 |
PayPayカード | 月末 | 翌月27日(土日祝日の場合は翌営業日) |
楽天カード | 月末(楽天市場での買物は毎月25日) | 翌月27日(土日祝日の場合は翌営業日) |
JCB CARD W JCB CARD W plus L |
毎月15日 | 翌月10日(土日祝日の場合は翌営業日) |
リクルートカード | 毎月15日 | 翌月10日(土日祝日の場合は翌営業日) |
エポスカード | 毎月4日(翌月4日が引落しの場合) 毎月27日(翌月27日が引落しの場合) |
翌月4日もしくは27日から選択(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
三井住友カード(NL) | 毎月15日(翌月10日が引落しの場合) 月末(翌月26日が引落しの場合) |
翌月10日もしくは26日から選択(土日祝日の場合は翌営業日) |
三菱UFJカード | 毎月15日 | 翌月10日(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード | 毎月10日 | 翌月4日(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
セゾンカード・プラス | 毎月15日 | 翌月10日(土日祝日の場合は翌営業日) |
口座の残高が不足していると引落しができないため、給料日の後に引落し日が設定されているクレジットカードを選んでおくと安心ですよ。
ということで、自分の給料日もしっかり把握しておきましょうね。
6.支払い方法
社会人になると、高価な物を購入する場面も多くなります。
この事をふまえると「ボーナス払い」や「分割払い」などができるカードを選ぶのもオススメです。
〔ボーナス払いとは〕
- 通常は毎月引き落とされる支払いを指定した月にまとめて支払う方法で、支払いを先延ばしにする事ができます。主にボーナスが出る夏や冬に支払い日が設定されていますが、利用期間や支払い日についてはカード会社ごとに異なります。
〔分割払いとは〕
- 利用額を2回以上の複数回に分けて支払う方法です。分割できる回数はカード会社ごとに異なり、手数料も発生します。なお2回までは手数料が発生しない場合もあります。
自分のボーナスがいつ出るのか?そして、どれぐらいのボーナスが貰えるのかを把握しておく必要がありますね。
まとめ
新社会人に向けてのクレジットカードのオススメポイントや、選ぶ時のポイントをご紹介しました。
1番は、自分のニーズにあったクレジットカードを選ぶことですね。
そのためにも、自分が何をメインにするのかを考えましょう。
また、給料日やボーナス額なども把握しておくと良いですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。