近年、キャッシュレス化やATMの普及により、銀行窓口に行かなくても振込や公共料金の支払いが出来るようになりました。
普通預金の金利や手数料など、一般的な銀行に比べメリットが大きかったり何かと「ネット銀行」が注目されています。
今回はネット銀行を利用したいけれどどこが良いのかわからないと言う方や、1番利用しやすいネット銀行などについてご紹介しましょう。
記事の目次
ネット銀行とは?
ネット銀行とは、インターネット専業銀行という、店舗を持たずインターネット上のみで、サービスの提供を行う銀行のことです。
インターネット上で手続きが完結するので、人件費を安く抑えることができますね。
さらに店舗を設置していない、もしくは店舗数を最少にして店舗運営コストを低く抑える事で、高金利・低手数料を実現している銀行が多いのも特徴です。
ネット銀行と一般的な銀行の違いは?
ネット銀行と一般的な銀行の違いは以下のようになります。
ネット銀行 | 一般的な銀行 | |
店舗の有無 | × | 〇 |
営業時間 | 24時間365日 | 窓口は9時~15時(一般の店舗でお昼の1時間を閉店している銀行もある ATMは時間外手数料がかかる場合も! |
金利 | 高い | 低い |
手数料 | 一般の銀行より安い 無料回数が多い |
窓口の手数料は高い インターネットバンキングもネット銀行よりは高め |
通帳・残高かk人 | 通帳なし | 通帳を発行している銀行が多い [発行するか選択できる銀行もある) |
一般的な銀行が向いている人は、インターネットが苦手で対面で相談したい方、インターネットのセキュリティ面に不安がある方です。
といっても、来店する時間は制限されますし、待ち時間手間などがあり、窓口の手続きは手数料が高いことがほとんどです。
一方、ネット銀行に向いている人は、インターネットの操作ができる方、手数料をできるだけ安く抑えたい方、来店する時間を省きたい方、いつでもどこでも取引したい方ということですね。
[2024年度版]ネット銀行オススメ人気ランキング!
ネット銀行初心者の方や、ネット銀行をメインバンクにしようと考えている方には、「高金利」「振込手数料・ATM手数料が安い」「経済圏との連携でポイントUP」「利便性」といった点を重視して考えると良いでしょう。
今回のランキングでは上記4点を重視しつつ、様々な項目を考慮してランキングに反映していますので、参考にしてくださいね。
1位:SBI新生銀行
優遇サービスの最大ランク「ダイヤモンド」になると、普通預金の金利が0.15%!
ATMも何度でも無料になりますし、振込手数料も50回まで無料になるのでお得です。
預入れから三ヶ月間は1%の金利を付けてくれるなど、新規口座開設の方限定の商品があるのも魅力ですね。
メリット
- ランクアップが簡単
- ATMの出金手数料が無制限で0円になる
- 振込の無料回数が最愛50回
- 取り扱いの通過数が多い
- 外貨普通預金 金利がネット銀行高水準
デメリット
- ペイジーの利用不可
- スマホ決済の口座に利用出来ない
- 銀行ローン取り扱い無し
SBI新生銀行は数は少ないですが、店舗を保有しているネット銀行になります。
何か困ったことがあれば相談できる窓口があるというのも安心ですね。
普通預金の金利を高くしたり、振込・ATM手数料を最大限に無料にするためには「ステップアッププログラム」という優遇サービスを上手く活用していく必要があります。
最大ランクが「ダイヤモンド」ランクとなっており、達成条件も簡単です。
ダイヤモンドランクになる条件は「SBI新生コネクト」に登録するだけ!
普通預金の金利が0.15%になる他、振込の無料回数が月50回(2024年5月末まで)まで無料、コンビニATMでの出金が何回でも無料になるのでSBI証券と連携してSBI新生コネクトに登録しましょう!
2位:住信SBIネット銀行
SBI証券口座に紐付けるだけで、普通預金の金利が0.03%になるので高金利を狙えます。
教育ローンや自動車ローンの取り扱いがあり、住宅ローンやカードローン、SBI証券口座を保有していれば金利を優遇してくれるサービスもありますよ。
一つの銀行にまとめたい気持ちがある方は、住信SBIネット銀行を視野に入れても良いと思います。
メリット
- 優遇サービスなしで5年定期が高水準
- 振込手数料・ATM出金手数料が最大20回
- 給与・年金受取でポイントが貯まり、500ptから現金に交換できる
- 住宅ローン金利が最低水準
デメリット
- ペイジーの利用不可
- ランク上げがしにくい
優遇サービスで定期預金の金利を高くする銀行はたくさんありますが、住信SBIネット銀行はランク問わず一律同じ金利であることが特徴ですね。
3位:ソニー銀行
米ドル建てでの外貨預金が高金利・低手数料なのは魅力的と言われています。
優遇サービスで最大ランクになると、対象ATMからの出金が何度でも無料になるというサービスも魅力ですね。
メリット
- 外貨普通預金の金利が高水準
- 優遇ステージ最大でATMの出金手数料が何度でも無料
- 外貨手数料がネット銀行最低水準
- 取り扱いの通過数が多くて選択肢がある
デメリット
- ペイジーの利用不可
- 銀行ローン取り扱い無し
ソニー銀行で魅力的なのは対象ATMの出金手数料が何度でも無料になることです。
無制限にする為には優遇プログラムClubSのステージをプラチナにする必要がありますよ。
プラチナになるためには「外貨資金(円換算額)」「投資信託残高」「20日時点の現金、保有ETFの円換算額の月末残高合計額が1,000万円以上に鳴ればOK!
といっても中々ハードルが高いので、設立投資信託を月3万円以上契約する事によるシルバーランクを目指してもいいと思います。
シルバーランクでも振込の無料回数は3~4回、ATMの出金手数料は7回と日常困らない回数だと思うので、狙い目でしょう。
4位:auじぶん銀行
生活経済圏をひとまとめにすることで、普通預金の金利が最大0.33%になります。
最大ランク「プレミアム」になるための条件は低く設定されているので、学生や主夫の方でも無理なく達成できそうというのも魅力ですね。
公共料金・通信費など契約することで住宅ローン金利が最大年0.15%引き下げられると言うのも嬉しい!
メリット
- 優遇サービスランクアップ条件が優しい
- au経済圏の人はお得になるサービスが豊富
- au経済圏以外でもメリットがある特典が満載
- Pontaポイントが貯まる
デメリット
- ペイジーの利用不可
- 銀行ローン取り扱い無し
auじぶん銀行はPontaポイントを貯める仕組みがたくさんあります。
中でも、新規口座開設した人に「auじぶん銀行ポイントで割引」という条件を達成すれば、Pontaポイントが2年間で最大4,800pt貰えるサービスがあります。
他にもauでんき×PAYカード×auじぶん銀行を組み合わせることで、お得にポイントゲットできちゃうので、携帯電話をauやQmobileで契約している方は経済圏を軸に考えて観ても良いと思います。
auじぶん銀行の普通預金金利は通常0.03%です。
最大の0.33%にするためには「auマネ活プラン」の加入が必須!
しかし加入しなくても「auPAYアプリで連携」「auPAYカード引落し」「auマネーコネクト設定」などをすることで、高金利となります。
5位:GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行「ハビト支店」の口座を開設して預け入れするだけで、100万円以下の部分は0.3%の高金利になります。
米ドル建ての外貨手数料は最低水準で、外国送金の手数料も安いので留学を検討している方には魅力だと思います。
メリット
- ペイジー利用可能(インターネットバンキングのみ)
- 証券コネクト口座だと金額とわず高金利(GMOクリック証券と連携)
- ハビト支店口座だと高金利
- 外貨為替手数料が安価
- 外貨普通預金の金利高水準
デメリット
- ハビト支店口座の普通預金金利が100万円以上の場合通常金利になる
- 銀行ローン取り扱い無し
学生など、まだお金が無い方や生活圏をまとめられず優遇サービスを上手く使えない方も、小額で高金利に預けられるのは魅力ですね。
さらに外国送金手数料も0円から受け付けていて、対象国も200カ国以上あるので、留学を検討している方も助かる口座だと思いますよ。
6位:イオン銀行
対象のキャッシュカードでイオン銀行ATMからの引き出しを24時間無料にしています。
イオン銀行のATMは全国に5万台以上あるので利便性もいいでしょう。
対象店舗でお買い物をするとWAONポイントがもらえます。
イオンカードセレクトで払うといつでも2倍ついて、毎日のお買い物で貯まったポイントを使ったり、他社のポイントに交換することもできるので便利。
PayPayや楽天ペイなど皆さんが使うスマホ決済アプリの口座振替サービスに利用も出来ますので、ストレスはあまりないのではないでしょうか?
メリット
- イオン銀行ATMで終日、出金手数料が無料で利便性抜群
- クレジットカードは欲しい特典によってセレクトできる
- スマホ決済の口座に幅広く対応している
- 銀行ローンは住宅ローン契約をしていれば更に低金利に!
- マネックス証券と業務提携したことで購入できる商品の幅が広い
デメリット
- ペイジーの利用不可
- セブン銀行ATMを利用できない
イオン銀行は、対象キャッシュカードによるイオンATMでの入出金が終日無料というサービスを提供しています。
土日も気にせず引き出せますし、全国に55,000台以上利用出来るATMがあるので、急に現金が必要になったとしても安心ですね。
ただし、提携しているコンビニATMにセブン銀行は含まれていないので注意しましょう。
セブン銀行で使えるようになれば完璧なんですけどね・・・。
7位:三井住友銀行Olive
キャッシュカード機能・クレジットカード機能・デビットカード機能が一つになっているOliveフレキシブルペイがあれば、お財布が整理できます。
スマホアプリで簡単に管理・資産の把握もできるので便利ですよ。
ナンバーレス・サインパネルレスを採用しており、他人から個人情報を盗み見さえる可能性が低いです。
万が一紛失しても、三井住友銀行窓口やアプリで簡単に手続き出来るので安心!
メリット
- ナンバーレスでセキュリティが◎
- 三井住友銀行のサービスなので信頼性が抜群
- クレジットカード×証券でお得
- ペイジーが利用可能
デメリット
- 普通預金と定期預金が他と比べて低い
都市銀行のサービスなので、普通預金や定期預金の金利については他行と比較して劣りますが、セキュリティ面、ネームバリュー、ローンの充実度は高いですね。
そして、三井住友銀行が発行している「三井住友カードゴールド(NL)」とSBI証券を掛け合わせることで、お得にポイントを貯める事ができます。
積立投資信託を契約するとクレカ積立ポイントがもらえますし、提携コンビニで最大20%の高還元率も目指せるので、メインにするとお得がいっぱいですよ。
Oliveは三井住友銀行の個人向け総合金融サービスで、スマホ1つで資産を管理することができ、管理しやすいのが特徴です。
メインで使う事によってお得な特典を受けることができたり、大手金融機関のサービスなのでセキュリティ面もしっかりしています。
ナンバーレスのカードを発行しているため、番号を盗み見される心配もありませんし、カード書面に署名欄がないサインパネルレスを使用しているため、個人情報を見られる心配がないのもいいですね。
8位:UI銀行
普通預金の金利が通常で0.1%と高金利なのが魅力!
優遇サービスはステージ5までありますが、きらぼし銀行の口座を紐付けないと、そもそも最大ステージまでいけないので注意しましょう。
メリット
- 通常金利で普通預金の金利高水準!
- 振込手数料・ATM手数料亜最大20回無料になる
デメリット
- 取り扱い商品が少ない
- 利用出来るATMが少ない
UI銀行は通常金利で0.1%と高金利です。
定期預金についても金額問わず3年ものは0.35%金利がつき、ネット銀行の中でも高水準と言えるでしょう。
「UIプラス」という優遇サービスを行って下り、ステージ5までいくとATMの出金手数料と振込手数料が月20回まで無料になります。
ステージについては基本的に預金残高によって決定され、最高ステージになるためには、きらぼし銀行とUI銀行の口座を開設し、一ヶ月の平均預金残高500万円以上保有という事で、条件としては厳しいのがデメリットでしょう。
9位:PayPay銀行
ATMは6行の金融機関と提携しており、コンビニATMも含まれるので利便性はとても良いです。
条件を達成すれば通常0.03%の金利が最大0.3%まで金利を高くすることができます。
メリット
- 毎月1回の入金と出金は利用料金に関わらず無料
- 手数料優遇の対象者で三万以上ATMでの入出金は何度でも無料
- キャッシュカードが無くてもスマホから現金を引き出せる(スマホATM)
- 住宅ローン変動金利がネット銀行の中で最低金利
デメリット
- 優遇条件が他の銀行と比べると厳しい
- 普通預金・定期預金の金利が他の銀行と比べて低い
- 振込の無料回数が0回からなのは辛い
まとめ
初心者にオススメのネット銀行ということで、ご紹介しました。
色々なネット銀行がありますが、ご自身のライフスタイルにあったネット銀行を見つけて下さいね。
ネット銀行を利用するとなると、PCや携帯の操作は必須です。
インターネットが苦手な方は操作が簡易的な銀行や、窓口がある店舗を選ぶのも良いと思いますよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。