消費者金融から借入をしている人は全国で1,000万人いるそうです。
その中で4社以上から借入している人は52万人、5社以上から借入している人は15万人もいるということ。
結論から言うと、他社借入4件以上でも借りられるってことなんでしょうね。
しかし、誰しもが審査に通過するわけではありません。
今回は借入件数が多いと審査に通らないのか?
詳しくご紹介しましょう。
記事の目次
消費者金融からの借入件数ごとの利用者数は?
消費者金融から借入している人のなかで、どれぐらいの人達が何社から借入しているのか?
JICCが発表したデータが以下になります。
借入件数 | 2025年 | 2024年 | 2023年 |
3社 | 98.9万人 | 92.1万人 | 85.8万人 |
4社 | 37.1万人 | 33.9万人 | 30.1万人 |
5社 | 14.9万人 | 13.8万人 | 12.1万人 |
総量規制が始まる前から4社以上借入している人もいますが、新たに4社、5社と借入している人も多いです。
他社借入件数が4件以上でも審査に通る事はありますが・・・
- 年収に対する借入額が少ない。
- 過去に延滞したことが無い
この2つが条件になっているようです。
現在の借入額や信用情報機関のクレヒスがとても重要と言えるでしょう。
信用情報機関に記録されるような長期間の延滞があったり、直近の入金状況で遅延が発生していると審査に落ちると言えます。
初めて借りる人が4社、5社から借りるのは難しいですが、既に3社から借りている人は、年収の3分の1以下なら4社目の審査に通る可能性はあるでしょう。
消費者金融4社から借入できるのは年収と他社借入件数のバランスが良い人
3社からの借入額が年収の3分の1以下なら、4社目の審査に通る可能性はあります。
適用されている限度額ではなく実際の借入額によって決まりますね。
年収や現在の借入状況によりますが、3社全て限度額一杯まで借りていたら、4社目の審査に通るのは難しいでしょう。
消費者金融で4社以上借りている人は多いですが、総量規制が始まる前から借りている人も含まれています。
今は、総量規制の関係で、消費者金乳からは年収の3分の1までしか借りられません。
2010年6月の改正貸金業法の完全施行により、貸金業者から借りられる額が年収の3分の1までに制限されたり、50万円超の借入には収入証明書の提出が必要になりました。
とはいえ、こちらは過剰な融資をしない、消費者を守るための改正なので問題はないでしょう。
借りたお金を返せない人に更にお金を貸すということを止めたということですね。
昔はドンドンお金を貸して、そして人間として終わっていく見たいな事もあったようですが、今は減ったと言えるでしょう。
ただし、そんな状況でもお金を貸してくれる会社が現在もあるのであれば、それは闇金だと思いますので、絶対に手は出してはいけませんよ。
年収と他社借入の金額で審査に通る可能性がわかる
年収と他社借入の金額で審査に通る可能性がある程度わかります。
下の表をご覧下さい。
年収 | 他社借入額 | 審査通過 |
300万円 | 30万円 | 〇 |
50万円 | 〇 | |
100万円 | × | |
400万円 | 30万円 | ◎ |
50万円 | 〇 | |
100万円 | △ | |
500万円 | 50万円 | ◎ |
100万円 | 〇 | |
150万円 | △ | |
600万円 | 50万円 | ◎ |
100万円 | 〇 | |
150万円 | △ | |
700万円 | 50万円 | ◎ |
100万円 | ◎ | |
150万円 | 〇 | |
800万円 | 100万円 | ◎ |
150万円 | ◎ | |
200万円 | 〇 | |
900万円 | 100万円 | ◎ |
150万円 | ◎ | |
200万円 | 〇 | |
1,000万円 | 100万円 | ◎ |
150万円 | ◎ | |
200万円 | ◎ |
×=審査に落ちる
△=審査に落ちる可能性が高い
〇=審査に通る可能性がある
◎=審査に通る可能性が高い
他社借入のある人が審査に通る可能性を考えて見たのが上の表です。
信用情報機関に異動情報や未払い情報はないと考えての表ですよ。
年収の3分の1を超える額を借りていなければ、審査に通るというわけでもありません。
銀行カードローンなら年収の2分の1まで借りられる可能性がありますが、それは利用実績のある人が増額して達する金額です。
既に100万円の借入がある人は、年収500万円以上はないと新たなカードローンの審査にとおるのは難しいでしょう。
既に200万円の借入がある人は、かなりの高収入でないと審査に通らないと思ってくださいね。
4社以上のカードローン審査に通る人の最低条件は?
3社の消費者金融から借入がある人でも4社目、5社目のカードローン審査に通る事はあります。
【4社以上のカードローン審査に通る条件】
- 年収に対して借入額が少ない
- 信用情報機関に異動情報がない
- 借入残高が総量規制の範囲内
- 借入枠に余裕がある
- 収入証明書が提出できる
この条件をクリアしていれば、複数社の審査に通る可能性があります。
重要なことは、年収に対して既存の借入額が少ないことです。
年収が高くても、総量規制一杯まで借りている人は、消費者金融でも銀行カードローンでも審査に通るのは難しいでしょう。
たとえば、年収が300万円でも、3社から10万円ずつ合計30万円借りている状況なら、総量規制に対する残りの借入可能枠が70万円あるので余裕があります。
また、年収が600万円で、既に100万円借りている人でも、残りの借入可能枠が100万円あるので余裕があるということですね。
逆に言うと年収が900万あっても、今までの借入が300万円あれば、それ以上は借入できないということです。
残りいくらまで借入できるかによって、新たに申し込むカードローンの審査結果は大きく変わるといえるでしょう。
消費者金融4社から借りていたときの体験談を紹介!
過去にプロミス・アコム・アイフル・レイクASAの4社から借りていたという人がいました。
銀行カードローンも3社契約があったということで、同時に7社の契約があったことになりますね。
その人は実際にどれぐらいのカードローン会社から借入できたのかを、以下の様な理由からだと述べています。
【7社のカードローン審査に通った理由】
- 年収がそれなりに高かった
- 1社毎の借入額が大きくなかった
- 一度も延滞したことがなかった
- 時間をかけて7社の審査を通過した
7社の申し込み時期が異なるので、年収についてはその都度違っていますが、平均年収よりも高かったということ。
それぞれのカードローンの限度額一杯まで借りていたわけではなく、多くても限度額の半分ぐらいの借入だったということもありますね。
また、借入件数が多く多重債務の状態でも、年収に対する借入額の総額が多くなければ、カードローンの審査に通る可能性はあります。
普通は4社・5社のカードローンに申し込む人は、既に全ての会社から限度額一杯まで借りている状態だと思いますが、この場合は違うと言うことですね。
重要なのは年収と借入額の割合です。
また、この人の大事な所は延滞を一度もしてなかったということでしょう。
だからこそ、消費者金融の方からの信頼があり、審査通過したともいえますね。
大手から借入出来ない人は中小消費者金融に申し込んでみよう!
たくさん借りていて大手消費者金融の申し込み先がなくなった人は、中小消費者金融も選択肢になります。
大手は年収が低い人や他社借入が多い人は、スコアリング審査の時点で落とされてしまいます。
しかし、中小消費者金融はスコアリング審査と友に、人間による審査もするので、総合診断で審査に通る事もありますよ。
信用情報機関に異動情報がある人はブラックですが、中小消費者金融はブラックでも相談に乗ってくれます。
中小消費者金融は、日本全国に1,000件以上ありますし、正規の登録番号がある貸金業者なら闇金ではありません。
地方にある街金でもネット申し込みができて、全国どこでも利用出来るところが多いです。
ただし即日融資は難しいので、早めに申し込みをするようにしましょう。
知名度のある中小消費者金融のご紹介!
大手消費者金融はCMなどでもバンバン流れているので、名前を知っている人は多いでしょうが、中小消費者金融でも名前が知られているところがあるので、そちらをご紹介しましょう。
消費者金融 | 本社所在地 | 審査時間 | 限度額 |
フタバ | 東京都 | 最短即日 | 50万円 |
セントラル | 愛媛県 | 最短即日 | 300万円 |
フクホー | 大阪府 | 最短即日 | 200万円 |
いつも | 高知県 | 最短45秒 | 500万円 |
ダイレクトワン | 静岡県 | 最短即日 | 300万円 |
ベルーナノーティス | 埼玉県 | 最短30分 | 300万円 |
ティー・アンド・エス | 東京都 | 最短即日 | 100万円 |
デイリーキャッシング | 東京都 | 最短30分 | 300万円 |
他にも色々ありますが、地方にもたくさんあります。
大手消費者金融がダメでしたら、地元の中小消費者金融を探してみるのも良いと思いますね。
消費者金融から借入出来るのは年収の3分の1まで
消費者金融には総量規制があるので、すでに年収の3分の1を超える額を借りてる人は、新たに消費者金融に申し込んでも審査に通りません。
年収の3分の1を超える借入がない人は、審査に通る可能性があります。
年収が高いほど審査に有利ですが、年収400万円以上の人はクレジットスコアが高くなります。
年収 | 借入可能額 |
80万円 | 26万円 |
100万円 | 33万円 |
150万円 | 50万円 |
200万円 | 66万円 |
250万円 | 83万円 |
300万円 | 100万円 |
400万円 | 133万円 |
500万円 | 166万円 |
600万円 | 200万円 |
700万円 | 233万円 |
800万円 | 266万円 |
900万円 | 300万円 |
1,000万円 | 333万円 |
この金額は1社当たりの借入可能額ではなく、消費者金融、信販会社、クレジットカードのキャッシングを全て含めた借入可能額です。
現在の借入残高が年収の3分の1を越えている人は、新たにカードローンで借りる事はできません。
- 他社借入額+新規契約の限度額⇒年収の3分の1以下
これが総量規制のルールです。
新たに消費者金融の申込みをするときは、他社借入残高とこれから契約するカードローンの限度額を足した額が、年収の3分の1までに抑えられます。
たとえば年収300万円の人は、最大100万円まで借りられます。
既に他社から90万円借りている場合は、残りの借入枠は10万円になりますね。
この状況で4社目、5社目のカードローン審査を受けても、おそらく審査には通らないでしょう。
消費者金融は3社までしか借りられないというのは都市伝説!
大手消費者金融が3件規定というルールを作りましたが、それは昔の話です。
3件規定は、法的効力があったわけではなく、申し合わせのようなものですね。
3件規定は1990年代に「プロミス・アコム・アイフル・武富士・三洋信販」の消費者金融5社によって創られました。
3件規制や3件ルールとも呼ばれていて、「消費者金融からの借入件数は3件あでにしましょう」とい一応のルールが設けられました。
しかし、当時から100%守られていたわけではなく、ルールが創られたのは改正貸金業法が施行される前です。
現在でも消費者金融は3件までしか借りられないと思っている人もいますが、実際には4件、5件と借りている人はたくさんいます。
13万人以上が5社以上の消費者金融から借りている!
昔よりも多重債務者が減ったとは言われていますが、他社借入が5件以上ある人もまだまだ多いです。
借入件数 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
1社 | 657.0万人 | 648.0万人 | 642.5万人 | 656.5万人 |
2社 | 233.4万人 | 225,7万人 | 219.4万人 | 222.3万人 |
3社 | 92.1万人 | 85.8万人 | 80.1万人 | 80.0万人 |
4社 | 33.9万人 | 30.1万人 | 26.4万人 | 25.2万人 |
5社以上 | 13.8万人 | 12.1万人 | 9.9万人 | 9.0万人 |
合計 | 1030.3万人 | 1001.7万人 | 978.3万人 | 993.0万人 |
1人当たり | 56.3万人 | 55.2万円 | 54.4万円 | 53.9万円 |
1契約当たり | 36.0万円 | 35.8万円 | 36.0万円 | 35.9万円 |
上記の表を見ると借入している人も増えていますが、複数社から借入している人も増えているのが分かります。
言える事は、4社以上でも借入は出来ると言う事ですね。
まとめ
他社借入件数4社以上だと審査に通過できるのかどうかを調査しました。
結果としては4社以上でも借入は可能ということがわかります。
ただし、その為には規制規制内に納まって入るのか?
そして延滞などがないのかなどが重視されます。
消費者金融としても返せない相手には貸さないので、現在の状況が問われるということですね。
また大手消費者金融よりも中小消費者金融の方が審査は甘めになるので、そちらを申し込んでみるのもいいでしょう。
とはいえ、自分で返済計画をたてて利用してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。