大手の消費者金融はテレビなどでCMを流していますが、中小の消費者金融はどれほどの数があるのでしょうか?
また大手消費者金融よりも審査が甘いと言う噂がありますが、本当なのかな?
中小の消費者金融はヤミ金ってイメージもありますが、実際はどうなのか?
今回は大手と中小の消費者金融の違いやどんな中小消費者金融があるのか?
そして、ヤミ金との見分け方についてもご紹介しましょう。
記事の目次
大手と中小消費者金融は何が違うの?
中小の消費者金融は、アコムやプロミス、アイフルなどの大手消費者金融と比べて利用者のタイプやサービスなどに違いがあります。
大手消費者金融の場合は「初めて借入する人」を利用者のターゲットに、様々なサービスを展開していて、手続きなども簡単に住ませる事が出来るようになっています。
しかし中小消費者金融は、すでに複数社借入をしている人向けにも独自の審査基準で貸付を行っていますよ。
安全に利用できる中小消費者金融一覧をご紹介!
中小消費者金融は大手のようにテレビCMなども行っていないため、「本当に安全に利用出来るの?」と心配する人も多いのではないでしょうか?
しかし、利用者に利便性の高い独自のシステムを展開しているところや、地元に密着したサービスを行っている所など、安心して利用できる会社は数多く存在しています。
そこで安心して利用出来る中小消費者金融の一覧をご紹介しましょう。
社名・サービス名 | 金利 | 限度額 | 即日融資 |
フタバ | 年14.959~17.950% | 1~200万円 | 可能 |
フクホー | 年7.30~18.0% | 1~200万円 | 来店すれば可能 |
セントラル | 年4.80~18.0% | 1~300万円 | 可能 |
AZ株式会社 | 年7.0~18.0% | 1~300万円 | 可能 |
アロー | 年15.0~19.94% | 最大200万円 | 可能 |
キャレント | 年7.8~18.0% | 1~500万円 | 可能 |
いつも | 年7.0~18.0% | 1~50万円 | 可能 |
スカイオフィス | 年15.0~20.0% | 1~50万円 | 可能 |
アルコシステム | 年15.0~20.0% | 1~50万円 | 可能 |
アルク | 年18.0% | 1~50万円 | 可能 |
ユニーファイナンス | 年12.0~17.95% | 1~300万円 | 不可 |
ライオンズリース | 年15.0~20.0% | 1~300万円 | 可能 |
キャネット | 年15.0~20.0% | 5~50万円 | 可能 |
エイワ | 年17.9507%~ | 1~50万円 | 可能 |
関東信販フリーローン | 年16.98% | 5~99万円 | 不可 |
ニチデン | 年7.3~17.52% | 1~50万円 | 14時までに申し込めば可能 |
キャッシングスペース | 年8.0~18.0% | 1~500万円 | 可能 |
プログレス | 年15.0~18.0% | 5~50万円 | 可能 |
ビアイジ | 年12.0~18.0% | 1~200万円 | 可能 |
ダイレクトワン | 年4.9~20.0% | 1~300万円 | 可能 |
ノーローン | 年4.9~18.0% | 1~300万円 | 可能 |
マイフィナンシア | 年14.95~17.95% | 1~100万円 | 不可 |
アストローン | 年14.9285~17.9215% | 5~100万円 | 可能 |
グットファイナンス | 年10.0~20.0% | 最大1000万円 | 不可 |
有限会社プラン | 年15.0~20.0% | 1~50万円 | 不可 |
ショーエイ | 年15.0~20.0% | 1~100万円 | 不可 |
こちらに載せたのも全部ではありません。
他にも中小消費者金融は数多く存在していますよ。
あくまでこの表の中に記載があるのは、代表的な金融機関になっていて、ここに記載が無いからといって危険な業者ということではありませんので、お間違いのないように。
中小消費者金融での即日融資はハードルが高い!
大手消費者金融では即日融資してくれるところが多いですが、中小消費者金融の場合は、即日融資はハードルが高いと言われています。
原因1:契約手続きに時間がかかる
中小消費者金融では、申し込みをしたその日のうちに借入をする即日融資の難易度も異なります。
大手消費者金融では、インターネット上で必要書類を送付するだけで、契約手続きを済ませることができるケースもありますが、中小消費者金融では住民票などの書類を提出する必要があったり、決められた時間内に来店しないと契約手続きができないことが多くあります。
そのため、大手消費者金融に比較すると申し込みをしたその日のうちに、借入をすることのハードルは高いと言えますね。
原因2:銀行振込での融資が多い
大手消費者金融では、自動契約機でカードローンの発行が行えたり、インターネットと提携ATMを利用する事で、すぐに借入できますが、中小消費者金融では銀行振込での融資が圧倒的に多いです。
基本的に銀行は平日の9時~15時までしか送金する事ができず、時間が限られているのも、即日融資を実現するハードルを上げている原因と言えるでしょう。
大手に比べて中小消費者金融は審査が甘いのか?
気になっている人も多いであろう、この問題ですが、実際はどうなんでしょうか?
大手よりも中小消費者金融の方が審査に通りやすいのか?
こちらですが、中小消費者金融の審査が甘いと言うことではありません。
ただし、大手消費者金融とは行われる審査のシステムが異なるので、大手では審査におちたけど、中小消費者金融では借入出来たと言うケースはあります。
中小消費者金融ではスコアリング審査ではない総合的な審査が行われる
大手の消費者金融の審査では、申込者の情報を点数化し、評価を加えるスコアリング審査を行っています。
ほぼ自動的に申込者の入力した情報に対する点数が融資の可否を判断するシステムで、大手消費者金融のように多数の申し込みがあっても即日で審査をこなすことを可能にしています。
一方で、中小消費者金融では、会社にもよりますが、申込者の情報に加えて窓口での人物評価が加わります。
それぞれの会社の規定に基づく人物評価によって融資の可否を判断しているんですね。
これにより、スコアリング審査方式のように一定の基準以下の申し込みが自動で可否されるようなことがなくなるため、大手とは異なる結果が出ることがあります。
信用情報照会は行われる
中小消費者金融の審査でも信用情報の照会は行われます。
ただし、過去の金融取引における情報にあわせて、現在の返済能力に着目した審査が行われる傾向にあるようです。
そのため、大手消費者金融の審査において、信用情報でほぼ自動的に否決されてし合う人であっても、中小消費者金融で審査にとおる可能性がないとは言い切れません。
勤務先への在籍確認も行われる
他にも大手消費者金融と同じように中小消費者金融の審査でも、原則電話連絡による在籍確認は行われます。
しかし、相談する事で、電話連絡以外の方法に変更してもらえる可能性もあります。
大手の審査と同様に、この在籍確認に時間がかかってしまうと、その分借入出来るタイミングもどんどん遅くなってしまいますので、注意しましょう。
中小消費者金融=ヤミ金ではない!
中小消費者金融は正規の安心して利用できる会社であっても、名前を聞いたとが無い事も多く、誤ってヤミ金を選択してしまう恐れがあります。
法外な金利での融資や悪質な取り立て行為などが行われており、ヤミ金に手を出してしまうと生活が脅かされてしまいます。
そのため、急ぎで借入先を決めなくてはならない状況であっても、申込先は慎重に選ばなくてはなりません。
正規の業者とヤミ金を区別する方法
正規の中小消費者金融とヤミ金を区別する方法をご紹介しましょう。
1.金融庁公式HPで登録番号を確認する
正規で貸金業をしている会社は必ず登録しています。
金融庁のホームページ上で申込先が登録貸金業者として正規に登録されているか確認しましょう。
また、都道府県や財務局へ最新情報を確認する事も出来ますよ。
2.違法なサービスがないか確認する
違法なサービス | なぜ違法なのか |
年20.0%を越える金利 | 明かな利息制限法違反。 |
無職の方歓迎 | 総量規制違反。収入の無い人に融資を行う消費者金融はありません。 |
無審査・在籍確認なし | 適切な審査をしないと貸金業法違反になります。 |
「審査なし」「在籍確認無し」「ブラックでもOK」など、甘い言葉でお金に困っている利用者を引き寄せるのも、ヤミ金の特徴の一つです。
上記のような甘い条件は法律違反となっている可能性が高く、これらの文言を見つけた場合、その金融機関には絶対に手を出してはいけません。
3.ヤミ金リストやヤミ金の検索を利用する
金融庁では、貸金業者として無登録でありながら、貸付や債権回収に関する勧誘広告などを行っていると判明した業者について公表しています。
つまり、ヤミ金業者をリストアップすることで、ヤミ金の撲滅を進めているんですね。
また、日本貸金業協会ではヤミ金を検索出来るページを設置していますので、リストとあわせて活用することで接触を防ぐ事ができますよ。
大手消費者金融を諦められない人はココをチェック!
大手より中小消費者金融の方が審査が甘いと思っている人もいるかもしれませんが、その認識は正しいとは言えません。
大手は機械的な審査をしているので、一定の水準に達しない場合は、即審査落ちになってしまうというだけです。
実際には、その人に返済能力があるかどうかが問題なので、返済能力に問題があれば大手でも中小でも審査には落ちると言えるでしょう。
利便性が高いのは大手のカードローン
審査はその人の返済能力によってきまるので、大手・中小というのはさほど重要なポイントではありません。
なのでシンプルに利便性を重視したカードローン選びをするのが良いですよ。
大手のカードローンだと提携ATMが多く、借入・返済の対応時間は長いので利便性に長けています。
長く利用するのであれば、利便性の面で借入・返済がしやすいというのは重要なポイントです。
自分の返済能力に問題があるか確認しよう!
自分の返済能力がどれくらいなのか、しっかりと把握することが大事です。
審査に落ちる原因はいくつかありますが、主に確認しておくべきポイントは以下の3つですね。
【返済能力を確認するポイント】
- 毎月安定した収入があるのか
- 自身の年収に対して借入が多くないか
- 過去に返済のトラブルを起こしていないか
収入が安定していない人は審査に落ちてしまいます。
毎月決まったお金が入らない人に、借金は返せませんよね。
また年収以上に借入が多い人も審査には通らないでしょう。
総量規制という制度があり、消費者金融はその人の年収の3分の1までしかお金を貸すことが出来ません。
例えば、他の金融機関から多額の融資を受けていて、多数の金融機関から借入を行っているのなら、審査は落ちてしまうでしょう。
そして過去に返済のトラブルを起こしている人も審査には通りませんよ。
過去に返済の遅延があったりすると、きちんと返済する人が出来ない人と思われて、審査に不合格になります。
審査落ちの原因に心当たりがないのならば、審査に通る可能性はある
先程説明した「収入が無い」「他社借入が多い」「過去に返済トラブルがあった」という原因に心当たりが無い場合は、大手のカードローンを利用出来る可能性があります。
カードローン審査に落ちる原因として、情報入力のミスだったり、電話連絡がとれなかった等が挙げられます。
こうした些細なミスで落ちてしまうケースもあるので、別の大手消費者金融に申し込みをしたら通過したというケースもありますよ。
なので、中小消費者金融を利用したいというこだわりが無ければ、他の大手消費者金融での申し込みを検討するのも一つの手ですね。
大手と呼ばれる消費者金融はこの5社!
一般的に大手と呼ばれる消費者金融は「プロミス」「アイフル」「アコム」「SMBCモビット」「レイクALSA」の5社になります。
どの会社も大手と呼ばれるだけ有り、簡易診断やネット申し込み、即日開始など便利なサービスが完備されていますよ。
それぞれの会社が異なった審査基準を設けているので、この中の一社に落ちてしまったと言う人も、他の会社へ一度申し込みをしても良いでしょう。
まとめ
中小消費者金融へ申し込みをしようとしてる人に覚えておいてほしいポイントは、「中小だからといって甘くない」と言う事です。
大手消費者金融と中小の審査の仕組みが異なるだけで、審査の厳しさはそれほど変わりません。
そもそも審査は「申込者が返済能力をもっているかどうか」を確かめる手続きです。
返済能力が無い人は、大手だろうと中小だろうと審査に落ちますよ。
まずは自分の返済能力をきちんと確認してから、使いやすいカードローンを選ぶというのが重要なポイントです。