お金が必要になった際に、手軽に利用できる金融機関は非常に便利な存在です。
しかし、返済が滞ってしまい、完済できないという人がいるのも事実で、このような生活が続くと、精神的にストレスを感じるようになってしまいます。
そこで今回は、賢く借金を返すコツについてご紹介します。
借金が雪だるま式に膨れ上がるような事態を避けるために、適切な利用方法を身に付けましょう。
金融機関を利用している方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事の目次
返済方式を確認する
まず初めに、今後の計画を立てるところから始めましょう。
借金返済は早ければ早いほど良いとされており、「随時返済」は、より負担を軽減できる手段として各社で採用、されています。
ここでは、この2つの方式について詳しく解説していきます。
約定返済について
一般的に、毎月少額ずつ支払う「リボ払い」という方式を採用しています。
残高スライド方式とは、利用残高に応じて、手数料を含む毎月の返済額が増減する仕組みになっています。
一方で元利定額返済方式とは、元金と利息を合わせた一定額に固定する方式です。
この2つを組み合わせたのが「残高スライド元利定額返済方式」で、それぞれの特性を兼ね備えており、消費者金融や銀行系のカードローンで採用されています。
随時返済について
臨時・追加・繰り上げ返済などと言われることもありますが、金銭的に余裕がある場合に利用するのが一般的です。
これを利用すると、全てが充てられるため、利息の負担を軽減できるというメリットがあり、非常に効率の良い方法だと言えます。
「元金が減る=利息が減る」ということでもあるため、支払いの負担を少しでも軽減するために、<金銭的に余裕がある場合は積極的に行ってください。
効率的に完済するコツ
カードローンはその便利さから、ついつい利用する回数が増えてしまうことがあります。
しかし、以下のことを意識したり、利用したりすることで、効率良く完済できる可能性が高くなります。
自分が置かれている状況を把握する
利用総額、残高、金利など、現時点での状況を把握することが非常に重要です。
また、利用状況だけではなく、自分の返済能力で対応できるかどうか考えることで、適切な利用が可能になります。
2つのバランスを考え、計画的に返済を行うのが楽に完済するための近道です。
支出・収入を把握する
日常生活や仕事といった私生活での支出・収入など、お金の流れを把握することによって、少しでも負担を軽減できます。
最近では、クレジットカードやキャッシュカード、口座の情報登録でスマホと連携させ、自動的にお金の流れを可視化してくれる便利なアプリもあるため、ぜひ活用してみてはいかがでし
計画を立てたら行動に移す
これからどのように返済をするのか、具体的な計画を立てましょう。
行動を起こさなければ何も状況は変わらないので、どんな些細なことでも、まずはできることから始めてみましょう。
ょうか?
各社に相談する
どうしても期限までに間に合わないことが分かったら、利用している機関に相談してみてください。
あらかじめ連絡しておくことで、その時の状況に合わせて指示をしてもらえます。
「おまとめローン」の利用
2社以上の消費者金融から融資を受けている方に向けた各社の商品です。
しかし、おまとめローンを利用することによるデメリットもあります。
また、おまとめローンを利用するには必ず審査を通過しなければいけないため、もし審査に通過しなかった場合は、1つにまとめることができなくなります。
絶対にやってはいけないこと
上手に借金を返済する方法には様々な手段があります。
正しい知識や適切な返済方法を知ることが大切なので、以下では、絶対にやっていはいけないことについてご紹介します。
月々の返済額の設定に注意
無理のない範囲で行うのが前提ですが、月々の返済額があまりにも少ない金額で設定されている場合、損をしてしまっている可能性があります。
また、いつどこでお金が必要になるかは予想できないため、返済期間中に別件で出費がないとは言い切れません。
完済するまでの期間が長ければ長いほど、精神的に受けるダメージも大きくなります。
他社からの融資を利用
返済するためのお金がなく、返済期日が迫っていた場合、とにかくその分を賄うために、他社から新たに借入をするといったケースが多々見られます。
例えば、最初の契約で50万円借入をして、月々1万円ずつ返済しているとします。
最初に契約した会社の期限に間に合うように、異なる機関から貸付を行うと、プラスで料金が発生してしまいます。
たとえ、その場を乗り切ることができたとしても、計画的ではない借入は必ず後に後悔してしまいます。
完済できない人の特徴
以下は、完済できない人に共通する主な特徴です。
・全く計画を立てずに、思いつきで行動している
・どうにかなると思い、自分の状況を楽観視している
どのような手段を選択するかが状況を左右します。
各社が提供するサービスを活用したり、現時点で自分が置かれている状況について考える必要があります。
今回の記事で解説したことを参考にして、返済計画を立ててみてください。
また、返済について、借金問題や債務整理を得意とする弁護士や司法書士事務所などに相談するのも選択肢の一つです。